MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.046 「おっぱいバレー」 (2008年 102分 シネスコ)

2009-04-29 00:39:17 | 2009年劇場鑑賞
監督 羽住英一郎
出演 綾瀬はるか
   青木崇高
   仲村トオル



いよいよゴールデンウィークが始まりますね~
どこのシネコンも話題作が目白押しで朝から賑わうことでしょうね。
そのゴールデンウィークの話題作の一つがこの「おっぱいバレー」です。
出演は好調綾瀬はるかクン!仲村トオルの「ナイスおっぱい!」のセリフでお馴染みのあの作品です。
連休前のレイトショーで見てまいりました。

(あらすじ)

赴任早々、廃部寸前の弱小男子バレーボール部の顧問になった女性教師・寺嶋美香子(綾瀬はるか)。
ある日彼女は、やる気のない部員たちに、「試合に勝ったら、おっぱいを見せる」という、とんでもない約束をさせられてしまう。
おっぱいを見るという目標に向かって、思春期真っ盛りの部員たちは、別人のように練習に打ち込んでいく。



ある意味奇想天外?なこの映画。
でも実話らしいですね~(実際の人はどんな人なんやろ?)
おっぱいを見る為にひたすらやる気のなかったバレーボールに打ち込むボンクラ中学生たち。
女子の部室を覗いたり、11PMにワクワクしたり(大人のマル秘スポットのタイトルに期待を寄せて見たら釣り場のレポートだったと言う肩透かしを食らう・・・こう言うの実際よくありました)、興奮して鼻血を出したりとボンクラ度はグローイングアップ級に全開なんだけど、ある意味ドラマの中心である彼らのキャラがイマイチ個性が感じれないんですね。
綾瀬はるかを引き立てる脇役にしかすぎないのが残念・・・結局は綾瀬はるかの映画になってしまってる(ま、個人的にはそれはそれでもいいんだが・・・)
脇役陣も今一つ華のない配役なのでより綾瀬はるかだけが結局は際立ってました(ま、それはそれでもいいんだが・・・)

スポ根物のように見えてじつわそういう訳ではなく、実際にまともなバレーボールのシーンはクライマックスのみ。
落ちこぼれたちが一つの目標に向かって一つにまとまっていく姿を描いた青春ドラマと言えましょう。



でもやはり綾瀬はるかクンはいいね・・・困った顔に驚いた顔、笑った顔・・・どれを取っても輝いてます。
仲村トオルが出て来ただけで何故か笑ってしまいそうになるのは、やはりあのセリフの影響かな~?

後、全編に流れる昭和の名曲たちが世代的に懐かしく感じます・・・でも時折無理やり曲を挿入してるような感じも否めないけど・・・



★★★ 2009.4.28(火) アポロシネマ8 スクリーン8 21:05 K-1

No.045 「マックス・ペイン」 (2008年 100分 シネスコ)

2009-04-27 00:40:12 | 2009年劇場鑑賞
監督 ジョン・ムーア
出演 マーク・ウォールバーグ
   ミラ・クニス
   ボー・ブリッジス



立て続けにB級アクション映画が連続で公開されるようです・・・この「マックス・ペイン」とヴィン・ディーゼル主演の「バビロンA・D」、そしてニコラス・ケイジの「バンコック・デンジャラス」・・・敷島シネポップで連続公開だけど天六シネ5ビルでやってもよさそうなラインナップですね。
まずはマックス・ペインから・・・これはゲームが原作らしいが・・・嫌な予感やな。

(あらすじ)

妻子を殺された刑事、マックス・ペイン(マーク・ウォールバーグ)。
ただ独りで捜査を続けるマックスは、ナイトクラブで薬漬けの美女、ナターシャ(オルガ・キュリレンコ)と出会う。
同じ日の夜、何者かがナターシャを惨殺。
妻子とナターシャの殺害を結ぶあるひとつの共通点、“羽”のタトゥーの謎をマックスは追うが…



年頭に公開された「アンダーカバー」に続いてのマーク・ウォールバーグ主演作ですが今回もハードなアクションがバンバン出て来る作品になってます。
ド派手な銃撃戦を中心に景気のいいアクションがテンコ盛りで、見所はたしかに多いです。
しかし妻子を殺された刑事が鬼のような執念で犯人を追い詰めていくんですが、とにかく悲壮なまでのマーク・ウォールバーグ扮するマックス刑事の復讐心がスクリーンが滲み出てくるのかして、痛快アクションの割には疲れます。
なんとなく作品全体が重く感じられてしまい正直見ててしんどかったな~眠かったぞ!

