MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.056 「REC/レック」(2007年 スペイン 77分 ビスタ)

2008-06-30 00:17:53 | 2008年劇場鑑賞
監督 ジャウマ・バラゲロ 、パコ・プラサ
出演 マニュエラ・ヴェラスコ
    フェラン・テラッサ
    ホルヘ・ヤマン・セラーノ



本日なんと三本目の映画鑑賞!またしばらく行けないから見れる時に見とかなな~ 同じく敷島シネポップで と言うホラー映画です。
時間も疲れが出る三本目に相応しい77分と気楽に見れそうです。
しかしこの映画ホラーが苦手な人やホラー慣れしてない人には気楽に見れるような映画ではないようです・・・

(あらすじ)

レポーターのアンヘラ(マニュエラ・ヴェラスコ)は、あるアパートに出動する消防団に同行取材を行う。
現場にいたのは血まみれの老婆。
老婆は警官にかみ付き、建物は外から封鎖されてしまう。
救出に来た衛生士の口から、この建物で発生したと思われる人や動物を凶暴にする病原菌の存在を知らされ……



「ブレア・ウォッチ・プロジェクト」や4月に公開された「グローバーフィールド」(古くは「食人族」もこのたぐいに入るのかな?)のように全編が登場人物の主観映像として描かれる作品ですが、ストーリー云々より、そのセミドキュメンタリー的な要素と遊園地のお化け屋敷なライド感が大きな特長ですね。

テレビレポーターが消防士を密着取材するというディスカバリーチャンネルのような番組の収録をしてる様子から一転して未曾有の恐怖の場面にレポーターとカメラマン、そして我々観客も直面してしまう・・・日本でも時々放送される「警察密着24時」のような番組の収録中に突然ゾンビに襲われたらどうなるか?
そんな事も想像してしまいました。

スクリーンの中でカメラを回してる人間が体験する恐怖がそのまま観客も共有するという感覚は巨大な怪物から街中を逃げまどう「グローバーフィールド」のような広範囲よりこの映画のような封鎖されたビル内という狭いフィールドの方がこういう手法は効果的ですね。



時折暗くなったりするのが尚一層効果的で、とにかく狭く暗い所のどこから何が出てくるやらわからない恐怖は、やはり狭い空間の方が怖いですね。
限定された空間とさらにスクリーンに映し出されるのはビデオカメラのフレーム内のみと言うこれまた限られた視野で観客も鑑賞するので、突然血だらけのオババが暗がりから襲いかかってきたり、目の前に人が落ちてきたりとまったく油断のならんまさにお化け屋敷感覚!

ドッキリとさせるショックシーンはホラー映画的には特に驚くようなネタがある訳でないが、見せ方によっては見慣れた定石パターンもこれだけ怖がらさせれるんですね~
そういう凝った手法で撮影され、ドッキリとさすシーンが多々出てくるのでお化け屋敷感覚で楽しめるのでデートで見るのもいいかもね~
「グローバーフィールド」も面白かったけど、観客参加型のライド感はこの映画の方が遥かに上でしたね。
それは上映終了後の場内の観客(ほとんどアベック)のなんとも言えない肩の力が抜けたようなため息とざわめきが物語ってるかもね



☆☆☆☆ 2008.6.26(木) 敷島シネポップ1 19:20 H-6



No.055 「幻影師アイゼンハイム」(2006年 米/チェコ 109分 ビスタ)

2008-06-29 00:05:38 | 2008年劇場鑑賞
監督 ニール・バーガー
出演 エドワード・ノートン
    ポール・ジアマッティ
    ジェシカ・ビール



本日2本目の作品・・・結構ブランクが今月あるので駆け足で見ております。
新世界からなんばは敷島シネポップへ移動しての鑑賞だけど、この映画は前売りは¥1500-と高めなのでお馴染みの金券ショップで東宝映画券を¥1390-で購入しての鑑賞です。

(あらすじ)

