【難読漢字】「白粉」って読めますか?
読めると差がつく
芸者さんでお馴染み
突然ですが
「白粉」という漢字
読めますか?
芸者さんなどが化粧に使う道具の一つです。
気になる正解は...
正解は「おしろい」でした!
わかりましたか?
現代ビジネス編集部
白粉(読み)おしろい
顔や肌の化粧に用いる白い粉末。元来白いものの意で,その丁寧語「御白い」に基づく。粉白粉,水白粉,練り白粉の3種があり,粉白粉は便利であるが化粧くずれしやすく,水白粉は薄化粧に,また練り白粉は厚化粧に適しているとされている。固練り白粉,刷 (はけ) 白粉,紙白粉などの呼称も,いずれも前記3種の応用といえる。また原料には鉱物質と植物質があり,鉱物質には炭酸鉛(鉛白) ,酸化亜鉛 (亜鉛華) ,硫化亜鉛,酸化錫,酸化チタニウム,滑石,陶土などがあり,植物質には麦粉,米粉,葛粉などがある。日本でも明治までは鉛白を原料とした京白粉 (ハウニなどと呼んだ) や水銀を原料とした伊勢白粉 (ハラヤなどと呼んだ) などが用いられたが,鉛中毒にかかるおそれがあるところから製造されなくなった。白粉の使用は西洋ではすでに古代エジプトにみられ,それを継承したギリシアやローマでも,白粉は紅と並ぶ重要な化粧料であった。中国でもすでに殷代 (前 15世紀) には鉛錫を焼いて白粉とした記録がある。日本でも,唐の化粧法によった鉛白の白粉が奈良時代から使われたが,7世紀末に僧観成によってつくられたとされている。