ラブシーンやキスシーンはおろか劇中一切二コリともしない主人公のキャラはスタイリッシュでいいのかも知れないが、その半面あまり魅力も感じないですね。
またストーリーも特に目新しい訳でもなく、事件の黒幕も簡単に見破れるしね。



ドラッグによる幻覚で現れる翼の生えたモンスターのシルエットが随所の挿入されるが、幻覚でなく本当に登場させたりしたほうがむしろ面白かったかもね。
また違った方向の映画になってしまうかも知れないけど・・・

ただスロー多用したアクションシーンなど凝った映像はジョン・ウーの作品を連想させる部分はあるが、昨今そんなアクションシーンは結構多いので特に驚かないけど、この映画の唯一の見せ場だけにまずまず良く出来ていたと言うことにしておきましょう。



★★★ 2009.4.24(金) 敷島シネポップ1 20:00 E-10


No.044 「トワイライト~初恋~」 (2008年 122分 シネスコ)

2009-04-25 23:45:10 | 2009年劇場鑑賞
監督 キャサリン・ハードウィック
出演 クリステン・スチュワート
   ロバート・パティンソン
   ピーター・ファシネリ



何かと巷で話題とされていたを鑑賞しになんばパークスシネマへ~
観客の大半は女性で占められております。
やはりロバート・パティンソン目当ての方々が多いのかな? 吸血鬼と内気な女子高生とのラブストーリーと言う設定が女性層の心をくすぐるのかして結構当たってるようです。

(あらすじ)

今どきの女子高生とは違う、内気で風変わりなベラ(クリステン・スチュワート)。
母親の再婚を機に父と暮らすことにしたベラは、転入先で美少年のエドワード(ロバート・パティンソン)と出会う。
知的で謎めいたエドワードに惹かれていくベラだったが、彼は1918年から年を取っていない不死のバンパイアだった…



かつてジョージ・ハミルトン主演の「ドラキュラ都へ行く」と言う作品があり、ペンシルバニアに住むドラキュラ伯爵が雑誌に載ってるスーパーモデルに恋をしてNYまで行くというコメディ映画でしたが、この「トワイライト~初恋~」の映画を知ったとき最初に思い浮かんだのがその作品でした・・・
吸血鬼との人間のラブストーリーという設定は共通するけど、どちらかというと下世話なコメディだった(そこがいいんだがね)「ドラキュラ都へ行く」と比べこちらの作品は女心をくすぐるような胸キュンな甘いラブストーリー。

この映画は結構リピーター(当然女性が多いでしょうな)が多いようで、やはりロバート・パティンソンの甘いマスクと、主人公2人の禁断の恋の行方がまるで自分に当てはめて見てるからかな~?
美少年のエドワードがしきりにべラに「君を守ってみせる・・・」というセリフが出てきますが、もうあの美少年にそう言われたら堪らない!と女性は思ってしまうでしょうね。
そのセリフにあるようにこの映画は、愛する人を守ること、そしてそのためには命さえも投げ出す事が出来るか?と言ったテーマが見てとれます。

バンパイアというホラーの領域のキャラでありながら、まったくそんな事を感じさせない所も女性層の支持が高いところでしょうね。
でもエドワードはじめバンパイアたちの顔色がやたら悪いのはこの世の物でない魔物感が出てるのはいいけど、チョイ白塗りがキツくないかい?