魅惑的なイリュージョンで、大衆の心をつかむ幻影師アイゼンハイム(エドワード・ノートン)。
ある日、彼の評判を聞きつけた皇太子レオポルド(ルーファス・シーウェル)が、婚約者のソフィ(ジェシカ・ビール)を連れて彼のショーを観覧。
しかし、アイゼンハイムとソフィの間には、幼い日に身分の違いが原因で引き裂かれた過去があった。



エドワード・ノートン主演のこの映画はイリュージョニストをを主人公にしたドラマで昨年「プレステージ」と言う二人のマジシャンがタイマン張る作品がありましたが、今回は「プレステージ」のような派手な展開はないけど、ドラマとしてはこちらはラブストーリー仕立てでありながらサスペンス的な要素も取り入れてます。

この映画で出て来るマジックは「プレステージ」のような大仕掛けなイリュージョンではなくどちかと言うとオカルトチックで幻想的ですね。
実際こういうトリックのマジックがあるんならどうなってるんでしょうかね~?
マリックさんとかセロさんなんかが見たらすぐ判るんだろうな~

今回は髭ヅラで登場するエドワードノートンですが相変わらず上手い役者さんですね。
次回はハルクに挑戦ですが アメコミのモンスターヒーローを演じることでますます芸域が拡がるんではないでしょうか?



またポール・ジアマッティが存在感のある芝居でよかったですね。
ヤラレタ~て感じの最後の笑うシーンは印象的(「コンボイ」のアーネスト・ボーグナインをちょっと思いだしたぞ)

ドラマの真相は種明かししてもイリュージョンの種は伏せてあるのが気になりましたけど・・・でも実際あんなことが出来るとしたらどんな仕掛けなのか興味は湧きますな。
予想付きそうな結末だけど、「プレステージ」のようなトンデモ落ちとは違うので
、こちらの方が納得行きますね。
この映画も地味だけどミニシアターの上映が似合いそうな小作品な佳作でした。



☆☆☆ 2008.6.26(木) 敷島シネポップ3 16:30 E-8


No.054 「ゼロ時間の謎」(2007年 仏 108分 ビスタ)

2008-06-28 00:36:49 | 2008年劇場鑑賞
監督 パスカル・トマ
出演 メルヴィル・プポー
    キアラ・マストロヤンニ
    ローラ・スメット



今日は久々の映画鑑賞の日です。
まず朝から見るのが 「ゼロ時間の謎」という今年の初め頃に上映していた作品で見にいく映画館が新世界国際!
あのタバコの煙がもうもうと立ちこめ、上映中にお構いなしにやたらと人が出入りする昔懐かしい昭和の名画座です。

劇場前にいくと新世界名物のおっちゃんオカマが朝っぱらから、高いハイヒール履いて闊歩しております(履き慣れてないんかしてよろめいてやんの(笑))
先日知ったことだけど、ここの映画館はぴあカードを提示すると割引料金で入れることを知り、きっちり券売機でチケット買う前にもぎりのおばちゃんにカードを提示し割引料金800円で入れました。

この「ゼロ時間の謎」の他に「ヒットマン」「トムヤムクン」が併映ですが、今日はこの映画だけにしておきましょう。



(あらすじ)

テニスプレイヤーのギヨーム(メルヴィル・プポー)は、再婚した若く美しい妻(ローラ・スメット)とともにバカンスで叔母カミーラ(ダニエル・ダリュー)の別荘を訪れる。
そこには彼の前妻(キアラ・マストロヤンニ)もやって来ることになっていた。
この3人の微妙な関係に、カミーラも常々頭を悩ませていたのだが……

アガサクリスティ原作の「ゼロ時間へ」の映画化のこの映画はポアロもミスマープルも出てこない一般的にマイナーな作品ですがクリスティ本人はベストテンに入れてほど気に入ってるようで、クリスティファンにも人気あるのかな?
大昔に呼んだ記憶がありますが内容は正直覚えてないです。

しかし犯人が犯行を計画しやがて結構されるゼロ時間に焦点あてた作品というクリスティの作品の中では比較的に異色な作品と言うイメージは何となく残ってました。
富豪の老婦人の別荘に集まる訳ありな面々・・・有名テニスプレーヤー夫妻に彼の前妻にそんな妻たちにそれぞれ思いを馳せる男たち・・・まさに何か起こらない方が不思議な状態で、広い別荘の中で憎悪や嫉妬、欲が渦巻くと言うミステリーの為に用意された舞台と言えますね。



