MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.04「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」

2022-01-23 00:06:00 | 2022年劇場鑑賞





また何年周期で公開されるスパイダーマンか
と思ってかつての悪役が集結くらいの特に予備知識無しで見たら、とんでもない思わぬ傑作でした

スパイダーマンの正体がピーター・パーカーだと世間に知れ渡った為ドクター・ストレンジに頼んで世間の記憶を消そうと試みたら失敗しその時に出来た時空の歪みからかつてのスパイダーマンの宿敵達が別世界から現れる…
スパイダーマンのグリーンゴブリン(演ずるはもちろんウィレム・デフォー)、「スパイダーマン2」からドクターオクトパス、「スパイダーマン3」からサンドマン、「アメイジング・スパイダーマン」からリザード、「アメイジング・スパイダーマン2」からエレクトロとオリジナルキャストによる旧スパイダーマンシリーズの宿敵が現在のスパイダーマンに襲いかかる!

それだけでも中々の興奮ものだが更に旧スパイダーマンが同じく別世界からやってくる!
「スパイダーマン」シリーズのトビー・マグワイア、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズからアンドリュー・ガーフィールドが現ピーターのトム・ホランドの前に姿を表す!
パラレルワールドが産み出す3世代のスパイダーマンの共演!
劇場版平成仮面ライダーシリーズの如く(笑)スパイダーマンが3人並び立つファン熱狂の作品なのです

トビー・マグワイアがいい中年になってて、「腰がちょっと…」と言えばアンドリュー・ガーフィーリドのストレッチして上げたり、マグワイアがやたらアンドリューに向かって「君はアメージングだよ」と言ったり(笑)
トビー・マグワイアか蜘蛛の糸を手首の中から放てばアンドリューとトムが「今のどうやったの?スゲ〜」と言って寄ってくる
またトムが「自慢じゃ無いんですけど一応アベンジャーズに入ってましたので」と言えばトビー・マグワイアが「へえー凄いねー で、アベンジャーズで何?」とそっけなく言われたりと楽屋落ちの会話が要所にあってとても楽しめた
もちろん3人のスパイダーマンが連携して戦うシーンも夢の競演の如く豪華でした

そんなイベント映画のような作品ですが、痛みを知ったホランドのピーターが自己犠牲的な決断を下すラストは一点してこのシリーズのテーマ「大いなる力には大きな責任を伴う」と言うテーマが見えてきます
予備知識無しで見たから余計に楽しく見れた148分でした
過去のシリーズを見て予習すればもっと楽しめるでしょうね

ついでに歴代MJも出てきたら良かった?(笑)



★★★★ 2022.1.21(金)アポロシネマ スクリーン6 20:00 D-9


No.03 「クライ・マッチョ」

2022-01-16 14:57:00 | 2022年劇場鑑賞





クリントイーストウッドの最新主演&監督作
を早々見てきました
かつてのロデオスターであるマイクが恩人から別れた女房の元から息子ラフォをメキシコから連れ戻して欲しいと言う依頼を受けてメキシコに渡り、恩人の息子を連れてアメリカに帰ろうとする
女房からの追っ手や警察を交わしながら旅を続けるロードムービー

ロードムービーと言うとイメージとしては淡々とした作品が多いように私は思うのですが、この作品もそんなタイプの映画ですね(苦手なタイプの作品)
最初から最後まで淡々と時間が流れていきクライマックスと呼べるような盛り上がりもなく静かに映画が終わる…
作品の評価はあまりのようですが、私は全く眠気もなく苦手なタイプのこの作品を見れたのは
かなりの高齢になったイーストウッドが現在の自分をこの役に置き換えて描いてるようで興味深く見れたからでしょう