また何回かエドワードとべラにカメラを向ける場面があるけど、てっきりバンパイアであるエドワードは写真に写っていないと言うバンパイア物の定番ネタがあると思ったが流されてたね~ま、ホラー映画と違うからね~
でもバンパイア扱うんなら普通の人と違う魔物であるところをもっと強調した方がいいかもと思った(俊敏な動きや強靭なパワーだけではバンパイアというには物足りない)

途中、別のバンパイアの種族との争いがあったりするんだが、彼女を守るためにエドワードが戦う場面は個人的にはモンスター見たいにに変貌してほしかった。
ま、モンスター好きであると言う事だけでなく、そうする事により甘いマスクの奥に潜む魔性の本性が出て、余計にべラとの恋愛がいかに禁断なものかと言う悲恋度数が上がって効果的なのでは?と思った。




★★★ 2009.4.24(金) なんばパークスシネマ シアター2 17:30 C-7







No.043 「ザ・バンク 堕ちた巨像」(2009年 117分 シネスコ)

2009-04-20 00:05:10 | 2009年劇場鑑賞
監督 トム・ティクヴァ
出演 クライヴ・オーウェン
   ナオミ・ワッツ
   アーミン・ミューラー=スタール



今日は前々から見たいと思っていた「ザ・バンク 堕ちた巨像」を鑑賞。
でもなかなかこの映画の上映時間が私の都合に合わなくて見る機会を逸しておりまして、このままでは見逃してしまうのか・・・?と思っておったんですが、アポロシネマ8でレイトショー上映が追加されたことを受けて無事劇場鑑賞となりました。
ちなみに翌日ここでピカチューが来るらしくイベント用に待合のテーブルが片づけられておりました。

(あらすじ)

ルクセンブルクに拠点を置く国際銀行、IBBC。
この銀行の不審な取引情報をつかんだインターポール捜査官のサリンジャー(クライヴ・オーウェン)とニューヨーク検事局のエラ(ナオミ・ワッツ)は本格的な捜査に乗り出すが、核心に迫ろうとするたびに関係者が消されてしまい…



クライヴ・オーウェンのアップから始まるこの作品。
オープニングからの捜査官暗殺シーンという緊張感のある場面からスタート。
一気に観客を映画の世界に引きずり込んでいきます。
サスペンス映画という形態だが、ストーリーが進むにつれて現実にこういうことが行われてるのかと思うと恐ろしくなってきます。
「銀行は国家や個人を借金で奴隷化するのが真の目的」というセリフが妙に不気味に聞こえてくる・・・

ひたすら硬派な主人公をクライヴ・オーウェンが演じてますが、珍しくラブシーンめいたものがなく巨悪に立ち向かっていく姿をストレートに描かれます。
よって結構見ていて疲れる部分がありましたね~
でもこういう息抜きの無いサスペンス映画も面白いと思います。



美術館の銃撃戦はなかなかの見もので、クライヴ・オーウェン主演の「シューテムアップ」のようなアクロバティックなアクションは出ないけど、リアリィティのある演出が一層迫力のあるアクションシーンとなってます。
また世界中がこの映画の舞台で、国際銀行IBBCの不正を追ってあらゆる国に主人公たちが飛びまわりますが、現実に世界のどこかでこう言うことが行われてるかも知れず我々の知らないことが多々あるのを感じさせてくれます。

劇中出てくる悪党のセリフにある「俺を殺しても何ら変わりはしない・・・」という言葉が妙に説得力があるクライムサスペンスの佳作です・・・でも重い内容だな~



★★★ 2009.4.18(土) アポロシネマ8 スクリーン7 21:05 H-10


「LORDI JAPAN TOUR 09」

2009-04-18 00:03:58 | ライヴ&イベント

映画を見た後になんばハッチへ、ローディのライブを見になんばWALKを早歩き・・・そのおかげで開場10分前に着きました。
整理番号が若いこともあり、すぐに入場し、長いエスカレーターを上り館内へ・・・そして何と最前列の中央付近を陣取ることができました。
そう・・・とにかく人が少ない!ガラガラです。
さみしいけどまだまだ日本では知名度はまだまだのようです。



