MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.019 「バレンタインデー」 (2010年 125分 ビスタ)

2010-02-26 23:37:27 | 2010年劇場鑑賞
監督 ゲイリー・マーシャル
出演 ジェシカ・アルバ
   キャシー・ベイツ
   アシュトン・カッチャー



ここしばらくホラー映画が連続しましたが、先日の「(500日)のサマー」に続いてガラリと変わった作品を続けて見ます
まず1本目は久しぶりの群像劇「バレンタインデー」というオールスター映画です。

(あらすじ)

2月14日、ロサンゼルス。
バレンタインデーのこの日、リード(アシュトン・カッチャー)は同せい中のモーリー(ジェシカ・アルバ)にプロポーズ。
しかし、仕事の途中で自宅に立ち寄るとモーリーが荷物をまとめていた。
一方、教師のジュリア(ジェニファー・ガーナー)は親友のリードのアドバイスで、恋人のハリソン(パトリック・デンプシー)の出張先に押し掛けようとするが…



時節が過ぎましたがバレンタインデーをテーマにした作品でタイトルもそのまま「バレンタインデー」!
古い言い方でいえばグランドホテル式と言う同じ時間帯で様々な人たちのドラマが同時進行していく群像劇のスタイルを取ってる作品です。
それもアシュトン・カッチャー、ジェシカ・アルバ、ジェイミー・フォックス、ジュリア・ロバーツにシャーリー・マクレーンetc・・・若手から中堅、ベテランまで幅広いキャスティングの作品。

前半は細かいエピソードが矢継ぎ早に紹介され、物語に登場する人物たちがさりげなく登場してきます。
総勢15人ほどにも及ぶ主要キャストだけに前半は忙しいの何の・・・チョイ目まぐるしい印象を持ちました。
でもストーリーが進むにつれ、それぞれのエピソードが微妙にリンクして収束していく展開はこのテの映画ではありがちだが、不思議とあざとさは感じず映画的なテクニックで上手く収めてましたね。
それぞれリンクするエピソードもしつこく交わらず、さりげなくて良かったですね。



ジュリア・ロバーツが出てくるけど出番が少ない割にはギャラが高いんでしょうね~?
また私お気に入りのジェシカ・アルバはクレジットではトップに出てくる割には登場シーンが極めて少ない・・・ついでに健康的なあのお色気も今回は封印!
ま、あれだけのメンバーを125分に収めるのは大変ですわね。

日本ではバレンタインデーと言えばすぐにチョコレートが浮かんでくるけど、この映画の中では愛する人とその日を過ごすという大切な1日として様々な人たちのバレンタインデーの1日が描かれます。
それはすべてのカップルが幸せな日とは限らない。
中には知ってはならない恋人の秘密を知ってしまい悲しみにくれる人も居れば、その日が別れの日になってしまう人もいる・・・そんな悲喜交々な人間交差点をバレンタインデーという特別な1日で見せてくれます。
でも皆それぞれ気持ちが前向きで終わるのはさすがアメリカ映画らしいね~



★★★ 2010.2.25(木) なんばパークスシネマ シアター2 16:20 I-12

No.018 「(500)日のサマー」 (2009年 96分 シネスコ)

2010-02-24 00:42:13 | 2010年劇場鑑賞
監督 マーク・ウェブ
出演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット
   ゾーイ・デシャネル
   ジェフリー・エアンド



夕方のシネマート心斎橋は年配の女性が目立ちます・・・つい先日ここで開催されていたホラーフェストのレイトショーの時とは客層が全然違います(当たり前だが)
昼間は韓国映画が必ずと言っていいほど上映されているので、韓流スター目当てのおばさまが多いようです。
そんな中上映されていたのが、この少し変わったタイトルのアメリカ映画です。

(あらすじ)

グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新入りのサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目ぼれしてしまう。
ある日、好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと…



この映画の冒頭に「ビッチ!」と言う言葉が出てくる・・・何となく今となっては分かるきがする・・・

サマーと言う可愛い娘と出合い熱烈に一目ぼれして恋に落ちる草食系男子のトム君。
この映画は恋愛映画ではない!と冒頭に出るけど、たしかに結果的には恋愛映画ではないかも知れない。
恋愛映画というよりは、それぞれ500日間の間に成長し次なる一歩を踏み出すと言う意味では青春映画と言ったところかな。

