あの世から田村正和さんが語る 一流の俳優としての「潔さ」
2021.06.15(liverty web)
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4月に77歳で亡くなった、国民的俳優の田村正和氏。本欄では、大川隆法・幸福の科学総裁が5月下旬に、田村さんの霊言を収録したことを伝えていた(名優・田村正和さんの魅力とは何か? 男の美学を貫く魂の力)。
そして6月6日、大川総裁は2回目となる「田村正和の霊言─プロフェッショナルとしての本物志向─」を収録。今回は、芸能界で生きるプロとしての心得がさまざまに語られた。この霊言は、全国の幸福の科学の支部・精舎・拠点で公開されている(文末に問い合わせ先)。本記事では、霊言の内容のごく一部を紹介する。
最終責任を負う姿勢が「潔さ」となる
田村氏の霊は、前回の霊言でも言及した「男の美学」について、役者としての信念を語った。
現代においては、責任を放り出して辞めることを、「執着がない」「潔い」ともてはやす風潮もある。しかし田村氏の霊は、「全力を尽くして仕事をやり切ったと思っても、他から批判を受けることもある。どんなときでも、自分の演技や、自分がかかわった作品に関しては、最終責任は自分にあると思うこと、作品全体に関して責任を感じる、これが潔さだと私は、思う」とした。
また、何か失敗した時も、失敗を認め、克服しようと努力することも潔さであるとして、失敗したら逃げるというのは、「一緒に作品をつくっている人たちに対しても卑怯な態度」と厳しく諭している。
他の人やファンが褒めてくれたとしても、もし、演技や表情などで、自分で足りていないと思うところがあるなら、「自分が一番厳しくなければいけない」とし、期待を裏切らない仕事をするために努力を続けなければいけないとした。
ファンを裏切らないストイックさ
田村氏は生前、プライベートを見せない俳優として知られ、「人前で食事をしない」「トイレの前にマネージャーを立たせ、他の人を入れないようにする」など、徹底して役のイメージを守る努力をしていた。
例えば、田村氏が演じた「眠狂四郎」は、正義の剣を振るい、孤高に生きる剣豪だ。田村氏の霊は眠狂四郎を演じるにあたっても、「観る人が『そういう人であってほしい』と思う気持ち」を大切にしたいと語り、プライベートでイメージダウンになるような行動をとると、「ファンを裏切ることになる」と、ストイックな生活の背景を語った。
心に残る、本物の仕事を
田村氏の霊はファンに向けて、「私の映画や、ドラマを観られた方が、一人でも、人生の何か余韻のようなものを、楽しんでいただけたら、ほんとにうれしい」とコメント。演技を通して、心の救いや、人生にプラスになるヒントを遺せたら、と語った。
これから俳優を目指す人に対しては、「偉くなくてもいいし、孤高の人で終わるかもしれないけれども、多くの人の心に残るような生き方を、できたら心掛けてほしい」と呼びかけた。長く活躍する俳優の精神性の秘密が伺える本霊言。芸能の道を志す人は「必聴」であると同時に、「仕事人」としての田村氏の気概を学べる。
その他にも、以下の論点について語られた。
- 芸能界は、「よほど勇気がなかったら、入らないのに限る」?
- 芸能人と家庭環境についてのアドバイス
- 人気者になればなるほど「モテる」ことが許されない
- 田村正和霊が、大川総裁のプライベートを見て……
- 古畑任三郎を、他の人が演じられるか?
- ハリウッドと違う、日本独特の演技の深さ
ここに紹介したのは霊言のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
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