マイクとラフォ、そしてラフォが連れてる一羽の闘鶏のニワトリのマチョ
2人と1羽の旅が続いていくうちにそれぞれの心に変化をもたらしていく
途中に出会う中年の未亡人ファミリーとの交流が一つのキーにもなって行きますね
特にマイクと未亡人との大人…と言うか老いらくの恋のような関係は微笑ましい
これがマイクの余生の希望となっていく
未亡人は英語が話せず、マイクが会話するにはラフォの通訳を介してと言うのもこの3人の関係性を際立せます
この未亡人とのエピソードは特にこの作品では印象的でした
この未亡人も若い頃はエキゾチックやったんやなーて言う感じが出ていて良い(笑)

マッチョ=強い男
そんな名前をつけられたニワトリだがマッチョと言う言葉にガッツ、男らしさを説くラフォにマイクはそれに対してマッチョて居続けられる事の意義や意味を教えられていく
まさにマカロニウェスタンからハリーキャラハン刑事、そして現在と常にスクリーンでマッチョだった男が語る言葉の重みを感じせてくれんですね
本当のマッチョをラフォは学んでいく
この作品の主題のように思いました
 
しゃがれた声のイーストウッドはいつになく高齢感もあり、やや弱々しくさえにも映る
しかしそこに現実の姿をマイクを通してあえて見せてるように感じます
だから余計にラストのイーストウッドの行動は老いてもまだまだ気持ちはマッチョやでと言うのを体感してるように思えました
まさに今のクリントイーストウッドを表現したような作品



★★★ 2022.1.14(金) アポロシネマ スクリーン2 21:00 L-14

No.02 「サンダーバード55/GOGO」

2022-01-10 23:44:00 | 2022年劇場鑑賞





昨日に続いて夜は時間が出来たので急遽映画見てきました
時間的に合ったのがこの作品
全くノーマークと言う訳では無かったんですが、ちょっとこう言う急遽見に行くような作品の候補でしたがいきなり発動しました

サンダーバード…私らのような世代では子供の頃TVで見ていた人が多い海外人形特撮ドラマシリーズ
秘密組織の国際救助隊が事故や災害、事件などが起こると出動し事態収束に活動する
それも何とファミリーで!

しかしなんと言ってもサンダーバード1号、2号、3号、4号、5号といったメカに人気が集中してました
ストーリーよりメカの出動シーンに心踊らされましたね
とりわけサンダーバード2号はこの作品の象徴のようなメカでプラモデルはよう売れてたんと違いますかねー
アオシマから出たプラモデルは私も買いました

サンダーバード2号はコンテナにメカを運ぶ輸送機なんですが、コンテナを毎回出動時に状況にあったものを装着して行くんですが、コンテナによって入ってるメカが変わるんですね
で、プラモデルもその辺も再現され、別売りでコンテナのみの商品もありました
私は知らず2号本体でなくコンテナ単体を先に買ってしまい家に帰り蓋を開けて閉口した事ありました(笑)
どうりで安いと思った…子供の頃の思い出です

過去に実写版も見てますが、今回この人形特撮スタイルは50年ぶりに近いかも?
劇場はなんばパークスシネマ
結構お客さん居てますが、その殆ど全てが50〜70歳代の初老の男子たち(笑)
しかも皆1人で来てる!
ま、私もその1人であることを付け加えなければならないが…

レコードのみに収録されていたエピソード3話を映像化復刻されたのがこの作品で完全新作となるようです
画面はTVサイズのスタンダードサイズ
最初に行きなりメイキングから始まり監督初めスタッフ達がサンダーバードにかける想いを語ります
最新の技術でなく55年前当時の技術を使っての特撮の再現は間違いなく子供の頃に見たサンダーバードでした
ピアノ線など時々映るのも懐かしい!
セリフに合わせて人形の口が動いたり目が動くのは当時としては画期的なようです

