台湾楓の木は少ない
高木だが
この木は
低い枝に手の届くのだ
雌花、雄花
が咲いている状況を
観察出来る
秋まで如何変化するのかなぁ
フウ <タイワンフウ> (マンサク科 フウ属 落葉高木 雌雄同株 花期4月
原産地:中国中南部、台湾) 葉柄は長く、葉身は3中裂しその形はトウカエデに似る。
雌雄同株の雌雄異花で葉と同時に展開する。
雄花序は多数の雄花の塊が太い柄に総状につく。
雌花序は多数の雌花が球状に集まり
上向きに伸びる細長い柄の先につく。
散歩道🚶♂️🚶♀️
・・・・・・・・・・・・・・・・
秋に熟す
果実はさく果が球状に集まった集合果で、長い柄の先につく。
モミジバフウの雌花&果実のように垂れ下がらない。
果実のイガイガは花柱が宿存し硬化して棘状になったもの。
モミジバフウやスズカケノキ等も花期が近い。
【タイワンフウとは】
・中国中南部及び台湾を原産とする落葉高木。漢字(楓)や葉の形からモミジの仲間であることを連想するが、マンサク科フウ属であり、モミジとの関連はない。江戸時代の享保年間(1716~36年)に日本へ渡来し、紅葉が美しいことから街路や公園に植栽される。
・葉は直径7~15センチほどで、浅く3~5つに裂け、それぞれの先端は尖る。葉の縁には細かなギザギザがあり、1センチほどの長い葉柄がある。葉は枝から互い違いに生じており、対になって生じるモミジ類とは異なる。中国ではフウの葉で蚕を飼い、これを楓蚕という。
・開花は3~4月頃。雌雄同株で花には雌雄があり、淡い黄緑色の小さな花がそれぞれが球形に集まって咲く。花の後にはプラタナスのような直径3センチほどの毬状の果実ができ、10~11月に熟す。中に含まれる楕円形の種子は甘味があり、朝鮮半島では食用にされた。果実はモミジバフウ(アメリカフウ)に似るが、熟した果実から種子が出た後の穴はより小さい。
・日本での最大樹高は20mほどだが、原産地では60mにも達するものがある。幼木の樹皮は灰褐色だが、老木の樹皮は赤みを帯びた灰黒色。樹脂には特有の香り(蘇合香)があり、中国では「楓香脂」として薬用する。
・中国名の「楓」の音読みで「フウ」と呼ばれることが多が、単にフウという場合、本種とアメリカフウ(モミジバフウ)の両方を指すため分かりにくい。また、日本での「楓」はカエデを示すが、中国では本種を表す。