何と14年ぶりにこのカテゴリーの記事書きます
自らのオールタイムベストの作品を思いれ一杯に書く自己満足の長文カテゴリー
しかし今回の第5回は映画でなく海外のTVドラマでして、なので特別編と付けさせて頂きました
活字に疲れた昨今にしては頑張ったつもりの19000字弱…(笑)
興味ない方はスルーを
先日記事にも書きましたが俳優の隆大介さんが亡くなられました
私は俳優としてよりこの「特捜刑事マイアミバイス」の主人公のドン・ジョンソンの吹き替えの印象が強いんですね
そんな隆大介さんへの追悼も込めて…
「マイアミバイス」は私が80年代に好んで見てた海外TVドラマです
そもそも日本で放送される前はCICビクタービデオからビデオリリースされてまして、町のレンタルビデオ屋さんにも並んでおりました
第一話に入る前のパイロット版だったんですが、私が通ってた寺田町のレンタルビデオボンドにもありまして、そこでレンタルしたのが最初でした
当時ボンドのバイトの兄ちゃんと親しくなってまして、この兄ちゃんがなかなかの映画通と言うレンタルビデオ店員の鑑のような方で(笑)特にホラー映画に精通していて、デッドゾーンやクリープショーなどまだ日本で公開される前からこの映画達の存在を教えられてたもんです
マイアミバイスもこの兄ちゃんの強いオススメで借りたのでございます
そもそも日本で放送される前はCICビクタービデオからビデオリリースされてまして、町のレンタルビデオ屋さんにも並んでおりました
第一話に入る前のパイロット版だったんですが、私が通ってた寺田町のレンタルビデオボンドにもありまして、そこでレンタルしたのが最初でした
当時ボンドのバイトの兄ちゃんと親しくなってまして、この兄ちゃんがなかなかの映画通と言うレンタルビデオ店員の鑑のような方で(笑)特にホラー映画に精通していて、デッドゾーンやクリープショーなどまだ日本で公開される前からこの映画達の存在を教えられてたもんです
マイアミバイスもこの兄ちゃんの強いオススメで借りたのでございます
↑リリース当時のビデオパッケージ
どうせTVシリーズやろから…と言う冷めた感じで余り期待せず見たら、なかなかどうしてテンポ良くドラマが展開して行き、いつしか主人公2人のキャラに魅せられた訳であります
ドン・ジョンソンめちゃカッコええやん!
「へーおもろいやん!音楽もカッコよくかかるし!」
到底刑事に見えないファッションも斬新
ピンクなどのパステルカラーのシャツに真っ白なジャケットやベルサーチやアルマーニなどの高級ブランドのスーツ…それらを着こなす2人がフェラーリをかっ飛ばし、随所で見せるガンアクションは構えや撃ち方もリアリティに表現される本格派ドラマ
そしてMTV COPとか言われるだけにバックに流れる音楽がヒットチャートを賑わすナンバーだったり、有名な名曲や最新アーティストの曲などがバンバン流れる!
映画と音楽が好きなものに取っては一粒で二度美味しいドラマでありました
麻薬王に殺された刑事の兄の仇を打つべく単身マイアミに乗り込んできたニューヨークの刑事のリカルド・タブスとマイアミの麻薬特捜班の刑事ソニー・クロケットが麻薬王の組織をを追い詰める物語がパイロット版の実質の第一話で、以後は麻薬組織とコンタクト取るのに潜入捜査官として名前を変えて毎回潜入捜査をして犯人達を追い詰めていく展開になります
「へーおもろいやん!音楽もカッコよくかかるし!」
到底刑事に見えないファッションも斬新
ピンクなどのパステルカラーのシャツに真っ白なジャケットやベルサーチやアルマーニなどの高級ブランドのスーツ…それらを着こなす2人がフェラーリをかっ飛ばし、随所で見せるガンアクションは構えや撃ち方もリアリティに表現される本格派ドラマ
そしてMTV COPとか言われるだけにバックに流れる音楽がヒットチャートを賑わすナンバーだったり、有名な名曲や最新アーティストの曲などがバンバン流れる!