このバンドは2年前に松下IMPホールで見てるんですが、その時も入りが悪かった(ちなみにこのときは隣の大阪城ホールでビヨンセがライブしてました)けど今回も悪そう・・・だんだん開始時刻が迫るけど一向に人が増えません。
このローディというバンドは母国フィンランドではスーパースターだそうですが、何といってもその強烈なビジュアルが特長です。
皆、モンスターの扮装をして歌い、演奏するのです。
それもそのままホラー映画に出れるうな本格的なコスチュームで!
そんなおぞましいローディなんですが、気が付くと女性ファンの多いこと!
若い子たちからなんと40代後半ぐらいに中高年のおばさんたちまでと幅広い層の女性が集まってます。

またステージのあちらこちらに行方不明の女の子のビラが貼られています。
どこかでこのビラが生きてくるんでしょうか?
それとも本物の行方不明のビラ?まさかね~


↑分かりにくでしょうが、行方不明の少女のビラ
細かいギミックがいいね~

たいして観客も増えず、列にしたら5~6列ぐらいでしょうかね~数百人ぐらいのこじんまりしたライブがいよいよはじまりました。
暗転の中流れてくる不気味な旋律・・・やがて激しいドラムの轟音が寒い?館内に響き渡ると前方に詰めかけたオーディエンスが大歓声!そしてローディ様が登場!♪Girls Go Choppingからスタートのライブは少ない人数ながらも大盛り上がりです!サビのとこでは皆さん歌います!
そしてローディがオーディエンスを煽る、煽る!ハイ!ハイ!ハイ!とみんなそれに乗って拳を突き上げます!
お客さん少ないけどみんなローディが好きな人が集まってるから凄いテンションです。
しかし目の前のローディにデカイこと!20センチぐらいありそうな底の高いブーツを履いていて器用に動きまわります。
何度も私の前に来ては歌い、そして目が赤く光ってるようにも見えている・・・どんな仕掛けなんだろ?
続いて3枚目のアルバムから♪They Only Come Out At Nightへとなだれ込んでいきます。
意外な曲が2曲目やな・・・そんなことを思ってるうちに2曲目終了!
どうやらトークのよう・・・大阪はなんばに降臨したモンスターが発した最初の言葉が・・・「オオキニ~オオサカ~!」
さすがローディとて人の子・・・ちゃんとご当地の言葉で挨拶です(笑い)

3曲目♪Raise Hell In Heaven、♪Bite It Like A Bulldogとニューアルバムからの演奏が続き、早くも盛り上がりナンバー♪Who s Your Daddy?へ!
もうみんな大はしゃぎでローディと一緒に歌います。
私の目の前ではギターのAMENが演奏してますが、やたらと胸元が濡れてます・・・これ汗ですね~
そりゃ暑いわな~あんな扮装で演奏するんやから・・・最前列ならではの発見!

単に曲を演奏するだけでなく曲間に短いながらも細かいパフォーマスが取り入れられてます。
ドレスを着たミイラとダンスをしたり、腕をもぎ取ったり、モンスターを捕まえてナイフで首を切断したり、槍で串刺しにしたり・・・とホラー仕立ての演出で多いの盛り上がります。

やはりサードアルバムとニューアルバムからの選曲が中心で、どの曲もみんなサビの部分では大合唱です。
気がつけば私の後ろでやたら弾けてる外国人の方が居て、とにかく飛び跳ねて一人で大騒ぎです。
でもドラゴンフォースの時のような鬱陶しい酔っ払い日本人の輩よりはまだ良いよ~楽しんでるって感じやもんね。

AMENのギターソロのコーナーを挟みライブも佳境に入り、♪Dr Sin Is In ♪Missing Miss Charleneと演奏されます。
♪Missing Miss Charleneの始まる前にスピーカーに張られた行方不明の女の子のビラをAMENが指を指してさかんにこの子の歌やで・・・とアピールしてます。
ララララララ~と子供のコーラスが印象的なこの歌で一旦モンスターたちは引っ込みました。