オールスターキャストのジョン・ギラーミン監督作「ナイル殺人事件」のようなスケールの大きさは無く、いかにもミニシアター向けの地味な土曜ワイド劇場テイストな小品だけど、原作では登場人物が多くて複雑な人間関係(そうらしいです)をわかりやくまとめていて判りやすく作られてますね。

クリスティらしく最後は主要人物を集めて探偵の謎ときスピーチがありますがこれはもうお約束ですね(今回は船の上に集められる)そこで明かされる真相は?ま、ここでは書けないけど犯人が決行するトリックはやや現実的にはしんどそう・・・



☆☆☆ 2008.6.26(木) 新世界国際 11:15 9列目

「ぽっぽやのロケ地を行く・・・」

2008-06-19 11:03:30 | 映画の話題


長期の出張などが続きなかなか今週は映画行けてません。
北海道に出張の折り富良野で空き時間があり、すぐ近くに高倉健主演の「鉄道員」のロケ地がありオープンセットがそのまま残されているとのことなんで行って参りました。
「鉄道員」は見ましたが特に思い入れがある訳ではないけど、ま~暇潰しに見にいきました。


↑幾寅駅の表は幌舞駅のまま残されてます

バスの降りた道の駅南ふらのから歩いて約10分、表通りから一本中に入った所にJR北海道の根室本線の無人駅である幾寅駅がありその駅が劇中の舞台となる幌舞駅として使用されたようです。
その駅前は広い広場・・・と言うより空き地?見たいになっていて、その広場を囲むようにセットが並んでます。
幌舞駅の外観セットに電車の車両、食堂と理髪店のセットがガランとした空間に並んでます。


↑セットは全体的にこんな感じ・・・全盛期はバスが並んだんでしょうな~

聞けば公開当初は相当な観光客がバスで乗りつけたようですが、この広場はバスの駐車場になってたかも知れませんね。
しかし今はブームが去り、見学に来てるのは私一人・・・広いオープンセットには風の音と雰囲気を盛り上げる為にスピーカーから虚しく聞こえる鉄道員の主題歌だけです。


↑レアな健さんのサイン

幌舞駅のセットに入るとその奥には撮影当時の撮影風景のスナップ写真や出演者のサイン色紙や衣装などが展示されていて、ちょっとした「鉄道員」博物館見たいになっています。
その奥は実際の駅として今でも使われてる幾寅駅になっていますが外観は映画の舞台である幌舞駅のまま残されてます。





その斜め向かいに同じく撮影に使われた列車が置いてあり(と言っても長さが半分しかないけど)その中にも数点のスチール写真が展示されております。
そのすぐ横にだるま食堂があり、説明ボードによるとここで志村けんの喧嘩シーンなどが撮影されたようです。
でも中には入れないような感じ・・・ま、入る気もないですがね~

その向かうにも平田理髪店のセットもありましたが、やはりメインは駅のようですね。
駅の中では子供時代の広末涼子が高倉健と出会ったシーンを撮影されたセットもありました。
実際に駅として使用されてる為に列車を利用する人が時々出入りするぐらいのような感じですが、休日なんかはもう少し見学者で賑わってるのかな?
でもバスガイドさんは最近は滅多に行かなくなったと言うてたから、やはり廃れてるのかもね・・・
ノスタルジックな映画の世界に浸れるかも知れないけど、周りの空間が広いので何となくガランとした寂しさが印象に残りました。


↑ホームから見た駅の裏側

近くに情報センターがあり、こちらにも「鉄道員」関連の展示物があるそうです。

所在地は北海道空知郡南富良野町字幾寅


No.053 「P2」 (2007年 米 97分 シネスコ)

2008-06-15 02:32:11 | 2008年劇場鑑賞
監督 フランク・カルフン
出演 レイチェル・ニコルズ
    ウェス・ベントリー
    フィリップ・エイキン