映画と音楽が好きなものに取っては一粒で二度美味しいドラマでありました
麻薬王に殺された刑事の兄の仇を打つべく単身マイアミに乗り込んできたニューヨークの刑事のリカルド・タブスとマイアミの麻薬特捜班の刑事ソニー・クロケットが麻薬王の組織をを追い詰める物語がパイロット版の実質の第一話で、以後は麻薬組織とコンタクト取るのに潜入捜査官として名前を変えて毎回潜入捜査をして犯人達を追い詰めていく展開になります
またこのパイロット版ではシンディ・ローパー、フィル・コリンズ、ライオネル・リッチーなどの曲が随所に使われて 、特にクライマックスに麻薬王逮捕に向かうべく夜のマイアミの町を疾走するフェラーリに被さるように流れるフィル・コリンズ「♪夜の囁き」は音楽とスタイリッシュな映像が見事に合わさった名場面となっています
音楽はヤン・ハマー
このドラマで一気に時の人になりました
この作品のサントラアルバムは全米1位になったほどです
色んなアーティストの音楽を映画のように絶妙に挿入されますが、ヤン・ハマー作曲による劇中のスコアもいいんですよね
特に「クロケットのテーマ」は哀愁帯びたメロディが印象的な名曲です
以後TVシリーズとして正式にマイアミの刑事になったタブスとソニーの活躍が描かれて行きます
またビデオでは第二弾として「マイアミバイス2 ニューヨークコネクション」と言うタイトルで90分程のパイロット版が登場
こちらはいわゆるシーズン2の始まりです
コロンビアの麻薬犯を追ってソニーとタブスがニューヨークに飛ぶ
非協力な現地警察、謎の女の存在等ポリスアクションによくある設定の中マイアミのシャレたファッションの刑事がニューヨークの街に溶け込みます
何と言ってもドンジョンソンがニューヨークの夜の街を1人で歩くシーンに被るグレン・フライの名曲「ユービロング・トゥ・ザ・シティ」が最高です!
まさにMTVのPV見てるかのようで、シリーズ中私の1番好きなシーンです
他にもヒューイルイス&ザ・ニュース、フィル・コリンズの楽曲も印象的です
前作以上にアクションも多く、またスローモーションを効果的に使い映像的にも凝ってます
監督はあの海外ドラマ「刑事スタスキー&ハッチ」のスタスキー刑事でお馴染みのポール・マイケル・グレイザーです
その後「マイアミバイス3 カルデロンの復讐」と言うタイトルでシーズン1で前編と後編で分けて放送されたのを一つにまとめたのがリリースされました
こちらはパイロット版でタブスの兄をニューヨークで殺した麻薬王カルデロンと最後の対決が描かれ、ラストに流れるティナターナーの「ホワッツ・ラヴ・ゴット・トゥ・ドゥ・ウィズ・イット」
は印象的な使われた方でこれまた映像とマッチしてめちゃくちゃカッコいいエンディングになっています
因みに続いて「マイアミバイス4」「マイアミバイス5」とビデオが続けてリリースされましたが、こちらはテレビシリーズのエピソードをいくつか抜粋して収録されたものになってます
そして1986年の春からテレビ東京系列で待望のテレビシリーズの放送がスタート!
