登山メモ

酒飲みの登山メモ

2021年10月15日感動とは(山の話)

2021年10月15日 | 日記
いままで、いろんなところへいってきた。
53歳から会社をやめて、むやみに徘徊した。
都内の庭園・千葉の低山。それぞれ自分との話をするためだった。
千葉の山歩きが発端で、「奥多摩」へ出かけるようになった。
最初は「御岳」「川苔山」「三頭山」など日帰りコース。
一人で歩いていると落ち着いて自分と話が出来る。
「どこまで来た?」「つらい」「あとどのくらい?」常に自問自答。
全ては自分の判断・責任。準備も含め失敗は自分に帰ってくるが、
得るものはすべて自分の物。
今まで山へ行って後悔したことはない。自分の阿保さ加減はいつも感じるが
帰ってみるとどうしてももう一度いきたくなる。
そんな私だが、山で感じるものについてちょっと述べてみる。

静寂
 ラッシュアワーのようなルートでも、それなりに静かになることがある。
 目が悪いので、鳥はなかなか見えないが、声は聞こえる。
 意図を想像しながら、黙々と進む。
 道端の小さな花。
 遠くの雄大な山頂。突然鹿が斜面を音を立てて下っていく。
 すべては自然の息吹。

 雲は美しい。河口湖から富士山眺めると、いつも雲が気になる。
 流れる雲・傘雲、刻刻と変容する姿はあきない。
 そういえば、雲取山山頂では、鴨沢方面への尾根を流れる雲海が
 早朝垣間見える。
 まあ山頂へのピストンの日帰りの方には分からない光景。

星と夜景
 一番好きなのは「雲取山山頂」一月中旬から雪の少ない時期。
 晴れ渡った空と、東京湾の先まで見渡せる都会の夜景。ご馳走。
 丹沢の「塔が岳」「蛭が岳」も素晴らしい。

雪の花
 「塔が岳」から「蛭が岳」の間の稜線は、冬海から湿気がある風が吹いて
 早朝枝に霜がついて、霜の花の街道になる。
 日に照らされてすぐ消えるので、眺められる機会は少ない。
 まあここだけではないのだが、一度は眺めてほしい。
 当然装備はしっかりしませんといけません。(アイゼン必須)

富士山
 今まで一番印象に残っているのは「赤石岳」からの眺め。
 たまたまのタイミングだったのだろうが、忘れられない。
 まともに眺められるのは丹沢。
 「塔が岳」「蛭が岳」からはまともにみえる。
 富士五湖でのお勧めは「精進湖」いいポイントがある。まあ探してください。

なんとなく展望のことになってしまったが、山は息吹を感じる所。
それは自分を感じる所。自然を敬い自身を顧みるところ。と思っている。
 
コメント
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