第一話は「サンダーバード登場」 

サンダーバードの誕生編で唯一のヒロインのペネロープがエージェントに任命され、秘密基地に招かれてリーダーのジェフ・トレーシーに基地を案内されサンダーバード1〜5号などを紹介される…だけのエピソード(笑)
しかし各メカの特長や発射シーンをフルセットで見せてくれるのでファンには堪らないエピソード 

エピソード2は「雪男の恐怖」
サンダーバード対モンスターの対決⁈
と思ったら雪男に化けた人間
ペネロープがエベレストに調査に乗り出す

エピソード3は「大豪邸襲撃」
大豪邸ばかりを襲う賊がペネロープの豪邸にも狙いをつけて…

3話ともペネロープを中心にしたエピソードになってます
エピソード間にサンダーバードの各メカの紹介のコーナーもあり、今回ストーリーに出て来なかったジェットモグラやこんなんありましたっけ?見たいなメカまで出てくる
サンダーバードのいいとこが網羅された90分でした

おまけに付いた短編「ネビュラ75」も同じくスーパーマリオネーションでコロナ禍のロックダウ中に作られた作品
宇宙の彼方に取り残された宇宙船の物語
これもシリーズになるのかな?



↑入場者プレゼントのポストカード


終了後入場者プレゼントのポストカード片手にロビーをゾロゾロ歩く初老の男達が微笑ましく感じました



★★★ 2022.1.8(土) なんばパークスシネマ シアター11 18:40 D-3




No.01 「マークスマン」

2022-01-09 18:46:00 | 2022年劇場鑑賞





新年最初の映画が”ハズさない男”リーアム・ニーソン主演の作品
圧倒的な強さで悪党をやっつけるキャラの多い彼の作品ですが、今回は借金がかさみ亡き妻との思い出の農場も手放さないと行けない状況にある初老の元海兵隊員
あのトランプ大統領が作った国境の壁のフェンスの付近に住んでいて、密入国車を見つけては当局に通報する監視員もしてる愛国者
しかし密入国して母と少年の親子救った事から麻薬カルテルに付け狙われ、母親は撃たれて死んでしまい、生き残った少年を連れてシカゴを目指す…
死際に母親に少年のシカゴ行きを託され見返りに大きなカバンを渡される
「これを全部上げるから…」と絶命する母親
そのバックの中には今の彼には喉から手が出るほど欲しい札束が…
少年を放ったらかしてカバン持って行く事は出来たんだが、良心が働き少年の元に戻り追ってを交わしながらシカゴを目指す事になるのです

金に目が眩むが、金を使う為にはキッチリ母親の願いを聞き少年を助ける決断をする人間味溢れるリーアム・ニーソンがちょっといつもと違っていい!
何かアクシデントがある度にヤケを起こして「そもそもお前のせいや!」と少年に当りだすリーアム・ニーソン!
不死身のエージェントとかより、今の年齢に合ったキャラが良かったですね
また元海兵隊と言っても狙撃手
派手な格闘アクションでないとこも彼の実年齢に沿ったキャラでした

いつもならボカスカと悪党のボスを叩きのめしてしまうのに、今回は少しの情けをかけて自分に落とし前を諭すとこも私は好きです
移民問題などもテーマに入れたリーアム・ニーソンのいつもの作品と比べたら地味な印象ではありますが面白かったです



★★★ 2022.1.7(金) TOHOシネマズなんば 別館 シアター10 20:25 J-12




追悼 ストロング小林さん

2022-01-08 00:33:00 | その他







昭和を代表するプロレスラーがまた1人天に召されました
ストロング小林
国際プロレスのエースとして、また新日本プロレスに入団し坂口征二と北米タッグのベルトも腰に巻きました
なんと言っても昭和49年3月19日に蔵前国技館で行われたアントニオ猪木vsストロング小林戦は昭和の巌流島の決闘と言われる名勝負となりました
今思えばこの試合がストロング小林さんのレスラー人生で最大のピークだったんではないでしょうかね
それ程インパクトのある名勝負だと思います
私は対戦決まってからの猪木のトレーニングやインタビューなどの戦前の対戦煽り映像は見た記憶あるんですが、肝心の本番の試合はリアルタイムでは見てないんですよね
大人になって発売されたビデオでやっと見た感じです
10年くらい経っていてもやはりいい試合だなと思いましたね






