夏休みに練習をして秋にグレードテストを受ける という子が結構います。
何回か受けている子はいいのですが、はじめて受ける子は曲の練習以外に即興や聴奏、初見にもかなり時間を費やさないといけないので、計画的に少しずつレッスンしています。が、それでもいつも時間が足りなくなります。
コンクールとかでは繊細なタッチや表情の練習は悪い練習をするとかえっておかしくなることがあるので、アドバイスレッスンに通ってもらったり、とにかくよくわかる人に横についてもらうことが一番ですが、グレードの練習は比較的ドリル的にできます。
冊子を手作りしたり、Finaleで和音表をつくり、とにかく和音のパターンが手になじむまで練習します。
とくに6,7級になるといろいろな調でメロディーに伴奏をつけたりその場でアレンジしないといけないし音楽的にひけないといけないので、頭と手がオートマチックに連動して動くぐらいまで弾かないといけないのですが、この級を受ける頃には「家で練習しておいてね」が通じないぐらい子どもたちは塾や部活で忙しいのです。
学力や理解力、運動能力(というか思い通りに体を動かす力?)によっても違いますが、レッスンの時間にいつもハ長調から全部弾かせるということもしばしば。
かなりしんどくてもただ合格するだけならたぶん大丈夫ですが、「全部Aとってきてね!」と言えるような準備をしておくのが理想です。(しかし時間も限られるし現実はきびしい!)
o(≧∀≦*)o〃Fight!