また何年周期で公開されるスパイダーマンか
と思ってかつての悪役が集結くらいの特に予備知識無しで見たら、とんでもない思わぬ傑作でした
スパイダーマンの正体がピーター・パーカーだと世間に知れ渡った為ドクター・ストレンジに頼んで世間の記憶を消そうと試みたら失敗しその時に出来た時空の歪みからかつてのスパイダーマンの宿敵達が別世界から現れる…
スパイダーマンのグリーンゴブリン(演ずるはもちろんウィレム・デフォー)、「スパイダーマン2」からドクターオクトパス、「スパイダーマン3」からサンドマン、「アメイジング・スパイダーマン」からリザード、「アメイジング・スパイダーマン2」からエレクトロとオリジナルキャストによる旧スパイダーマンシリーズの宿敵が現在のスパイダーマンに襲いかかる!
それだけでも中々の興奮ものだが更に旧スパイダーマンが同じく別世界からやってくる!
「スパイダーマン」シリーズのトビー・マグワイア、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズからアンドリュー・ガーフィールドが現ピーターのトム・ホランドの前に姿を表す!
パラレルワールドが産み出す3世代のスパイダーマンの共演!
劇場版平成仮面ライダーシリーズの如く(笑)スパイダーマンが3人並び立つファン熱狂の作品なのです
トビー・マグワイアがいい中年になってて、「腰がちょっと…」と言えばアンドリュー・ガーフィーリドのストレッチして上げたり、マグワイアがやたらアンドリューに向かって「君はアメージングだよ」と言ったり(笑)
トビー・マグワイアか蜘蛛の糸を手首の中から放てばアンドリューとトムが「今のどうやったの?スゲ〜」と言って寄ってくる
またトムが「自慢じゃ無いんですけど一応アベンジャーズに入ってましたので」と言えばトビー・マグワイアが「へえー凄いねー で、アベンジャーズで何?」とそっけなく言われたりと楽屋落ちの会話が要所にあってとても楽しめた
もちろん3人のスパイダーマンが連携して戦うシーンも夢の競演の如く豪華でした
そんなイベント映画のような作品ですが、痛みを知ったホランドのピーターが自己犠牲的な決断を下すラストは一点してこのシリーズのテーマ「大いなる力には大きな責任を伴う」と言うテーマが見えてきます
予備知識無しで見たから余計に楽しく見れた148分でした
過去のシリーズを見て予習すればもっと楽しめるでしょうね
ついでに歴代MJも出てきたら良かった?(笑)
★★★★ 2022.1.21(金)アポロシネマ スクリーン6 20:00 D-9