台風一過を期待して、上高地から、奥穂・槍へ行ってきました。
まあ大いに手抜きのコースと日程ですが、トレーニング不測の身としてはこれが妥当なところでしょう。
10月06日(月)
22時30分 新宿発上高地行き深夜バス乗車
電話予約して、台風状況をうかがっていたが、早いスピードで通過したので上高地に向かう。
今回荷は26キロほど、トレーニング不足の身にはこたえる。
10月07日(火)
05時30分 上高地BT出発
08時40分 横尾
10時10分 本谷端
14時15分 涸沢ヒュッテ
まあ予定どうり、横尾に着いて、本谷端までは順調。
ここからの急坂が勝負。
一人怪我(足をくじいたか?)で動けない人がいた。連絡もして同僚もいたのでそのまま登り始める。
ここから杉がアル休憩場所まで、ガレの急坂で、早速へこたれる。兎に角、亀さんの歩みなので
後ろから来る人はすべて道を譲る。まあ平日でも登る人の多いこと。
驚いたのは、ツアーも含め、下山してくる人の多さ。台風を考慮しなかったのだろうか?
長い縦走で雨に会うのは仕方がないが、短期間の登山は無理しないほうがいいと思う。
私の場合停滞もありえる。
ちょっと傾斜は楽になるが、足元は厳しい。ずっと紅葉は素晴らしいがヒイコラは津ずく。
小屋に近づくと、ガス欠。おにぎり一個くらいしか口にしていなかったのがきいたみたい。
小屋の吹流しが見えてからの急坂休み休み進む。
小屋の前の石段で足がつってしまう始末。
繁忙期なので、テント受付はテント場の小屋で受け付けていた(閑散時はヒュッテで受け付けていた)
ガレ場のテント場なので、下に敷くボードも貸し出している。
テントしょって穂高山荘まで行くのは諦め、軽装で奥穂高岳までピストンすることにし2泊申し込む。
ヒュッテの売店展望台は大盛況。おでんがここの売り物。生ビールもありうらやましいかぎり。
私は、持参のウイスキーと、例によって燻製肉のスープで酩酊。
10月08日(水)
05時30分 出発
08時10分 穂高山荘
09時10分 奥穂高岳山頂
09時30分 下山
10時20分 穂高山荘
13時00分 涸沢
まあ荷が無いと、元気。去年迷ったポイントも雪が無ければ明確。
ザイデンクラーデの登りは楽しい。あっというまに小屋に到着
奥穂高岳へ行くコースで小屋から鎖場抜けるまでが一番厳しいところ。
うれしいたのしい山歩き。ルンルン。
薄雪が残っているが問題なし。冷たい風が強くて手がかじかむ。
二人ほど西穂高へ向かう人がいた。せめてジャンダルムまで行きたいが来年のテーマ。
冷たい強風の中仰ぎ見るのは涸沢までの苦しい行程を一瞬にして忘れる大展望。
頑張れば今日中に上高地まで降りられるが、その気まったくなし。
紅葉に囲まれた涸沢を満喫し、明日は、槍沢の紅葉見物だ。
10月09日(木)
06時20分 出発
09時20分 横尾
11時50分 槍沢ロッジ
13時10分 馬場平(槍沢テント場)
早朝出発したが、ツアーグループ結構いて、恐縮ながら結構追い抜く。
今日も、登るグループ多数。勢いに任せ一気に横尾へ向かう。
スタミナが切れて、槍沢のテント場(ババ平)まで叉青息吐息。
予想通り景観は最高。
涸沢より紅葉を楽しむならここがいい。テント場の申請は離れた槍沢ロッジ
あなたが本当の登山者なら、ごまかしなしにちゃんと手続きしましょう。
10月10日(金)
05時00分 出発
05時30分 大曲
06時30分 天狗原分岐
09時00分 槍ヶ岳山荘
09時40分 山頂
10時30分 槍ヶ岳山荘