お馴染みの天六シネ5ビルはしばらくご無沙汰でしたが 久々の天六での映画鑑賞です
見る映画が天六に相応しいB級ホラー「P2」つまり駐車場の事なんですがあの「ヒルズハブアイズ」の監督であるアレクサンドル・アジャ製作でついつい期待しての鑑賞です

(あらすじ)

クリスマス・イブ、たった一人で遅くまで人残業していたアンジェラ(レイチェル・ニコルズ)は、仕事を済ませ地下駐車場に向かう。
しかし車のエンジンがかからず、ビルから出られなくなって途方に暮れていると、何者かに襲われ意識を失ってしまう。
意識を取り戻した彼女は、足かせをはめられ警備員室の中で監禁されていた・・・



出てる俳優は知らない人ばかりで いかにもB級ホラーらしいけど ビルの警備員が一人の女性をストーカーし、監禁していくと言う設定は現代的に十分ありそうな犯罪です。
このサイコ警備員とヒロインの対決が全編通して描かれるが97分と言う上映時間にしては結構長く感じてしまいました。
嫌らしいストーカーの陰湿さはなかなか雰囲気出てますが、水責めやストーカーするために殺人を犯したりと映画的にも派手な描写になってます。

また終盤にヒロインに反撃され駐車場で車と車で正面から猛スピードでタイマン張る場面では正面衝突する少し手前で先に回避するヘタレぶりは虚勢を張る性犯罪の雰囲気が出てますね~と言うよりブチ切れたお姉ちゃんを怒らせたら怖いぞ~と言う感じを受けましたわ。



またストーカーの警備員を演じるウェス・ベントリーのいやらしい顔つきなんかピッタリはまってましたね。
ある意味名演でしたよ・・・でもストーカーとはいえ結構手が込んでたな~

ヒロインのレイチェル・ニコルズもB級映画のヒロインらしくて良かったですね。
やけに胸元に目線が行きましたが・・・
後半の壮絶なストーカーVSヒロインの対決は結構スプラッター描写もあり、意外とゴアな場面が多かったですね。
この辺はさすが「ヒルズ・ハブ・アイズ」のアレクサンドル・アジャの面目躍如といったところでしょうかね。

今の世の中実際に起こりかねない事件を扱った現代のありえそうな恐怖を描いた作品だと思います。
そういう意味でいけばラストは女性から見ればホント爽快感があるかもね。



☆☆☆ 2008.6.6(金) 天六ユウラク座 22:40 8列目 中央

No.052 「相棒-劇場版-」(2008年 日本 117分 ビスタ)

2008-06-09 00:38:53 | 2008年劇場鑑賞
監督 和泉聖治
出演 水谷豊
    寺脇康文
    鈴木砂羽



なんと本日3本目の映画を見るのに東大阪の布施から大阪市内の駒川中野に移動!久々の町の映画館タナベキネマです。
この劇場の株主券があるので22時20分と遅い時間の始まりですが強引に鑑賞です。
夕方から布施で映画二本見た割には二本目が終わったのが20時過ぎと言う早い時間だったので三本目にチャレンジです。

そして見る映画が「相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」と言う恐ろしいほど長い題名の作品。
しかし主演の水谷豊さんがいろんなメディアで宣伝活動した事も手伝ってもっか大ヒット中!
テレビドラマの映画化だがこのドラマは知ってるけどまともに見た事ありません・・・しかも水谷豊が大阪のラジオでゲストで来た時パーソナリティがオチをしゃべっててそれを聞いてしまったし・・・



(あらすじ)

都内で謎の連続殺人事件が発生、その現場には不可解な記号が残されており、さらに犯人のターゲットは3万人のランナーと15万人の大観衆でひしめき合っている大規模なマラソン大会会場へと向けられていた。
警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)は未曾有の大惨事を回避するため、頭脳と正義感で捜査を開始する。

