じいくれふの部屋

じいくれふのGはト音記号(G-clef)のG。音楽教室は現在無料塾に。シニア世代になり、新たな活動模索中

財政事情

2008年04月20日 | 音楽

今、大阪は福祉も教育も文化も聖域なき改革ということで

大阪センチュリー交響楽団 も危機にさらされています。

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20080429i 去年の第九の打ちあげの時だったか、関西のオーケストラで財政的に成り立つのは

関西の雄大阪フィル関西フィルだけだと聞いたことがありました。

関西フィルはクラシック界にあって、事務局や藤岡さんが裾野を広げる努力、ファンへのサービスをすごくされていると感じます。(もちろん企業の協賛も受けておられますが。)

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藤岡さんの言葉、

当たり前のことだけど"裾野"を拡げる ( =沢山のかた達に支持される、と同時に新しい才能も沢山産まれる = 聴衆が増えれば先端的なプログラミングもできるしオーケストラの能力も上がる) ことが今のクラシック界に最も大切なことだと痛切に思う。
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本当にその通りだと思います。

音楽家からのそういうクラシックファンを増やすアプローチ、努力は不可欠です。

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しかし、

文化は「なくても生きていけるでしょ」みたいな脆弱さをもっているがゆえに、(本当は文化は人間を人間たらしめるものだと思うのですが)、

いいときは利用されるけど、事情が変わると、

ポリシーも順序も覚悟もない中で、

「オーケストラはお金がかかるからつぶしても仕方ない」

とあっさり切られてしまうのではあんまり。

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今の時代、

民間でも、お金がかかるから、採算がとれないから・・・リストラ、平気で首を切る・・が当たり前になり・・、

私がお世話になっているお店も、40代以上の男性社員さんは次々に・・という感じでしたが。

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昔行きつけのお寿司屋さんにもらったカレンダーに載っていた企業訓、

「社員は3倍働け。社長は10倍働く。」

が、頭の隅に残っています。

人格も仕事への向かい方も心から尊敬できるトップがいて、だれもが死にものぐるいでがんばったけれど・・

という最後の最後になら、涙で納得するかもしれませんが。