当然アンコールの手拍子が起こります!
あの外人が陣頭に立ち、ローディ!ローディ!の大コール!
そしたら意外とアッサリ出てきてライブ再開!
もはや定番の♪Would You Love A Monsterman?からアンコールスタート!
彼らの代表曲だけって盛り上がりも最高潮!
そしたら突然誰かが私に背中をポンポンと叩きます。
振り返って見ると先ほどの外国人ではないか・・・彼の身振りからもっと盛り上がれよ~と言ってるようです。
盛り上がってるつもりなんだがな~一応外国人に合わせて跳ねた、跳ねた・・・

♪Devil Is A Loser、そしてHard Rock Hallelujanと定番ナンバーの3連発でアンコールを締めくくってくれました。
最後にローデイが持ってた血染めのタオルを客席に投げ込んだが、惜しいことに私の手に一旦納まったかのように思ったが、例の外国人が後方から文字通り強奪していきました・・・
ホラー仕立ての細かい演出もあり、オーディエンスを煽り盛り上げて、ステージと一体となったステージに少ないオーディエンスは皆満足そうでした。
前回も良かったけど、今回もやはり面白かった!
いつかハッチを満杯にするようになって欲しいもんですね。


LORDI JAPAN TOUR 09大阪公演のセットリストは以下の通り

1.Girls Go Chopping
2.They Only Come Out At Night
3.Raise Hell In Heaven
4.Bite It Like A Bulldog
5.Who s Your Daddy?
6.Blood Red Sandman
7.Man Skin Boots
8.AWA solo
9.Deadache
10.Monster Monster
11.It Snoes In Hell
12.Wake The Snake
13.AMEN solo
14.Dr Sin Is In
15.Missing Miss Charlene

-Encore-

16.Would You Love A Monsterman?
17.Devil Is A Loser
18.Rock Hallelujan



★★★★ 2009.4.16(木) なんばハッチ スタンディング



No.042 「ピンクパンサー2」 (2009年 91分 ビスタ)

2009-04-16 23:04:58 | 2009年劇場鑑賞
監督 ハラルド・ズワルト
出演 スティーヴ・マーティン
   ジャン・レノ
   アンディ・ガルシア



今日はライヴを見に行く前に無理矢理映画を一本鑑賞。
そこで見てきたのが「ピンクパンサー2」
しかし余り話題になってないようでいつ終わってもおかしくない感じです。
もちろん数年前に公開されたリメイク版の「ピンクパンサー」の続編で、決して30年以上前に公開された「ピンクパンサー2」のリメイクではありません・・・今回もオリジナルの新作ストーリーです。

(あらすじ)

謎の怪盗トルネードにより大英図書館、イタリアの教会、日本の京都から貴重な所蔵品が次々と盗まれる。
その捜査のため各国から精鋭たちが集められ、ドリームチームが結成される。
フランスからはクルーゾー警部(スティーヴ・マーティン)が選出され、彼は意気揚々と同僚のポントン(ジャン・レノ)に重要任務に就いたと宣言するが…



前作もそうだったがスティーブンマーチンのクルーゾー警部やはりオリジナル知ってるだけに違和感を拭えないな~
スティーブマーチンは頑張ってるんだげどやはりピーターセラーズには及ばないね。

そして前作同様にギャグが笑えない!ベタギャグは好きなんだけどやはりベタ過ぎるのもなぁ~ また古めかしいネタだから余計に寒い・・・オリジナルも同様のベタベタなギャグなんだけど今見ても笑ってしまうんやけどね~この違いはなんなんだろ?
やはり時代に合ってないのかな?
オリジナルを見てない若い人にはあまりにもベタ過ぎて笑えないし、オリジナルをリアルタイムで知ってるものには所詮はピーターセラーズがやった事の焼き直しぐらいに思えてしまうかもね。

またアンディ・ガルシアやジェレミー・アイアンズと言った役者もやっつけ仕事見たいだし、もしかスティーブンマーチン自体も本当はやりたくなかったりて・・・そんな気の抜けたコメディー映画には少ない客席からは笑いどころか失笑も起こらないホントにお寒い映画でしたな (ただジャン・レノとスティーブンマーチンのホホバ踊りだけは迂闊にも笑ってもた)