行動派の寺脇康文と冷静沈着で頭脳で事件に挑んでいく水谷豊の対照的なコンビが売りのこのドラマですが、同じ刑事ドラマとしては「踊る大捜査線」よりも地味な印象だけども、それだけファン層の年齢も高いでしょうね。
内容もチェスのゲームを使った頭脳的な犯罪のトリックが出てきて水谷豊扮する杉下右京刑事と犯人がネットを使って知恵比べしたりと、昔の推理小説見たいなことを見せてくれます(この場面はチェスを知ってたらもっと楽しめるでしょうね)



正直、悪くはないけど映画としては可もなく不可もなくと言った無難な普通の映画・・・
芸達者の俳優が多数出てるので映画としては締まった印象だけども、やはりTVのファン層狙いというか、大人が安心して楽しめる地味な映画・・・ていう感じでした。

TVドラマを見てたらキャラたちに思い入れなどが入って、また違った楽しみがあるかも知れないですが、TVドラマを知らない者にしたら地味な刑事ドラマって言うかんじでしかないなぁ~
それでも爆破シーンや火災シーンなどの場面も一応は用意されてますがね



☆☆☆ 2008.6.5(木)タナベキネマ 22:20 最後列

No.051 「僕の彼女はサイボーグ」(2008年 日本 120分 シネスコ)

2008-06-08 01:34:06 | 2008年劇場鑑賞
監督 クァク・ジェヨン
出演 綾瀬はるか
    小出恵介
    桐谷健太



本日2本目の映画は日本映画ですが、監督が韓国人の監督さんクァク・ジェヨン
「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」などの韓国映画でおなじみの監督が日本で撮ったSFチックなファンタジーラブストーリー。
この監督の映画は結構見てますが、日本でもヒットした「猟奇的な彼女」より「ラブストーリー」の方が良かったですが、さて今回はどんなものでしょうか?
個人的にはあまりこの監督の映画ではハズレがないので少し期待しての鑑賞です。

(あらすじ)

21歳の“僕”(小出恵介)を救うために未来の“僕”が現在の自分に送ったという最高にキュートな“彼女”(綾瀬はるか)は、やることなすことすべてが大胆でラフなサイボーグだった。
“彼女”は“僕”のピンチを幾度となく救ってくれるが、感情を一切持たない“彼女”に思いが伝わらず、“僕”は一方的に別れを告げてしまう。
しかしそれは、決して起こるはずのなかった、運命を変えてしまう“恋”の始まりだった。



サイボーグに恋をするっていう設定に思い浮かんだのは、ウェス・クレイブン監督のホラー映画「デットリーフレンド」を思いだしました。
勿論、過去から自分を守るために過去の自分がサイボーグを送りこむって言うのは「ターミネーター」を連想しますね・・・いろんな映画の要素が入った映画ですね。

それとこの映画のやはり綾瀬はるかの起用が成功ではないでしょうか?
サイボーグとしての動きや仕種が似合ってたし、こんなサイボーグなら家にも来て欲しい・・・なんて世の男性陣たちに思わせるような存在感がありましたね。
で、“相手役”の小出恵介のキャラがクァク・ジェヨン監督の「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョンのようなキャラとかぶるような気がするのですが気のせいかな?
人が良さそうでどこか頼りなさそうなあ所がソックリでした。

前フリなどして色々と伏線を張ってあり、それらがラストに生きてくる展開はソコソコ面白かったなんだが、一番印象に残るのが時折珍妙な動きをする顔も綺麗なら肌もスベスベなサイボーグ綾瀬はるかでした。(この映画に関してはおじさんは彼女にやられたなぁ~)



タイムトラベル物には必ず時間軸などの不合理性が付きまとうけど、今回もおかしい場面あるけど敢えてツッコ込まないけど、ただ小出恵介が子供時代の故郷に戻るシーンはどう考えても???
2008年現在で21歳の大学生と言う設定なんだが、そんな彼の子供時代(推定7~9歳ぐらいかな)のシーンが出てくるけど、7歳だとしても14年前なら1994年・・・なのにそこに描かれる風景はどうみてもALWAYS 三丁目の夕日の世界・・・ランニングに半ズボンで虫取りの網を持って走る子供たち・・・どう考えても当時の子供なら虫取りなんて活発なことせず自宅でスーパーファミコンなんかで遊んでますって・・・駄菓子屋や大人たちの服装も昭和の風情・・・時代が合わないな~
韓国人のクァク・ジェヨン監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」を多分見たと思うけど、おそらく過去の日本を描くってなったら何でもかんでもあの風情にすればいいと思ったのかな?
タイムスリップの不合理性以上に気になったな~

それと2008年現在でのクラブのダンスシーンではこれまた昔懐かしいロボットダンスまで出てきます・・・でも綾瀬はるかちゃんが可愛いから許す!



