秋篠寺の苔庭を十分に楽しんだ後 このお寺で最も有名な仏像を拝観することにしました。
それは天平時代に生まれた芸能の女神像で「伎芸天」と呼ばれ 古くは国内各地で信仰されていたとのことですが
現在では我が国に残る唯一の技芸天像で 芸能人 美術家 文芸家当の間で広く信仰されているそうです。
当伽藍が伎芸天像が安置されている本堂で 国宝にも指定されています。
そして こちらが「伎芸天像」です。[堂内撮影禁止のためJR東海さんの奈良PRポスターより借用しました]
女性らしい柔らかな体と「ミューズ(女神)の微笑み」と呼ばれる麗しいお顔が印象的な仏様です。
他の伽藍としては 毎年6月6日のみ公開される 秘仏大元帥明王が安置されている「大元堂」です。
こちらは「開山堂」です。
境内の様子を もう少し紹介しますと まずは緑に囲まれた参道です。
「石燈籠」が 東門脇や参道のところどころに配置されています。
これは「東塔跡」の礎石です。
境内の外れにある「秋篠窯」と 直径80cmはあろうかと思われる大皿です。
今回は結構暑い中での訪問となりましたが 雨上がりの美しい苔庭や 癒しの伎芸天像にも出会えて良かったです。
自宅からもさほど遠くなく 時々訪れるお気に入りのお寺です。