お馴染みのアニメによるピンクパンサーが出てくるのはお約束ですね。
もちろんヘンリーマンシーニのテーマ曲も健在。
スティーブンマーチンの相手役のエミリー・モーティマーはなかなかよかったね~眼鏡を掛けた大人しい秘書と言う地味なキャラながらナイスボディと言うアンバランスさがよいです。
それとやはり中国人のケイトが居ないのは寂しい・・・



★★ 2009.4.16(木) 敷島シネポップ1 15:50 F-8

No.041 「レッドクリフ Part II 未来への最終決戦」(2009年 144分 シネスコ)

2009-04-13 01:17:26 | 2009年劇場鑑賞
監督 ジョン・ウー
出演 トニー・レオン
   金城武
   チャン・フォンイー



先ほど日曜洋画劇場で「レッドクリフ Part I」をやっておりました・・・早や!
昔なら劇場公開されてから数年たたないとTV放映なんてなかった時代を知ってる者に取っては異例のスピード放映に思えてしまいます。
昨今のTV洋画劇場は新作映画のタイアップ放映や予習放映のように思えて仕方ないのですが、今回は公開されて早々の「レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―」へのPRの為のスピード放映は明らか・・・DVDですら先日出だとこなのに・・・しかも放映後にパート2の予告が出るんだが、予告にしては結構見せすぎなほど細かくやってましたね。



でも放映前日にこのパート2は見て参りました。
もちろんパート1は公開時見ておりますが、昨今流行りの2部構成の続きは如何に?

(あらすじ)

西暦208年、魏呉蜀が争う中国・三国時代。孔明(金城武)の奇策で曹操軍を撤退させた孫権・劉備連合軍だったが、食料不足と疫病のために戦意も尽きようとしていた。
そこに曹操軍の2000隻の戦艦と80万の兵士が逆襲。司令官の周瑜(トニー・レオン)と孔明が作戦を仕掛けようとする中、周瑜の妻・小喬(リン・チーリン)がある行動に出る。



サブタイの「~未来への最終決戦」というには何となくそぐわないものを感じる響きだが、映画としては前作以上に見せ場の連続で面白かった。
無論、後編なので前作以上に見せ場が多いのは当たり前かも知れないけど、曹操軍の船団が紅蓮の炎に包まれるスぺクタルシーンをはじめ、後半の戦闘シーンはお腹一杯なほどの迫力でよかったね。

特にジョン・ウー監督らしいバイオレンスとヒーローイズム溢れる描写のいい意味での "臭さ"がたまりません。
冷静沈着で静かな佇まいの孔明、寡黙な中にも激しい感情が見える周瑜、野望の為に手段を選らばない憎々しいまでの悪役である曹操・・・この3人がドラマの大きな軸となってストーリーは進んでいくけど、強烈な個性である劉備軍の武将である関羽、張飛、趙雲の3人の無敵のソルジャーぶりがまたいい!
とにかくどれだけ弓で打たれ槍で刺されても戦い続け決して死なない・・・まさにジョン・ウー映画には打ってつけのキャラですね。



終盤はこの3人に周瑜と曹操の小喬を挟んでの戦いになっていくのですが、この辺は三国志の原作などではどうか知りませんか、実に映画的な展開。
賛否はあるかも知れないけど、この映画は三国志の映画であるけど、それ以前にジョン・ウー映画でもある訳です。
そう思えば充分楽しめるスケールを拡大したジョン・ウー映画の決定版!