☆☆☆ 2008.6.5(木) 布施ラインシネマ10 シネマ6 18:10 I-3


No.050 「ランボー 最後の戦場」(2008年 米 90分 シネスコ)

2008-06-07 23:02:09 | 2008年劇場鑑賞
監督 シルベスター・スタローン
出演 シルベスター・スタローン
    ジュリー・ベンツ
    ポール・シュルツ




アーノルド・シュワルツネッガーカリフォルニア州知事がまったく銀幕に出てこなくなり、同じようにめっきりここ数年出番が減った肉体派アクションスターのシルベスター・スタローンだが、しかし昨年はロッキーを復帰させ、そして今年はあのランボーを久々に戦場に送り込む!

タイのミャンマーが舞台になるこの作品ですが果たしてキャラ的にも全盛期を過ぎたランボーが過去三作品のような破天荒な活躍を見せてくれるのでしょうか?
スタローンは前作「ロッキーザファイナル」で年齢の割にはなかなか動けるロッキーを演じてましたがジャングルを駆けまわり 泥まみれになるランボーの激しいアクションはキツイでしょうな~(ま、CGでどうにもなりますがね)
しかしそんな心配をよそにランボーは見事に復活してくれました。



(あらすじ)

軍事政権下のミャンマーで、ある闇の存在が明らかになる。
アメリカ政府は、各国の精鋭傭兵部隊を組織し、事態の鎮圧に乗り出した。最新装備を誇る隊員たちの中、1人手製のナイフと弓矢を武器に、孤独な戦いを繰り広げるジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)。
残忍な殺りくを繰り返す敵を前に、ランボーの最後の戦いが始まった……。

冒頭第一作「ランボー」同様にダン・ヒルが歌った第一作の主題歌「イッツ・ア・ロング・ロード」の哀愁のメロディととも(この曲のフレーズが全シリーズ通じてテーマ曲として使われてる)に始まるこの映画は予想以上に面白かったですね。
アクションとしてはゲリラ戦が中心でヘリコプターで大暴れした前作「ランボー3 怒りのアフガン」のようなド派手な事はしないけどミャンマーの兵士相手に至近距離の白兵戦を展開します。

しかもランボーの殺戮スキルの残虐度は過去の作品より大幅アップ!
そこには年老いて尚パワーアップした怖いランボーがそこに!
とにかく最近の作品なかでも流血の量は相当なものでランボーと交戦したやつは五体満足で死んだ奴など皆無に等しい!腹を裂かれ首チョンパーなんて当たり前!
「ランボー2」で火薬付きのボーガンを人間に命中させ吹っ飛ばしたけどあの時は大爆発しただけだったが、今回は血と肉片までもが華々しく飛び散るR指定仕様!



ホラー映画の殺人鬼のごとくソロりと敵の背後に忍び寄ったかと思えは瞬時に喉を掻き切る!圧巻は機関銃を大乱射して数では大きく上回る敵を粉々に粉砕!
銃口の前に居た兵士などは至近距離で乱射されたもんだから見るも無残な細切れ状態にされてしまう(以後肉片がずっと機関銃のまわりに付いてる・・・妙なとこにもリアリティあり) 思わずあんな死に方だけはゴメンだと思ってしまうぞ!

