9月7日は、まいまい京都の「京都国際会館 まるで宇宙船!?戦後の情熱が生んだ空前のモダニズム建築へ」に参加しました。
受付の後、2班に分かれて館内を案内して頂きました。
これまで春のイベント「桜・さくら」には来ていますが館内に立ち入るのは初めてです。
正面玄関・受付です。
大きな吹き抜けの空間の天井からは自然光が入ります。
また、竹をイメージした照明スタンドも日本の"和"を感じます。
絨毯も"苔"を表現しているそうです。
京都国際会館は昭和41年(1966)に竣工したわが国最初の国際会議場として開設された国立の施設です。
昭和38年(1963)に国が主催した建築コンペで195件の応募作から大谷幸夫氏の作品が選ばれました。
その後、1985年、1998年に宴会場や多目的施設が増築されています。
ウルトラマン世代にはまさに近未来です。
どの会議所も"台形"で統一され、同時通訳の施設も設置されています。
この部屋は和風の趣きがたっぷりで襖や障子は壁の傾斜に合わせて斜めに作られています。
今では同じ物を作れる職人はおられない様で、施設管理の方がメンテナンスや修理をされ維持されています。
東側の窓からは霊峰比叡山が望めます。
ドーム型の建物はイベントホールです。
メインホールです。
国内唯一の国連方式国際会議場です。
4階までの吹き抜け空間は圧倒的な開放感を感じます。
各机の前列は代表席で後ろの席は随行員席です。
1977年の「京都議定書」が採択されたCOP3京都会議の議場となった所です。
VIP Roomです。
内装には桐材が使われ、窓からは宝ヶ池や庭園が望めるシンプルですが贅沢な造りの貴賓室です。
窓には防弾ガラスが使用されています。
庭園は奥に広がる宝ヶ池と一体感があり、会議の合間に散策したり、また、パーティーやレセプション会場ともなり、最大で3000人収容できるそうです。
茶室はPanasonic創業者・松下幸之助氏により寄贈です。
もうひとつの楽しみ"グリル"でのランチです。
竣工時からありレストランでコースは本格的です。
時期的には終わりの賀茂なすを使ったメインをはじめ、デザートに至るまでどの料理も美味しかったです。
竣工以来55年を経た建物とは思えない斬新さを感じます。
また、施設の維持管理も素晴らしいです。
まさに"京都の誇り"です。
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