監督 オキサイド・パン 、ダニー・パン
出演 クリステン・スチュワート
ディラン・マクダーモット
ペネロープ・アン・ミラー
監督や脚本家などの映画作家の中で結構良く聞いたり読んだりするのにホラーファンが多いこと・・・ヒッチコックやダリオ・アルジェント、ジョージ・A・ロメロをリスペクトする映画作家って結構多いように思います。
ダークキャッスルエンターティメントを立ち上げたロバート・ゼメキスなんかもその一人で、彼がプロデュースする作品のホラー映画はホラーファンとしては結構楽しめるし高い水準の作品を送り出してると思います。
そして「死霊のはらわた」で一躍有名になり、B級ホラー映画の枠を飛び越え今や超メジャーな存在となり「死霊のはらわた」というよりも「スパイダーマン」のと言っていいぐらいのサム・ライミ率いるゴーストハウスピクチャーズの最新作がこの「ゴースト・ハウス」です。
(あらすじ)
大都会シカゴを離れ、ノース・ダコタの人里離れた農場に引っ越してきたソロモン一家。失業中の父ロイ(ディラン・マクダーモット)はここでのヒマワリ栽培に賭ける一方、家族の心をバラバラにした問題児の長女ジェス(クリステン・スチュワート)の存在に頭を痛めていた。
そんな中、ジェスは家の中で怪現象の数々に遭遇し始める。
古くは「たたり」や「ヘルハウス」「家」「悪魔の棲む家」などいわゆるお化け屋敷ものの映画は多数公開されてきました。
古い家、地下室に壁の染み、悩めるヒロインと幼い弟(またこの子だけに幽霊が見えたりするんだな)etc・・・このテの映画では定石のアイテムと設定がしっかりと押さえられていて、今までのお化け屋敷ムービーに乗っ取ったパターンでストーリーは進行していきます。
しかしそれまでの作品とは全然違った事は作品全体の雰囲気が一味違うことでした。
それはお化け屋敷にとりついてる幽霊の見せ方や恐怖演出がJ・ホラーに代表されるようなアジアンテイストなことです。
監督があのタイ産ホラー映画である「the EYE[アイ]」を監督したバンブラザースって事で納得!
これがハリウッド進出第1弾との事で今後期待したいですね。
アメリカのホラー映画らしくない幽霊の見せ方はアメリカの観客には「THE JUON/呪怨」などで慣れてるだろうけど、似た系列の作品である「家」や「悪魔の棲む家」などとは明らかにタッチがJ・ホラーでした。
ヒロインの背後に迫る不気味な幽霊をヒロインの子にピントを合わせることで背景の幽霊をボケさせて得たいの知れないものとして観客に見せる演出や、ドアの向こうから無数の腕が伸びてきて部屋へ引きずりこもうとしたり・・・このハリウッドホラーらしからぬムードは結構良かったですね。
また最近よく使われる手段として大きな音で驚かせる恐怖演出がありますが、この作品もそういうところが見れますが、ただ音を大きく出して驚かせるだけでなく、ドルビーデジタルサラウンドなどの効果を上手く利用した音響の使い方で観客に幽霊たちに一瞬囲まれてるかのような錯覚に陥るような音響を聞かせてくれます。
まぁここらは劇場の音響の良し悪しで多少違うでしょうけどね~
是非とも音響のいい劇場での鑑賞をオススメします。
今回はそれほど有名な俳優は出ていないけど、ヒロインを演じるクリステン・スチュワートの地味な可愛らしさもいいですね。
スラッシャーものでありがちなバカカップルも出てこないし、彼女に惹かれて友達になる少年も活躍しそうで結局はまったく役に立たなかったりと結局このヒロインが一人で立ち向かう事になるんだか、よくこう言うホラー映画ヒロインにありがちなナイスバディな色気のある子でもない(勿論、巨乳でもない!)美人だけどやや影のある地味な女の子ってところがまたいいな・・・ついつい応援したくなるよ。
2007.7.28(土) MOVIX堺 シアター5 23:50 J-10