サマーと出合い、そして破局するまでの500日間を描いた作品だが、この映画の斬新なところは1日目から順を追って描くのでなく、日にちが飛び飛びでシャッフルされ、日にちが行ったり来たりするマルチオムニバス映画的なところです。
幸そうにデートしてたかと思えば、次のシーンではもう距離を置いたギクシャクした関係になったりと展開が前後し、「あの時はまだよかったんだが」という感じでトミーが別れた彼女との過去を回想してるかのような作り。
そういう意味では男側から描いた作品と言えるかもね。

でもオッサン目線で見るとこのサマーという女の子にはイラついて来た・・・トミー君と付き合い出した時も「私は束縛されたくないから恋愛はしない」という主義である事を告げ、それでもトミー君はOKするけど、どんだけデートしょうが、ベットを共にしてもそれでも恋愛ではないという彼女にフラストレーションが主人公同様に溜まります。



ネタバレになるかあまり詳しくは書けないけど、彼女のその主義がいとも簡単な理由でひっくり返された時のトミー君の心情は察っして余りある。
「何故、僕の元を去ったのか?」というトミーの問いかけにサマーが答えた理由のまぁ~何とも彼に追い打ちをかけるような残酷な一言・・・
「ま、もともとあんな女、変わり者なんだから諦めなさいよ」・・・と慰めたくなりました。

それでもそんなサマーを未練たらしく思い続けているトミー君に訪れる春の兆し・・・いろいろありましたが何となく後味のいいラストが好印象です。
シャッフルされる時間や絵の中に主人公が入ったり、ミュージカル仕立てになって歌いだしたりと凝った演出はさすがPVを撮ってた監督らしいですね。



★★★ 2010.2.18(木) シネマート心斎橋 スクリーン1 16:00


「沈黙の鎮魂歌」

2010-02-23 00:11:11 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



“未公開映画十番勝負”シーズン5 第10弾



ご存じスティーブン・セガールの最新作!
堂々のビデオスルーで登場です。

全盛期の破壊力のある一撃必殺のセガール拳が影を潜めてしまってから久しいが、かつてほとんど相手に攻め込ませないノーダメージなセメントアクションはまさに“銀幕のバーリドゥーダー”と呼ぶに相応しい凄さがあったがここ数年・・・いやもっとか・・・格闘シーンですらスタントマンがほとんどと言う凋落ぶりでゲンナリ。
だが今回は前半は銃撃アクションが大半だけどクライマックスは悪党相手に“顔の見える”格闘アクションを披露してくれます。
でもあまりスピードがなく、やや動きも緩慢・・・(スピードあるアクションはスタントだから顔見えないしね)でも最近の中ではがんばってる方かも・・・?
ま、劇場ではなくDVDで家で見てるからそう思えるのかもね・・・

今回は悪党たちに瀕死の重傷を負わされた娘のフィアンセを連れて復讐の犯人探しをするが、クラブでストリップダンサーが股開いてる前で娘のフィアンセに熱く男を語るセガールがナイスです。

ちなみにこの映画の邦題はインターネットで一般公募で決まったようですが、実は私も「沈黙の首領(ドン)」応募しましたが、見事落選ですな。



★★★

「スラップ・ショット 3」

2010-02-22 00:29:12 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



“未公開映画十番勝負”シーズン5 第9弾



不動産屋の悪徳女社長により孤児院が閉鎖されることに・・・現状を打破するためにアイスホックーで不動産屋のチームと少年たちの孤児院存続を賭けた戦いが始まる。
そんな彼たちを指導するのがかつてチーフスで大暴れした伝説のハンセン3兄弟。
当然ホッケーのテクニックそっちのけでラフプレーのオンパレード!

