スティーブ・マックィーン主演の「栄光のル・マン」の製作過程の舞台裏のドキュメンタリー映画て事で平日の劇場はおっさんばかり!
売店ではマックィーンの旧作パンフレットが売られてますが、いずれも高額でびっくり!
「大脱走」なんで5250円とな「華麗なる賭け」13000円超えてた
さすがのオッさんたちも手がでませんな(笑)
映画は当時撮影に参加したスタッフや俳優のインタビューとともに撮影中のマックィーンの秘蔵映像が惜しみなく出てくる貴重なフィルムの連続でファンの人には堪らないものになってます
彼が製作者として自身の趣味である車の映画、カーレース映画を撮る事でレースで感じる臨場感を観客に味合わせようと考えたのがこの「栄光のル・マン」のようです
しかし製作を兼ねてるマックィーンはカーレース好きで思入れやこだわりがあっても周りは映画屋…脚本も未完のまま撮影が進行していく中でマックィーンと周囲との軋轢が生じていく
そんな人間味溢れる生々しい部分が描かれていて興味深い
監督降板、大幅な予算超過、そしてマックィーン自身も製作から降ろされてと困難続きの中であの作品が完成したとは初めて知りました
マックィーンがまさに俺様の映画と思いを強く強調すればするほど周囲から孤立してしまう
そんな姿も意外で目から鱗のようなドキュメンタリーです
また車にカメラを積んでドライバー目線で
撮影する臨場感の映像も当時としては斬新だったんでしょうね
ポルシェに搭載したカメラを運転席から降車したマックィーンに合わせてスタッフ数人が搭載したカメラをすかさずハズしてマックィーンの後を追うシーンなんかアナログならではのご苦労が見て取れる(笑)
★★★ 2016.6.30(木) シネマート心斎橋 劇場1 12:15 G-2