
突然ですが
「真朱色」という漢字
読めますか?
真珠に似ていますが、違います。
正解は「まそおいろ」でした!
わかりましたか?

現代ビジネス編
236 / 109 /113
CMYK /
00 / 54 / 52 / 07
Webカラー値 /
#EC6D71
黒味の濃い赤色です。硫化水銀鉱物から取り出される色で、日本では、縄文時代から発掘されており、万葉集ではこの色が「まそほ」と呼ばれています。中国湖南省辰州で、朱の原料となる「朱砂」の良質なものが取られるため、一般的には、この真朱は「辰砂」と呼ばれています。

色の説明
真朱(しんしゅ)とは、少し黒みのある鈍い赤色のことです。『朱 しゅ』は硫化水銀鉱物から作られる「朱丹 しゅたん」を元にした天然の赤色顔料で、我が国では縄文時代から発掘されており『万葉集』にもその名がみられます。朱丹の良質な物を「朱砂 しゅさ」、中国湖南省辰州でとれる最上の物は「辰砂 しんしゃ」という別名でも呼ばれました。
奈良時代には赤土の赭 に対し、『真朱 』とも呼ばれ、純度が高いことを表現しています。
色名に「真」の字が付いているのは「混じりもののない自然のままの朱である」という意味からです。逆に、硫黄などを合成した人工的な『朱色』は色合いがより鮮やかなこともあり、『銀朱 』として区別されました。
出典:flickr