ポールニューマン主演の痛快スポーツコメディ「スラップ・ショット」の続編で、シリーズ通して出てくるハンセン3兄弟が今回はジュニアリーグって事で彼らの息子らも参戦!
もちろん親同様にラフプレーが得意・・・このシリーズのツボであるアイスホッケー滅茶苦茶試合は今回も継承されてます。

でも今回はよりスポ根色が強くなり、1作目のような大人のいやらしさ見たいなドギつさは無いです。
ラフプレーで勝ち進むも本当はフェアプレーで勝ってこそ真の勝利なり!
と少年たちが気がつき出し正攻法で戦いを挑む。
そんなクライマックスはまさによくあるパターンのスポ根ムービーの典型。
また実況アナの親子が寒いギャグの連発で辛かったな・・・



★★

「ゴースト・ハウス2」

2010-02-21 23:57:07 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



“未公開映画十番勝負”シーズン5 第8弾



サムライミ製作のホラー映画の続編。
とうもろこし畑がカラスなどに荒らされ不作続きで、しかも土地を乗っ取ろうとする不動産や妻を寝取うとする友人など周りは敵だらけ・・・
そんな時に納屋の壁の中から偶然見つけた不気味な案山子を畑に立てるや憎っくきカラスは謎の大量死! さらに不動産屋から妻に色目を使ってた友人などが次々に怪死。
そして不作だったとうもろこしが一気に畑を埋めつくす!

邦題タイトルからすると幽霊屋敷モノ見たいだが、どちらかと言うとオカルト色のあるスラッシャー映画見たいな感じです
後半は案山子が動き出して襲いかかってくる(そんな映画どっかであったぞ)
知らず知らずのうちに黒魔術にかかってしまい得た物と同時に大きな代償を払わせる主人公はスティーブンキングの小説やミステリーゾーンなんかで出てきそう。
サムライミ印だけに無難に楽しめるホラー映画でした。



★★★

「ROCK ロック」

2010-02-20 00:24:35 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)


“未公開映画十番勝負”シーズン5 第7弾



悪霊が渦巻く廃墟となった監獄島に逃げ込んだ武装強盗団と監獄を取材にやって来た撮影クルーが遭遇する戦慄の怪奇現象・・・悪霊VS武装強盗団、そこに撮影クルーが絡んでのサバイバルアクションホラーか?と思ったら武装強盗団は悪霊に立ち向かうどころかビビりまくって、逃げ惑い(特にボスが一番怖がってた)、戦うどころか悪霊に惨殺されていくと言うスプラッター色満載のホラー映画。

悪霊に呪い殺されるのかと思いきや、顔面は押し潰されるわ、胴体は引きちぎられるわ、電気椅子で感電死したりと予想以上にゴアなシーンが多い。
不気味な悪霊たちが群れをなして襲いかかってこられては、武装強盗団もひとたまりもない。

悪霊と対決しながら脱出するアクションを期待すると、期待ハズレに終わるかも?
武装強盗団も撮影クルーもなすすべもなくひたすら逃げ惑い、無残に惨殺されていくと言う悪霊の一人勝ちの映画でした。



★★★

「アフター・インパクト」

2010-02-18 23:56:10 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



“未公開映画十番勝負”シーズン5 第6弾


巨大隕石が地球に衝突!人類の運命は・・・?
未曾有の大パニック映画だと思えば、何と劇映画ではなく専門分野の学者たちが万が一に巨大隕石が地球に衝突したどういう事になるか?と言うことを科学的な理論で説明してくれる。

それをドラマ映像を絡ませてみせてくれるシュミレート映画です。
よって映画的なサスペンスやスリルに感動などはほとんどありませんので、それらを期待してはいけない。

でも何回も生まれ変わったとしても、巨大隕石の衝突と言うそう簡単に遭遇しない事態を理論的にどういう仕組みで地震や火山の噴火、ハリケーンや洪水が起こるのか?という事が科学者の言葉で語られ、映像で見せてくれるので分かりやすい。
そういう意味では下手なB級パニックムービーより面白かったような・・・



★★

「バイオレンス・レイク」

2010-02-17 00:24:41 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)


“未公開映画十番勝負”シーズン5 第5弾


静かな湖に週末を楽しみにきた1組のカップルが体験する恐怖!
地元の悪ガキどもの嫌がらせ、悪戯がエスカレートしていくにしたがって、キレたカップルの男が注意すると最近の若者は聞き耳を持たない・・・しかしちょっとした弾みで男がこの悪ガキ集団のボスが買ってる犬を殺してしまった事から、復讐に燃える悪ガキ集団に追われることになってしまう。