新日本プロレスに入ってからは扱いがあまり良く無く、国際プロレスの本エースもどこいやらでシンにも2分くらいでコブラクローで簡単に負けたり、ハンセンにもボコボコにされたりとやられ役が多かった

余談ですが有名な猪木のテーマ曲「炎のファイター」を初めて聞いたのがある日のテレビ中継でタッグマッチで猪木小林組が入場してきた時なんですが、これが曲始まりのイノキボンバイエ!イノキボンバイエ!の掛け声がイノキコバヤシ!イノキコバヤシ!に聞こえて(笑)
暫くは猪木小林組のテーマ曲と思ってました
(爆笑)

初めて私がプロレス生観戦した時のセミファイナルがMSGシリーズリーグ戦の猪木vs小林戦でした
あの名勝負を繰り広げた攻防は見る影もなく、11分くらいに延髄切り一発で猪木の勝利で終わりました
「あーストロングもこんなもんなんやなー」
と寂しく感じました

第一線から外れてからは国際軍団に加担したりしてましたが晩年はストロング金剛としてタレント、役者として悪役専門で活躍してました
「伊賀忍法帖」では金剛坊と言う妖怪で登場し美保純の乳を揉み倒してました
この役名がストロング金剛の芸名になりましたね

昭和の黄金期を作ったレスラーがまた居なくなり後は、猪木さんや坂口さんぐらいになってきた(藤波や長州はまだまだやんね)
御冥福をお祈りします

「アポロ11 完全版」

2022-01-04 14:45:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)





今年最初に見たのがこの作品
年末にやってた作品を録画していたんですが、これは劇場の大スクリーンで見たかったですね

アポロ11号が月面に着陸したミッションを打ち上げ直前から帰還までを当時の未発表映像や音声だけで構成されたドキュメンタリー映画
事故やトラブルを扱ったものでなく偉業を扱ったドキュメンタリーなので劇映画のような緊迫感のようなものは無いが、人類史上記念すべき出来事を余計なナレーションを排除してアポロ11号の乗組員と地球のNASAとの交信を目の当たりに出来る作品
しかしそれ以上にCG?と思えるクリアで美しい映像に私は目を奪われました

打ち上げられて上昇していくアポロ11号の真下から捉えた映像や青い地球を背景に切り離されて行くロケット、月面から見える地球…綺麗に描いたような美麗な映像やどこから撮った?見たいなアングルなど目から鱗のような場面もあればニュース映像のような粗い映像もあるが、70ミリ画面やまたはIMAXのような巨大スクリーンで見たら感激もひとしおな場面が多い作品です

打ち上げ計画の立ち上げや乗組員のその後とかそういう事には触れず、単純に打ち上げから帰還までだけを追ったわかりやすい作品でした


2021年ベストテン…改めて今年もベスト3

2022-01-01 02:22:00 | ベストテン
あけましておめでとうございます
本年もこのブログ宜しくお願いします

昨年もコロナの絡みで劇場はあまり行けず
ベストテン選出は困難なため今年もベスト3でお茶を濁します

第一位「キャッシュ・トラック」





第二位「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」




第三位 「アウト・ポスト」





1位は昨年見た数少ない作品の中で脚本の面白さはピカイチでした

2位はダニエルボンドシリーズの最後を飾る決着の付け方は賛否あるものの、重厚なドラマはダニエルボンドらしい作品でした

3位は戦場の臨場感を色んな映像テクニックで見せてくれました

今年は何本見れるか?
Netflixの新作オリジナル映画の力を借りながら
1本でも多くの映画鑑賞を楽しみたいです