ボーイング社 3か月決算 2400億円余の最終赤字
2020年7月30日 7時30分
厳しい経営が続いているアメリカの航空機大手ボーイングの先月までの3か月の決算は2400億円余りの最終赤字となり、
追加のリストラが避けられない状況です。
また、ボーイングは「ジャンボジェット」の呼び名で知られた747型機の生産を2022年で終了することを明らかにしました。
ボーイングが29日発表した6月までの3か月間の業績は、
売り上げが前の年の同じ時期に比べて25%減少したことから、
期間中の最終損益は23億ドル、日本円で2400億円余りの赤字となりました。
赤字は3期連続で、追加の人員削減などが避けられない状況です。
ボーイングは、2度の墜落事故を起こした主力の737MAXの運航再開のめどが立たない中で、
新型コロナウイルスの感染拡大による航空需要の激減という追い打ちを受け、厳しい経営が続いています。
あわせて、ボーイングは当面の生産計画を発表し、
「ジャンボジェット」の呼び名で知られる大型機747型機の生産を2022年で終了することを明らかにしました。
1970年に就航した747型機は大量輸送を可能にし、海外旅行の普及に貢献しましたが、
燃費性能が高くなく、最近では貨物輸送などに活用されています。
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【ニューヨーク共同】
米航空機大手ボーイングは29日、
「ジャンボ」の愛称で親しまれた大型機「747」シリーズの生産を2022年に終了すると発表した。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う生産計画の見直しの一環。
1970年に就航し、大量輸送を担って海外旅行を身近にした立役者が、
半世紀にわたる歴史に幕を下ろす。
旅客需要全体が激減しており、声明で「市場の現実を反映して決めた」と述べた。
燃費性能が劣るため、
7月には英ブリティッシュ・エアウェイズやオーストラリアのカンタス航空が計画を前倒して退役させていた。
ジェットエンジンを4基備え、機体前方2階建てが特徴だった。
現在の受注機数は 8F(cargo機)15機
ジャンボの使命は半世紀十分に全うした
ライバル不在の時代が長く続いた・・油断が?
双発機の進化・・高い燃費性能と快適性を追求
勝負あり