★★★★★ 2009.4.11(土) アポロシネマ8 スクリーン1 20:50 E-4



No.040 「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(2008年 118分 シネスコ)

2009-04-10 00:04:12 | 2009年劇場鑑賞
監督 デヴィッド・フランケル
出演 オーウェン・ウィルソン
   ジェニファー・アニストン
   エリック・デイン



今日は久々の洋画の実写映画を日本語吹き替え版での鑑賞です。
別に吹き替え版を敢えて見た訳でももなく時間の都合上吹き替えしかやってなかっただけなんですがね~
でも字幕読まなくていいのは楽ですね・・・逆にそんな事を思うのはやはり私も歳ですね・・・

(あらすじ)

ジャーナリストとして働く新婚夫婦のジョン(オーウェン・ウィルソン)とジェニー(ジェニファー・アニストン)は、子どもを持つ自信をつけるため、犬を飼うことを決意。
しかし、やって来たラブラドール・レトリバーのマーリーは、手に負えないほどやんちゃで、何でもかんでも食べたがるおバカな犬だった…



私の友人が子供を連れてこの映画を見にいったそうだが、ファミリー向けの作品とはいえ、S○Xを連想させる描写があるのに焦ったそうだが、そんな下ネタあんのかこの映画は・・・?と思ったらたしかに発情したマーリーがやたらプードルにのしかかり腰を振りまくると言うエピソードが出てきます(エンドロールでもワニの縫いぐるみ相手に励むカットがチラリと・・・)

子供を育てる自信をつけるためにラブラドール・レトリバーを買いはじめた新婚夫婦が犬の世話にテンヤワンヤの日々を送るという子育てならぬ犬育ての前半はコミカルなタッチで描かれるが、後半子供が産まれて、若かった2人の夫婦に家族が出来ることにより家庭での悩み、仕事の悩みなどなどホームドラマのような展開となります。

まるである一家が一匹の犬とともに歩んでいく姿の記録を見てるかのようなドラマですね。
犬がなかなかおバカな暴れん坊である事を覗けばこの一家は特に大きく波乱万丈という訳でなくいたって普通の家庭で、普通に生活しているというのが現実感があっていいですね。
家庭内で起こる様々な出来事、嬉しいときも悲しいときもこのマーリーがそばに居てくれた・・・そんな中で子供たちは成長し、若かった夫婦は歳を重ねていく、そしてマーリーもどんどん老いて行く・・・いつしかこのマーリーの存在が家族の絆を一層強めて教えてくれいたことに気付いて行く・・・



変に泣かそうとする訳でなく、ごく自然に感動が伝わるような作りは好感が持てます。
たしかに子供たちにも見てほしい佳作だと思います。

この映画のセリフの中で、犬が死を目前にした時に忽然と姿を消すという意味のセリフが出てくるけど、実際、私が毎年出張でお世話になる旅館の犬が余命僅かな時に忽然と姿を消しそのまま二度と戻ってこなかったという話を思い出した。
犬なりに飼い主に死ぬ事で手を煩わせない為の行動ではないかと聞いたことがあるが、ほんと泣けるね~



★★★ 2009.4.9(木) アポロシネマ8 スクリーン4 19:25 M-10



No.039 「イエスマン "YES"は人生のパスワード」(2008年 104分 シネスコ)

2009-04-07 00:04:16 | 2009年劇場鑑賞
監督 ペイトン・リード
出演 ジム・キャリー
   ズーイー・デシャネル
   ブラッドレイ・クーパー



MOVIX堺のレイトショーに出かけるのは久しぶりですが、今日は新作映画の公開とあって結構こんな時間でも人がいます。
しかし今日見る映画は公開してしばらく時間が経ってる「イエスマン "YES"は人生のパスワード」という作品。
見逃しそうな雰囲気だったけど何とか間に合ったな・・・

(あらすじ)

仕事でもプライベートでも「ノー」を連発し、親友の婚約パーティーまですっぽかしてしまう後ろ向き男カール(ジム・キャリー)。
生き方を変えようと決心した彼は、いつどんなときも「イエス」と言うルールを自分に課す。
その結果、偶然知り合ったアリソン(ゾーイー・デシャネル)から好意を持たれるなど、運気を上げていくカールだったが・・・



ジムキャリーと言う役者は以前はあまり好きではなかったんです。
「マスク」などの異常なまでのハイテンションと顔芸で笑わすその芸風は個人的には引いておりました。
でも「ライアーライアー」辺りからこの方の役者としての幅が広がった印象で、それ以降は彼の作品は鼻に付く事無く見れるようになりました。この「イエスマン "YES"は人生のパスワード」は彼の原点に帰ったようなハイテンションムービーですが、初期の頃のようなギャグ先行のようなイメージ(あくまでも私個人的なイメージですが)はなくしっかりしたストーリー展開で楽しめました。

