人間の価値は、 長所よりも短所にあると思っている

中学校の体育大会がせまってきて、　いまの中学校はなんでも短期決戦型なようで、　毎日練習５時間とかして　そのあと部活もあったりして、　体力的にへとへとになっているムスメ。　ここを過ぎることで　一気に体力増強するんでしょうね。　

じぶんから手に入れにいかなくても　やりすごすだけで　つぎつぎとなにかを手に入れられるのが　義務教育のすばらしさです。　これを　オトナになってから　努力で手に入れようとおもうと　お金も時間も神経も　ハンパなく費やすことになっちゃう。　

ムスメは　へばってしまって、　自主練　（走り込みとかの）　や勉強やピアノの練習に手がまわらないことを気にしてますが、　「それは　（学校やピアノの）　先生がかんがえることだから、　キミはとにかくいまをやりすごしていたら　だいじょうぶだよ」　と言っています。　状況と照らし合わせて　課題を調整するのは　オトナの仕事ですからね。


梅花藻とあじさいを見に行ってきました。　あじさいはぜんぜん咲いてませんでした。

ゆうべ　ゴミ捨てをするのを忘れてたのをおもいだし、　夜は９時までなら捨てられるので　あわてて　ゴミをまとめて、　こどもたちはそれぞれゲームしたり音楽を聴くのに集中してたので　声をかけずに　ゴミ捨てに。　星を見ながら　帰宅して　ドアを開けると、　ムスコが飛び出してきて

「おかえり！　とーたん！　････じゃなかった　ママか」

ムスメもひょこっとカオを出して

「おかえり～　はやいね～　･･あれ？　なんで　ママ？」

オットの帰宅とまちがえたらしいです。　ふだんは　わたしが帰宅しても　戸口まで迎えにきたりはしてくれないのに、　オットはいつもこんな光景に出迎えてもらっているのか。　ちょっとうらやましくなりました。　まあ、　めったにこんな時間には　帰ってこられないオットですが。

「人間の価値は、　長所よりも短所にあると思っている。　短所の渦巻き方と、　その渦にどんなふうに自分が巻かれているかが、　その人間の面白さであり、　生命力というエネルギーの源であろう。　なにがどうであろうと渦の中で上手に泳いでいればいい。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『さよならは小さい声で　松浦弥太郎エッセイ集』　より