出演 クリステン・スチュワート
ディラン・マクダーモット
ペネロープ・アン・ミラー
監督や脚本家などの映画作家の中で結構良く聞いたり読んだりするのにホラーファンが多いこと・・・ヒッチコックやダリオ・アルジェント、ジョージ・A・ロメロをリスペクトする映画作家って結構多いように思います。
ダークキャッスルエンターティメントを立ち上げたロバート・ゼメキスなんかもその一人で、彼がプロデュースする作品のホラー映画はホラーファンとしては結構楽しめるし高い水準の作品を送り出してると思います。
そして「死霊のはらわた」で一躍有名になり、B級ホラー映画の枠を飛び越え今や超メジャーな存在となり「死霊のはらわた」というよりも「スパイダーマン」のと言っていいぐらいのサム・ライミ率いるゴーストハウスピクチャーズの最新作がこの「ゴースト・ハウス」です。
(あらすじ)
大都会シカゴを離れ、ノース・ダコタの人里離れた農場に引っ越してきたソロモン一家。失業中の父ロイ(ディラン・マクダーモット)はここでのヒマワリ栽培に賭ける一方、家族の心をバラバラにした問題児の長女ジェス(クリステン・スチュワート)の存在に頭を痛めていた。
そんな中、ジェスは家の中で怪現象の数々に遭遇し始める。
古くは「たたり」や「ヘルハウス」「家」「悪魔の棲む家」などいわゆるお化け屋敷ものの映画は多数公開されてきました。
古い家、地下室に壁の染み、悩めるヒロインと幼い弟(またこの子だけに幽霊が見えたりするんだな)etc・・・このテの映画では定石のアイテムと設定がしっかりと押さえられていて、今までのお化け屋敷ムービーに乗っ取ったパターンでストーリーは進行していきます。
しかしそれまでの作品とは全然違った事は作品全体の雰囲気が一味違うことでした。
それはお化け屋敷にとりついてる幽霊の見せ方や恐怖演出がJ・ホラーに代表されるようなアジアンテイストなことです。
監督があのタイ産ホラー映画である「the EYE[アイ]」を監督したバンブラザースって事で納得!
これがハリウッド進出第1弾との事で今後期待したいですね。
アメリカのホラー映画らしくない幽霊の見せ方はアメリカの観客には「THE JUON/呪怨」などで慣れてるだろうけど、似た系列の作品である「家」や「悪魔の棲む家」などとは明らかにタッチがJ・ホラーでした。
ヒロインの背後に迫る不気味な幽霊をヒロインの子にピントを合わせることで背景の幽霊をボケさせて得たいの知れないものとして観客に見せる演出や、ドアの向こうから無数の腕が伸びてきて部屋へ引きずりこもうとしたり・・・このハリウッドホラーらしからぬムードは結構良かったですね。
また最近よく使われる手段として大きな音で驚かせる恐怖演出がありますが、この作品もそういうところが見れますが、ただ音を大きく出して驚かせるだけでなく、ドルビーデジタルサラウンドなどの効果を上手く利用した音響の使い方で観客に幽霊たちに一瞬囲まれてるかのような錯覚に陥るような音響を聞かせてくれます。
まぁここらは劇場の音響の良し悪しで多少違うでしょうけどね~
是非とも音響のいい劇場での鑑賞をオススメします。
今回はそれほど有名な俳優は出ていないけど、ヒロインを演じるクリステン・スチュワートの地味な可愛らしさもいいですね。
スラッシャーものでありがちなバカカップルも出てこないし、彼女に惹かれて友達になる少年も活躍しそうで結局はまったく役に立たなかったりと結局このヒロインが一人で立ち向かう事になるんだか、よくこう言うホラー映画ヒロインにありがちなナイスバディな色気のある子でもない(勿論、巨乳でもない!)美人だけどやや影のある地味な女の子ってところがまたいいな・・・ついつい応援したくなるよ。
2007.7.28(土) MOVIX堺 シアター5 23:50 J-10