栂緑道の常緑樹でクスノキがあちこちにある
今頃葉を赤くして新陳代謝してる
暖かくなるこの頃なのかなぁ?
何故❓
常緑樹の場合は、葉っぱの寿命を気にする人はほとんどいないけど、木の種類によってずいぶんちがうんだ。
クスノキでは、新芽が開いて新しい葉が出てくると、冬を越した去年の葉はほとんど落ちてしまう。
そこで春に落ち葉が多いわけだ。といっても全部落ちてしまうわけじゃなくて、少しは残るけどね。
葉っぱの寿命で言えば、クスノキの場合はほぼ1年ということだ。
同じクスノキのなかまでも、シロダモやヤブニッケイの葉は寿命がずっと長くて、枝を見ると、4〜5年分も葉がついているよ。」
かなり落ちたがまだ落ちている
春、1週間くらいの間に、赤や黄色に染まった古い葉が落ち、新しい葉にとって代わられます。
葉の寿命はちょうど一年であり、春~初夏になると新旧の葉が一斉に入れ替わる。
新葉及び葉の付け根(葉柄)が赤いものと緑色のものがあり、
前者をアカグス(赤樟)、後者をアオグス(青樟)と呼ぶ。
庭木としては芽吹きの美しいアカグスが好まれる。
桜も満開です(庭代台中学校の桜)
常緑樹の葉の寿命(落葉)
常緑樹と言っても葉を落とさないわけではなく、光合成の効率が悪くなった古い葉は順次落葉します。通常は、少しの古い葉と新しく育ってきた多くの葉がいつも混在しているため、常緑に見えるのです。
樹木が葉をつくり、その葉を維持するためには、養分が必要です。その養分は、枝や幹(※)、針葉樹の場合は葉にも蓄えられています。さらに、樹木が生長するためにも養分が必要です。
※樹皮の内側から木材(木部)との間の甘皮(あまかわ)とも呼ばれる部分に多く蓄えられるため、食料に乏しい冬場には野生動物によってかじられることがしばしばあります。
それらの養分は「葉」で光合成を行うことによって作られます。葉は光合成が盛んなほど、早く老化(劣化)していきます。葉が老化し、光合成によって作られる養分が少なると、その時点で寿命(落葉)です。
言い換えると、光合成によってつくられる養分が、葉を維持するための養分を下回れば落葉するのです。つまり、光合成によりつくられる養分のカロリー収支がマイナスになるときが寿命、落葉の時期です。
日本の常緑樹の場合は、1年から2年が平均的な葉の寿命になります。マツ類の中には2年~10年と長期のものもあります。熱帯林では3ヶ月と、とても短く、最も寿命の長い葉は、アメリカのイガゴヨウマツで33年だそうです。