まさに大人のカップルと悪ガキ集団とのサバイバルゲームの幕が切って落とされるんだが、息巻いてるのはボスだけで、子分の少年たちは及び腰・・・
そしてカップルの男の方がアッサリと捕まってしまい有刺鉄線で縛られて、殴る蹴るのリンチに悪ガキのボスに脅された手下が順番にナイフやカッターで切りつけていく・・・この悪ガキのボスが憎たらしいほど仲間を脅して、自分の替わりに残酷な行為を子分のガキに強要させる根性無しな奴!
悪役が憎たらしいほどこう言う映画は後の爽快感が生きてきていいです。

でも後半は悪ガキどもに殺された恋人の敵打ち&助けを呼ぶのに森の中を逃げ惑うヒロインの姿が描かれるが、泥まみれになり、さらにゲロも吐きながらも悪ガキ相手を数人血祭りに上げるが肝心の悪ガキのボスをどうやって片づけるのか?と言う見どころが後半期待されるところ・・・なんだが・・・

ヒロインが命からがらやっと逃げ込んだ場所は大人たちが庭でドンチャン騒ぎのパーティで盛り上がってる所。
やっと大人たちの居る場所にたどり着いて助かったと思いきや、この大人たちと言うのが実は・・・って言う素敵なまでに後味の悪い映画です。

なかなかのバイオレンス描写が良い、ちょっとした拾いモノでした。
爽快感を期待させておいて、逆に不快感を煽る展開は結構キライではない(こう言う作品とは思わなった)



★★★★


「メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス」

2010-02-17 00:14:10 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



“未公開映画十番勝負”シーズン5 第4弾



久々のモンスター映画です!
しかもモンスターて言うのがメガシャーク(メガロドン)と言う超巨大鮫とジャイアントオクトパスと言う巨大ダコの二大モンスター!
太古の時代に宿敵だった怪物が氷漬けになっていたのが、違法な軍事行為によって冷凍から目覚めて復活し、現代でモンスターバトルを繰り広げる・・・

と言ってもバトルに発展するのは後半だけで巨大ダコの足が鮫を締め付けると言う膠着状態が大半で凡戦もいいところ!
むしろ映画史上最大の鮫による暴れっぷりの方が印象に残る。
何んとジャンプ一番、空中のジャンボ旅客機に噛み付き(!) ロサンゼルスの名所ゴールデンゲートをを一撃でかみ砕く・・・デカイにも程があるぞ!
巨大ダコはよくあるけどこの巨大鮫には腰抜かすと同時に呆れた(笑)
モンスターとはいえ適度なさじ加減が必要ですな。
巨大生物としてはまさにメガトン級だけにもっと派手な対決が見たかったね。



★★

「アルマゲドン2009」

2010-02-16 01:07:09 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)


“未公開映画十番勝負”シーズン5 第3弾



久々のパニックものです。
巨大隕石がアラスカに落下し、なんと恐ろしい事に磁場が逆転し北極と南極が逆転してしまうかも知れない?!と言う今だかつて映画には使われてなさそうな、想像を絶するネタを突き付けて来る!

その割には地震と地割れが頻発するんだが、それ以上の災害シーンはほとんど無し・・・その変わり暴走する電磁波なるものが人間を感電死させます。
電子機器を持ってると一発即死・・・でも電源切ってればOK!
電波の波見たいなのが街を襲うがほとんど映像的に迫力に欠ける為にパニック物としては拍子抜け!もっと洪水とか火山の噴火とか見たかった・・・

人類最後の希望で隕石の落下と同等の衝撃を与え、磁場を戻すのに核爆弾を海底に仕掛けると言う作戦がクライマックス!
やはりこう言う映画は最後は核頼みになりますね・・・

主人公の科学者が人類滅亡の危機を政府に伝えるが、いつものようにまったく信用されず相手にされない。
ならば大統領に直談判するんだが、普通のパターンなら真剣に受け止めてくれるハズ?の大統領にも相手にされないという気の毒なシーンが個人的に印象的な邦題倒れな作品。



★★