監督 パトリック・アレサンドラン
出演 ティエリー・レルミット
オフェリエ・ウィンテル
レオノール・ワトリング
毎月、金券ショップで買う「11館共通券」という招待券があるんですが、大体は天六シネ5ビルの作品で消化しますが珍しく今月は天六へは見に行く映画がなく「何かあるやろ?」て思って取敢えず買っといた招待券の使い場所が無くなってしまった・・・
他の劇場を見ても過去に見た作品ばかりだし、唯一タナベキネマで公開されてる「明日の記憶」が未見の作品だが時間が合わず(鑑賞済みの「寝ずの番」と2本立て)このままでは¥700-とはいえ無駄に終わってしまうのか?
と思って諦めていたら何と招待券の対象劇場で未見の作品がありました・・・それが「赤ちゃんの逆襲」!(ちなみに「沈黙の追撃」と2本立て)
その劇場がまた個人的には未開の地、東大阪市の小阪国際劇場!
ここは行った事ないし同じ沿線の布施で「カーズ」を見れば時間的にもハシゴが出来るし、これはいい機会だと思い小阪まで出かけることになりました。
「カーズ」を布施ラインシネマ10で鑑賞した後に車で移動・・・35分以内に劇場に着かねばならないがさすがあっさり20分ほどで小阪に到着!
商店街(?)の中の劇場へ・・・商店街の入り口には巨大な文字で「小阪国際」「ニュー小阪座」の文字が(風流やね~)
昔ながらの名画座で、2階にあるニュー小阪座は特選ポルノ映画を3本立で上映してました(ポルノ映画館とのセットは昔の名画座の定番でもあります)
レトロな外観は昭和の劇場そのままで昔は近所にこんな劇場が数軒あったもんでした。
中にはモギリを兼ねた売店があり、昔懐かしいせんべいなどの菓子類がありました。
アイスモナカがあれば尚良かったけど・・・と思いつつ劇場に入るとデカイ!予想以上に広い館内にため息が・・・椅子も昔の風情(固そうな椅子!)があり中央から前側は椅子と椅子の間に人が通れるほどの間隔がある珍しい設計に「ゆったりとくつろげるスペースね~」感心。
そして始ったフランス産「ベイビー・トーク」とも言うべき「赤ちゃんの逆襲」(やっと本題!)
この映画はこの春に天六ユウラク座で上映してたけど見逃した作品でもあります。
(あらすじ)
建築家を夢見る、冴えない絵描きのシモン(ミシェル・ミューラー)は、学生時代にデザインしたものに酷似した建物を見つける。アイデアを盗まれたと思い込み、建物の責任者ポレル(ティエリー・レルミット)に抗議に行った彼を、とんでもない悲劇が襲う。
偶然とはいえライバルのボレルの車に轢き殺されたシモンがすぐ生まれ変わり、何とボレルの子供としてこの世に産み落とされる!
すぐボレルの息子と知ったシモン(前世では)はボレルの息子として復讐を決意する。
実におバカな設定だけど期待していなかった分、割りと面白かったのが正直な感想。
赤ちゃんの心の声としてナレーションで語られるのは「ベイビー・トーク」まんまだけど、ボレルに復讐する手段が赤ん坊ならではの方法で執拗な夜鳴きで寝不足にしたり、抱きかかえられたタイミングでの顔面へのゲロ攻撃!
更にはそれでも溺愛する父親を悲しませる為にアノ手コノ手で自殺をしようとする・・・
ブラックユーモアに下ネタが随所に散りばめられた展開は取っ付き難い仏産コメディにしては結構楽しめました。
冷めていく夫婦関係や嫁と姑の確執などを赤ん坊からの視点から見ると実に間抜けで馬鹿げたものか・・・そんな風刺も感じさせる意外な怪作・・・かも?