また敵がリンチにレイプに虐殺とやりたい放題の悪党だけにそんな連中がランボーの前に肉の塊と化していく様はある種の爽快感を感じてしまいますね。
過去の作品に比べてランボーのアクション自体は最小限の動きに抑えられ その替わり至近距離でのゲリラ殺法や機関銃で一斉掃討の大殺戮ぶりは演じるスタローンの年齢を考慮してのものかどうかは別にして 「ダイハード4.0」のようなありえない程の派手なアクションより返り血や肉片まみれで凄みが出ています。

今後シリーズが続くのならそっち方面で派手になるかもね。
ま、その分ますます鑑賞年齢制限が上がりますが・・・プライベートライアン級のスプラッター度でその筋のファンは必見かもよ



☆☆☆☆☆ 2008.6.5(木) 布施ラインシネマ10 シネマ2 16:25 J-9

「ジュセリーノ講演会」

2008-06-05 02:09:55 | ライヴ&イベント

9.11のテロや世界の災害をことごとく的中させた予言者ジュセリーノ氏の講演会が大阪で開催されましたので話しを聞きに行ってまいりました。
19時開始ギリギリに開場であるクレオ大阪に到着!
さて入りはどうかな~?と思って館内に入ると・・・びっくり!
1000席ある館内はほぼ満員の状態!


↑会場のクレオ大阪

宣伝不足とか一部では聞いていたけど予想以上にお客様が詰め掛けてます。
しかし何となく客層はどことなく怪しげ・・・と言ったら失礼だが、何か一般的な雰囲気の方もいるけど、どう言う繋がりで来てるのかな?と言った雰囲気の方もあろられちょっと変わった雰囲気ですね。



19時調度にジュセリーノ氏がさりげなく登場し、「みなさんこんばんわ!」日本語で挨拶の後、後はポルトガル語で通訳を介して今回の講演会の趣旨についての説明と関係者への感謝に辞を述べられてました。
「私は皆さんに恐怖を伝えるのではなく、来るべき時に準備すべきことや避けることへの努力をメッセージとして伝えてる」とのこと・・・「世界の政治は兵器や爆弾を作るのを辞めて、人間への愛について考えよう。そういうことにお金を使えばいいのです」とメッセージを語りそして内容に入っていきます

もっと過去の的中させた予言の話や予知夢についての事柄が話として出るかなと思ったが、彼が予知夢で見た今後起こる事柄に対して準備すべきことや、何よりも強調していたのは環境破壊についての事でした。
予言という超常現象としての色合いより環境破壊などのシンポジウム的な色合いが強く、思ってた以上に固い内容でした。

でもそんな中でも彼が見た予知夢での予言もいくつか紹介された・・・

2019年に強大隕石が地球に接近しそれが2036年にまた戻ってきて地球に衝突する可能性があるとのこと・・・それがおこれば人類の3分の1は死滅するらしい

2013年の11月1日~25日にカナリア諸島の火山が噴火し、島の半分が崩壊し海に沈み、それにより水位が上昇し150メートルの津波が起こり、大西洋に甚大な被害が起こる・・・

2008年6月13日(つまり来週ね・・・)と2009年1月25日に大阪で巨大地震が発生!
これは関西に住むものにとっては聞き捨てならない予言ですね~
当たる確率が90%ということなので外れる10%に期待するしかないね・・・



ちなみにミャンマーのサイクロンと四川の大地震も予知していて、政府に警告文を送ってたらしいです。
大半は無視される見たいですな~でも昨年12月のインドネシアの地震では政府に知らせたところ、政府が迅速に彼の予言に対して対応し、実際に起こった地震では被害者がゼロだったそうな・・・
助かるためには知るということが大事であると言うことを強調しいましたね。

後半は10分ほどの休憩を挟み質疑応答があり、これは入場時に配布された用紙にお客様が質問を書いたものに対して
ジュセリーノ氏が答えるもの。



↑配布された質問用紙

その中でやはり一番多いのはやはり来週と来年に起こる大阪の大地震に関するもののようですね。
彼は「予言は当たって欲しいなどとは思わない、残りの10%の方になって欲しい」と言いながらも万が一起こってしまった場合は慌てず落ち着いて行動するようにと語ってました・・・それも「ピクニック行くような気持ちで避難しなさい」だって・・・それは無理やで~(ちなみに私は来週13日は北海道出張で大阪におりません・・・)

最後の質問の回答を通訳が話し終わるや否や突然に「みなさんありがとうございました~」と一言日本語で挨拶しそのまま舞台の袖にスッと下がりました。
なんか呆気ない終わり方やな・・・
観客も一斉に立ち上がりゾロゾロと帰りだし、余韻云々なんてなく実に素っ気ない!

