「山の辺の道」チョイ歩きの際に 弘法大師が創建し千古(約1170年)の歴史ある寺院「長岳寺」を拝観しました。
大門の向こうに参道がみえていますが 平戸つつじの生垣で春には両側が真赤に染まるそうです。
その先には 日本最古の鐘門(上層に鐘が吊られていた)である「鐘楼門」があり 長岳寺創建当初の唯一の建物です。
この門をくぐると 本堂や池が設けられた庭園になっています。
こちらが「本堂」で 訪問時には丁度 安土桃山時代に狩野山楽筆でこの寺に伝わる「極楽地獄図」が公開中でした。
この地獄図は 縦3.5m 横11mもある迫力満点の大作です。
そして境内の庭園では いたるところが赤く色付き 最盛期は少し過ぎていたものの 池への映り込み等も風情がありました。
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伽藍等建物と合わせると 良い感じです。
こちらの庫裏は 室町時代の書院造りの様式を残した 堂々たる「檜皮葺き」の屋根を備えています。
そして内部には 昔の台所の様子が残されていました。
初めて訪れたのですが 千古の歴史を経て重要文化財も多く また庭園も見ごたえがあり さすがの寺院でした。
立地的にも「山の辺の道」の中間点に位置し ハイカーを含め参拝者も多いようです。