m/4/3とはマイクロフォーサーズのこと。
デジタルカメラのセンサーやマウントを含めての規格の総称であり、賛同する企業との共通規格でもある。
レンズ交換式デジタル一眼のセンサーとして考えると、1インチセンサー(Nikon1シリーズ)が終了した現在では、マイクロフォーサーズ(m4/3)は小型のセンサーの代表格となる。
急ぎ足で歴史に触れると。
従来のフィルム一眼レフがデジタル化され、さらにミラーレス機になる段階で、初期のデジタル一眼レフでフルサイズを作るには最低100万円はした。よってその頃のフラッグシップ機はNikonですらAPSだった。
フルサイズとは35mmフィルムサイズで、APSもほぼそのままフィルム時代の規格の踏襲である。
マイクロフォーサーズの原型のフォーサーズ規格は、当時の説明だとデジタルカメラのセンサーとしての特性にこだわり、最小限でボケなど写真の表がが可能なサイズとして考え抜かれたものであった。
フルサイズが主流になったのは一向に構わないし、私も目的によっては使う。
センサーサイズは撮影の目的や好みで最適な度合いは変わる。しかしフルサイズと比較してマイクロフォーサーズでは足りないとか、使えないとかネットなどで散見する見解は、たとえ一部のプロの意見であっても、それはあなたの使い方の範囲内だよ、と言いたい。
語りだすと止まらなくなる性分なので、また続きは次回以降に。
マイクロフォーサーズの作例をと書いておいたので、前回アップした機材での一枚。
撮影が主目的ではない移動中のもの。レンズは14mm単焦点であり、この上なく薄くて小さくて、レンズキャップみたいな印象だが、写りは秀逸だ。
私はあまり好まない考え方だが、これをフルサイズ換算28mmと呼ぶ。画角的には写る範囲がわかるのだが、この表現がマイクロフォーサーズはボケにくいなどの誤解を招くのだ。
長くなってきたので、それはまた別の機会に。
注1: この写真内のネームは画像処理によるものです。
注2: この写真は落書きを推奨および賛同するものではありません。