正直思ってたより真面目(?)な講演会でやや超常現象というイロモノ的な要素は無かったんで個人的には肩透かしではあったかな・・・

そんなジュセさんも7月にまた再来日し、こんどは重要な会議をするらしい・・・「どうぞ良ければお越しになってください」って事は会議と言う名の講演会と言うか、まぁこれも興行なんでしょうね~ ちょうど洞爺湖サミットに合わして7月の7~9日にかけて行うそうです・・・当然サブタイトルは「洞爺湖サミットを吹っ飛ばせ!」でしょうね(笑)



☆☆☆ 2008.6.4(水) クレオ大阪 19:00 最後列

No.049 「アフタースクール」(2008年 日本 102分 ビスタ)

2008-06-01 01:06:34 | 2008年劇場鑑賞
監督 内田けんじ
出演 大泉洋
    佐々木蔵之介
    堺雅人



またまたMOVIX堺での鑑賞・・・多いな~今年はここで見るのが。
まぁ6月いっぱいまで会員は平日は1300円で鑑賞できるというのが大きいですけどね。
そして本日の映画が何かと話題の「アフタースクール」!(何と観客は我々だけ・・・久々の貸切上映!)

主演の大泉洋は今や北海道のスターから全国区の人気者になりましたね。
初めて彼を知ったのはたまたまTVで見た番組がキッカケでしたが、ウダウダ文句いいながら珍道中を繰り広げる内容で、しばらく見てるとどうやら北海道の番組見たいな感じ・・・これが伝説の番組「水曜どうでしょう」という30分番組。
北海道では相当人気のある方で、仕事で北海道へ行ったときSTVのグッズの店に入ると9割方が大泉洋に関する商品ばかり(「水どう」のガチャガチャもあり!)
コンビニに行けば彼の名前の入ったカップラーメンやスープカレーなどもあり、改めて彼の北海道の人気を見せられたもんでした。(私の友人の奥様もハマリ中!)

それ以降ドラマなどで彼を目にするようになり、どんどん全国に知れ渡りこの作品でも主役です。



(あらすじ)

母校の中学で働く教師、神野(大泉洋)のもとに、かつての同級生だと名乗る探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。
探偵は、神野の幼なじみで今は一流企業に勤める木村(堺雅人)の行方を追っていた。
心ならずも木村探しに巻き込まれるうちに神野の知らない木村の姿が明らかになり、事態は誰もが予想しない展開に向かっていく・・・

何かと評判の映画ですが、たしかに期待どうり面白く見れました。
大泉洋と佐々木蔵之介がピッタリと役柄にハマリ、この映画を面白くしてます。
あの役はこの2人でないとダメ・・・そんな風に思えてしまう程いい味が出てましたね。


                    ネタバレ注意報発令!

            ネタバレしてないけど、先入観なしで見たい人は見ないでね




























































この映画最大の見せ場は後半の20分ほどのどんでん返し!
2転3転と言うより、一気にひっくり返った・・・て言う感じの後半はそれまで??だったものがだんだん整理されてきて「ふ~ん!そういう事か・・・」と絶句してしまいます。



思わせぶりでありながらもさりげなく張られた伏線の妙、登場人物たちのちょっとした振る舞いなどに隠されたヒントなどなど・・・久々に心憎い脚本ですね。
最後の最後まで(エンドロール後も・・・)「で、あれはどうなった?」と言った観客の疑問に答えてくれる構成もいいですね。

ただ大きな盛り上がりどころがイマイチないのが惜しいですね・・・
もう少し山場があればラストがより爽快なものになったと思いますがね~
作品におけるトリックの巧妙さありき・・・と言った感じでこのトリックの為の映画と言う気がしないでもないのがやや残念ですね。



☆☆☆☆ 2008.5.29(木) MOVIX堺 シアター3 17:05 F-12