13時30分 天狗平分岐
14時30分 大曲
15時00分 ババ平
04時頃から登っていく人がいる。こちらもテントそのまま、暗いうちに出発。
大曲あたりで、明るくなる。谷の紅葉は最高。
やがて、急坂が始まり、苦しくなる。
水場で一服し、ここから沢を離れいよいよ胸突き八丁。
やがて壮大な槍ヶ岳が眼前に聳え立つ。あそこまできついなーというのが実感。
ガレ場・ザレ場をあえぎあえぎ進むと、槍ヶ岳山荘が小さく見える。
いくら歩いてもちっとも近づかない。石に400mの表示があった後、800Mの表示
300の間違いじゃないの。先行の人どんどん離されていく。
山荘に到着し、休憩後ストック一本で山頂目指す。
テント背負って登ってきたときと違って、羽の生えた天使の気分は味わえないが、
楽しい岩登り。最後の長いはしごを登ると360度見渡せる山頂に到着。
8人ほどの人がいる。周りは絶壁。北アルプスの全山の他富士山を除き壮大な景観。
20分ほど堪能後、小屋へ戻る。下が見えるだけに緊張。足の筋肉がつっぱってうまく降りられない。
テント場までの戻りは、足が曲がらず、足裏も痛んできてゆっくり進む。
軽快に下っていく人を見ると、どうしてあんな足捌きが出来るのか不思議。
大曲からの登りで、ヒイコラ登ってくる人がいるが、この時間で小屋まで行くのは
少々きついのではと思う。まあ明るいうちには着くだろうが、原則3時到着を前提にしている私としては
疑問符がつく。涸沢でもそうだったが暗くなってから到着する人の多いこと。
結局登りと変わらない時間で、テント場に到着。
今日は、結構な数のテントが張られている。
去年行方不明となった方の捜索に、10人ほどのグループが集合。
金属探知機まで準備している。何回も捜索しているそうで人望のある人だったのだろう。
私なんぞは、人知れず朽ち果てるしかないのだが。
明日は上高地までの戻り。したたかに飲みすぎ熟睡。
10月11日(土)
05時20分 出発
06時00分 槍沢ロッジ
08時00分 横沢
09時10分 徳沢
10時10分 明神
11時00分 小梨平
足が重い。つっぱって下りがきつい。今日もお先にどうぞの連続。
横尾に到着すると、連休初日とあって大勢の人。
小梨平までは、たくさんの登山者とすれ違う。元気に挨拶していく若者。
おしゃべりに夢中で周りに関心の無い人。面白くもなさそうにひたすら歩んでいく人。
いろいろ見ていると面白い。
今日は小梨平で休息し、明日一番で帰宅予定。
トレーニング不足で腰が重い。
ビールを飲みつつのんびりテント設営。意外とテントの数が多くない。
山へ登らずとも、ここでキャンプするのは楽しいと思います。
バスターミナルまで行き、明日一番のバス・電車予約。松本までの通しの切符あり。
アルピコのバス予約センタへ電話し松本~新宿のバス予約。
小梨平の食堂・売店で、野菜・肉・焼酎購入。
またまたしたたかに飲む。風呂に入り気分爽快。
暗くなっても下山者多数。真っ暗な中でテント設営しているグループもいる。
10月12日(日)
08時00分 上高地~新島々~松本~新宿~新習志野
テント撤収後、澄み切った天候の中、奥穂・前穂・西穂・焼岳の威容を楽しむ。
西穂~奥穂行きたいが来年までのトレーニングが課題。
今日は小梨平の食堂で朝定職を頂きバスターミナルに向かう。
バスで新島々まで行くと、持病の右足の痺れがきつくなる。
整理体操で軽くし、松本までの電車の中でも体操。
新宿までのバスでは、上着をクッションにし何とかクリア。
電車を乗り継ぎ帰宅。