なんでもイエスと言ってしまう後ろ向きなマイナス思考の主人公の大きな勇気は凄いことだと思います。
私なんか絶対マネできないね~いい事があるとわかってても実際出来る事ではないですね。
それだけにこの主人公のイエスマンへの変身ぶりは凄い勇気の入ることだと思いました。
場合によっては人間性すら崩壊するかもしれないし、死んでしまうかも・・・でもこれは実話を元にしたドラマらしいですね。



前向きに人生を生きようとする事への勇気を描いた映画だと感じましたが、前向きに生きるというのが出来そうでなかなか出来ないってのが現実ではないでしょうか?(私だけかも知れないが・・・)
それだけにジム・キャリーの明るいテンションがこの映画を見る人に元気と活力を与えてくれそうな快作だと思いますね。
またあの妖しげでインチキ臭いセミナーが実際アメリカならありそうですな。



★★★ 2009.4.4(土) MOVIX堺 シアター1 22:45 J-1

No.038 「ジェネラル・ルージュの凱旋」 (2009年 123分 ビスタ)

2009-04-05 23:50:05 | 2009年劇場鑑賞
監督 中村義洋
出演 竹内結子
   阿部寛
   堺雅人



最初このタイトルを聞いた時はあのチームバチスタの栄光の続編とは知りませんでした。
やたらとラジオスポットでコマーシャルが流れてた(浜村淳氏の名調子で「堺雅人は白か?黒か?」て言うてたがあまりそんなん言わない方がいいんと違うん?と思ったりしてましたが)ので印象的だったんで見てきました。

(あらすじ)

チーム・バチスタ事件から1年後、院内の倫理委員会の委員長を務める田口(竹内結子)のもとに一通の告発文が届く。
救命救急センター長の速水(堺雅人)と医療メーカーが癒着し、同センターの花房看護師長(羽田美智子)が共犯という内容。
彼女が院内調査を開始した矢先、同様の告発文を受け取っていた厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)が再び現れる・・・



前作から1年後の話で、しかも同じ病院が舞台でまたまた起こる事件・・・しかしこの病院いろんな出来事が次々起こるんですね(笑)
救命救急センター長の不正疑惑から再び調査に乗り出した竹内結子扮する田口・・・そしてまたまた彼女に絡んで共に捜査する厚生労働省の役人である白鳥。
まさに相棒よろしく2人の迷コンビぶりがこの映画の一つの見どころってのは前作と変わってませんね。
シリーズ物としては板に付いてきましたね~

血まみれ将軍という異名を取るカリスマ救命医とこの2人が対決するんだが、ストーリーが進むにつれてドラマは私の予想していたのとは違った意外な展開になっていきます。
前作同様ミステリー色が全面に出ると思ったら、気がつけば意外とイイ話になっていっちゃってる・・・
最近の医療が抱える様々な問題がこの作品にも描かれてるように感じました。
テーマ的には扱いようによっては堅苦しい社会派サスペンスになりうるような内容を、竹内結子と阿部寛の2人が見事にコミカルに肩の力が抜けたエンターティメントにしてくれました。
そんな意味でも前作とはまた違った楽しさがありましたね~



後半、病院内の不正騒動からいつのまにかある大事故により、救命救急センターを舞台にした医療ドラマのような展開が後半になっていき、一粒で2倍美味しいようなお得感が私はありましたが、この辺はどう期待してこの映画を見たかによって意見が違うかもしれませんね~
でも、きっちり話としてはケリを付けて終わるのでストーリー的には完結していると思いますが・・・しかし前半と後半は違う映画見たいだったな~
さて堺雅人は白か?黒か?・・・それは劇場で!



★★★ 2009.4.2(木)布施ラインシネマ10 北館 シネマ6 19:50 E-7