今日は山城大会で夫は早くにユニフォームを着て出かけていきました。
「今回は絶対無理。1回勝てばいい。」といっていたのが、綴喜で準優勝。保護者の方もたくさん見に来てくれていたそうです。
伊集院静さんの「ぼくのボールが君に届けば」という短編集がが部屋に置いてありました。
ついつい読んでいる・・。
「名選手になったり、プロ野球選手になることが目的で野球をしなくていいんだよ。勝つことだけが目的なら野球なんてつまらないものだ。一生懸命にボールにむかっていくことが誰かのためになっているのが素晴らしいんだ。・・・皆が見ているボールには、皆のここが飛んだり弾んだりしているんだ。・・」
「青空にさ、ボールが舞い上がった時、皆がそれを見上げてるんだ。プレーをしてる選手は勿論だけど、ゲームを見ている人たちも皆だ。ホームランになるのか、ただのフライになるのか、そんなことはどうでもいいんだ。皆が一つのものを見てるってことが、俺は好きなんだ。」
今日も野球をしている生徒たちだけでなくて、お父さんお母さんおじいちゃん、おばあちゃん・・・いっぱいいっぱいの人が思いをよせてくれているのだろうなと思うと胸が熱くなります。
音楽を教えていて、音楽そのものがもたらしてくれる幸せと、一生懸命練習し何かに向かっていくことの素晴らしさも似たところがあるのかもしれないとふと思います。