で、また劇場の話ですが、こういう古い名画座はほんとんど儲けも何も無いだろうけど、出来るだけ昔の風情を残して頑張ってほしいものです
★★★ 2006.7.24(月) 小阪国際劇場 19:45 中央付近
出演 ティエリー・レルミット
オフェリエ・ウィンテル
レオノール・ワトリング
毎月、金券ショップで買う「11館共通券」という招待券があるんですが、大体は天六シネ5ビルの作品で消化しますが珍しく今月は天六へは見に行く映画がなく「何かあるやろ?」て思って取敢えず買っといた招待券の使い場所が無くなってしまった・・・
他の劇場を見ても過去に見た作品ばかりだし、唯一タナベキネマで公開されてる「明日の記憶」が未見の作品だが時間が合わず(鑑賞済みの「寝ずの番」と2本立て)このままでは¥700-とはいえ無駄に終わってしまうのか?
と思って諦めていたら何と招待券の対象劇場で未見の作品がありました・・・それが「赤ちゃんの逆襲」!(ちなみに「沈黙の追撃」と2本立て)
その劇場がまた個人的には未開の地、東大阪市の小阪国際劇場!
ここは行った事ないし同じ沿線の布施で「カーズ」を見れば時間的にもハシゴが出来るし、これはいい機会だと思い小阪まで出かけることになりました。
「カーズ」を布施ラインシネマ10で鑑賞した後に車で移動・・・35分以内に劇場に着かねばならないがさすがあっさり20分ほどで小阪に到着!
商店街(?)の中の劇場へ・・・商店街の入り口には巨大な文字で「小阪国際」「ニュー小阪座」の文字が(風流やね~)
昔ながらの名画座で、2階にあるニュー小阪座は特選ポルノ映画を3本立で上映してました(ポルノ映画館とのセットは昔の名画座の定番でもあります)
レトロな外観は昭和の劇場そのままで昔は近所にこんな劇場が数軒あったもんでした。
中にはモギリを兼ねた売店があり、昔懐かしいせんべいなどの菓子類がありました。
アイスモナカがあれば尚良かったけど・・・と思いつつ劇場に入るとデカイ!予想以上に広い館内にため息が・・・椅子も昔の風情(固そうな椅子!)があり中央から前側は椅子と椅子の間に人が通れるほどの間隔がある珍しい設計に「ゆったりとくつろげるスペースね~」感心。
そして始ったフランス産「ベイビー・トーク」とも言うべき「赤ちゃんの逆襲」(やっと本題!)
この映画はこの春に天六ユウラク座で上映してたけど見逃した作品でもあります。
(あらすじ)
建築家を夢見る、冴えない絵描きのシモン(ミシェル・ミューラー)は、学生時代にデザインしたものに酷似した建物を見つける。アイデアを盗まれたと思い込み、建物の責任者ポレル(ティエリー・レルミット)に抗議に行った彼を、とんでもない悲劇が襲う。
偶然とはいえライバルのボレルの車に轢き殺されたシモンがすぐ生まれ変わり、何とボレルの子供としてこの世に産み落とされる!
すぐボレルの息子と知ったシモン(前世では)はボレルの息子として復讐を決意する。
実におバカな設定だけど期待していなかった分、割りと面白かったのが正直な感想。
赤ちゃんの心の声としてナレーションで語られるのは「ベイビー・トーク」まんまだけど、ボレルに復讐する手段が赤ん坊ならではの方法で執拗な夜鳴きで寝不足にしたり、抱きかかえられたタイミングでの顔面へのゲロ攻撃!
更にはそれでも溺愛する父親を悲しませる為にアノ手コノ手で自殺をしようとする・・・
ブラックユーモアに下ネタが随所に散りばめられた展開は取っ付き難い仏産コメディにしては結構楽しめました。
冷めていく夫婦関係や嫁と姑の確執などを赤ん坊からの視点から見ると実に間抜けで馬鹿げたものか・・・そんな風刺も感じさせる意外な怪作・・・かも?
で、また劇場の話ですが、こういう古い名画座はほんとんど儲けも何も無いだろうけど、出来るだけ昔の風情を残して頑張ってほしいものです
★★★ 2006.7.24(月) 小阪国際劇場 19:45 中央付近