「特捜刑事 マイアミ・バイス」のタイトルで
関西ではテレビ大阪で火曜の夜9時からの放送で毎週見てましたね
毎回贅沢に色んな曲がかかり、またフィルコリンズやグレンフライ、ウィリーネルソンそして若きリーアムニーソン、ブルースウィルス、ジュリアロバーツ、ローレンスフィッシュバーン、メラニーグリフィスなどなど今となっては多彩で豪華なゲスト陣が華を添えて降りました
主人公のソニー刑事扮するドン・ジョンソンの声は先日亡くられた隆大介さん、相棒のタブス刑事扮するフィリップ・マイケル・トーマスの声は尾藤イサオさんが当ててましたが、タブス=尾藤さんはイメージピッタリでしたが、ソニー=隆大介さんはちょっと違う感が…てか隆大介は余り吹き替えが上手では無さそうと言うのが第一印象でした
しかしシリーズが進むに連れ、それも馴染んで来まして段々とドンジョンソンと隆大介さんが一致するようになり、今ではドンジョンソンは…少なくともソニー刑事は隆大介さんでないと思っています
またバイスの他の刑事達も個性的な面々ですが、特にエドワード・J・オルモス(声=青野武)扮する上司のキャステロ警部のひたすら堅物な人物像は型破りな主人公達と対比的な存在感でまた違った意味で印象的なキャラ
↑マイアミバイスの刑事の面々
前例中央がエドワードJオルモス扮するキャステロ警部
ドラマはエピソード的にはつまらないのもありましたが(笑)
単に1話完結ながら人間模様などのサイドストーリーがあり、また単に悪をやっつけてめでたしと言うお決まりパターンだけでなく、結局犯人を逮捕出来ず終わったり、せっかく逮捕したのに釈放されたり、または守ってきた証人を最後の最後に殺されてしまったりとアンハッピーエンディングが随所にあり、意外とアクションドラマと言うより刑事ドラマと言う意外に地味な側面を感じます
日本ではシーズン4に入るくらいで低視聴率のため打切りになりました
因みに後にcsで全話放送が実現したようですが…
TVシリーズ放送時に次回予告編の時に隆大介さんと尾藤イサオさんによる掛け合いがあるんですが、予告編の映像に関係の無い会話をソニーとタブスが話ししてるようで毎回楽しみでした
DVD版には収録されてないのが残念
因みにVHSビデオテープでTV大阪放映時に録画したのを数エピソード持ってまして、そこには入っていて貴重なコレクションとし保管しています
↑コリン・ファレルのソニーとジェイミー・フォックスのタブスの劇場版「マイアミバイス」
やがて放送から20年経ち、劇場版としてリメイクされたのはびっくりしましたね
監督はマイケル・マン!
マイアミバイスのTVシリーズで製作をしていた彼が監督と知り、少なくとも変なのにはならないだろうと思いました
主演はソニー役がドンジョンソンが推したと言うコリンファレル、タブスがジェイミーフォックスとまずまずのキャスティングだと思いました
ただソニーはちょっとワイルドな雰囲気で若干違うかな〜(笑)
ただ良かったのは冒頭にユニバーサルの地球のマークがいつものように出て来ますが、無音で出てきまして、そして画面が本編にパッと切り替わる同時に音楽流れるクラブのシーンに入ります(流れる曲がジェイ・Zとリンキンパークの「Numb」!)
この入り方の間合いがマイアミバイスなんですね
TVシリーズの冒頭の始まりを再現してくれたようで、音がドンと入る効果出す為にユニバーサルのロゴのとこは無音にした?と勝手に解釈しております
映画としては面白かったけど、80年代の煌びやかな雰囲気は当然なくて、現代のマイアミバイスでしたね
どちらかと言うとちょっと暗い雰囲気だったような印象です
やはり衣装をシーンの背景に合わせたりするパステルカラーを中心にした色彩にもこだわりを見せてたオリジナル版の雰囲気が私はマイアミバイスだと思います
↑映画版のキャスト
↑オリジナルのTV版キャスト
日本では大ブレイクまでは行かなかったけど、海外ドラマ史に残る作品だとは思います
今でも時々見たくなりますね
長い長文失礼しました
最後はキャステロ警部の声を当てる青野武さんによる日本独自の冒頭のOPのナレーションで締めたいと思います
バックに流れるのはもちろんマイアミの風景と共にヤン・ハマーのThe Original Miami Vice Theme
マイアミ…青い海、輝く太陽…ここは、フロリダ半島最大の都市
キューバを、カリブを、そして南米を臨むアメリカ合衆国の南の玄関口
豪華なヨット、高級レストラン
ここはアメリカの、いや世界最高の楽園
しかし、この美しい街にももう一つの顔がある
麻薬、武器、売春などの犯罪がうごめく
その凶悪な暴力犯罪組織に潜入し、敢然と立ち向かう命知らずの特捜刑事たち
その名はマイアミバイス!