鉄道模型工作記録帳

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リトルジャパン名鉄キット広見線3連 +α を作ってみる13

2008-11-04 02:19:45 | リトルジャパン 名鉄電車完成庫
仕事ピークでぼろぼろになった週末が終り、ようやく息抜きを解し出来るくらいまで回復しました。

苦手の配管。その続きです。

このままでもいいんですけどネェ・・・
なんせ配管スキル付けないとならんノッピキならん事情が出来まして。


削り込みです。
嗚呼もったいない。


つるピカ禿丸君。


奥が3800、手前が3550.


削る前にコピーしておいた配管イメージ。


スプレーのりで


貼り付けます。
富士川車両工業というガレージメーカーはこの手法をもっときちんと進化させた製品を出してますね。


ね?


ポンチ打ち捲くります。
あたたたたたた!!!!


剥がすとこんな感じです。


実際はコレをベースに配管するに当たり微調整します。

ボナの配管押さえを使いますが

まず太いものと細いものをまとめるものにはこのベースを


細い二本のほうにはこの部品を。
ちっさぁぁ!!!!


植えてしまうんですが、3550には良くても、3800にはこの方法、ちょっと合わなかったんです。
3800は完全クランク状に曲がっており、通すのに骨が折れたどころか、ちょっとヘロヘロになり気味になってしまいました。


真ん中には細い一本用を植えます。


避雷器は


穴を開けます。
ここから配管スタートです。


細い一本用を貫通させて・・・。


留める。

ああ!!!しんど


焼きなました0.4洋白線を曲げて充てながら・・・。


こんなものを


スパイクします。

0.4の先端は

割りピンで結わえて


締めこんであとは勢いで。
上の細い二本はしんどくてもういやぁ!!!

あ、ちなみに1台目の814と異なり、パンタ側は屋根に沈めたらもっと落ち着きました。


3550は事実上、くの字なので楽チンです。

根元は3800に倣って屋根にブスリと。


植え込み植え込み・・・。


完成した3台。
どうかなぁ・・・。

微妙?


どうだろぉぉぉぉ?
正直に言います。

磨きだしなら、アウトですwww

塗装することでごまかす所存です。


   ↑さて・・・・次はヘッドライトですね。

釧路開発埠頭線

2008-11-03 00:02:16 | 模型工作雑ネタ日誌
続いて釧路開発埠頭です。


DD13類似型の初代。
D101です。
目玉が風変わりですが日本車両で製造された当時はDD13初期型のように、大目玉ひとつで前面には放熱グリルがあったようです。
石炭の紛体舞う中で、詰まりを防止するためでしょうか?
グリルは扉になり、この専用線独特のスタイルに改造されました。
現在は使用されていません。

日本車両の写真集にその姿が載っております。


その次にある怪しげな貨車。
貨車・・・?


実はコレ、D201号機の成れの果てです。
ワム80000の上回りを乗せて作業貨車に改造されてしまったそうです。
D101を型エンジンにしたスタイルだったとか。

DD13スタイルはまだ在籍しており

D401もその仲間です。
DD13酷似のデザインを片エンジンセミセンターキャブにしたスタイルで、ヘッドライトの太い白枠はヘッドライトレンズ破損防止の保護カバーで透明樹脂らしきものが嵌められていました。

やはり石炭かすがエンジンルームに降り注ぐことを防止するために、ボンネットに屋根が取りつけられています。


主力のD701


側面。


台車は軸バネ式の私鉄に良く応用されたものです。
キッチンから製品が出ています。
DD13貨物鉄道仕様の部品を試す
↑ここをクリック。

続いて

除雪車とのこと。
見るからに妙なカタチです。


へらべったww


なんか視覚が変になりそう。


ここまで背が低い意味はよく解りません。

簡素な移動機もいました

キュートな移動機です。


えーっと。
ミツオカ自動車の車を想像しました。


ファンから見ての圧倒的存在感がこの、DE601.
電気式DLですものね。

アメリカンスタイルで格好良いです。


やはり後ろ側に増設屋根が。

この鉄道に良く合いますね。


反対側を撮り忘れる痛恨。


ホイッスルが屋根肩にあります。

このほかに元雄別鉄道YD1301からの改造流れのD801がありますが、検査中でした。
DD13そのままだったのですが、釧路スタイルに改造されて、端正な姿ではありません。

番外
同じく暫くYD1301と一緒だった釧路臨港の

KD5002
昭和50年日本車両製。
現在はエンジンの部品のみ十勝鉄道DD201に流用され、ナンバープレートがある鉄道車庫に飾られております。

同型は減トンされた状態ですが

太平洋セメント四日市専用線で再会できました。

極めて酷似したレディメードマシンですね。


どこで5tの差があるのでしょうか?

よくデッキ周りを見ると

端面の虎縞部分の板厚が全く異なります。
また、台枠の厚みが異なります。
こういうところで細かく増トンしたり減トンするのは、DD13とDD15でもあった手法ですね。


   ↑専用線は北海道と中京地区がメインです。

旭川通運

2008-11-02 23:42:46 | 模型工作雑ネタ日誌

仕事の疲労から、2日間模型いじりチョット休止。

北海道の専用線を回ったときの記録を。
というか廃車体とか、形式写真やら、地味に数万枚の写真があルンですけどね。
北海道に点在する廃車体に至っては恐らく9割はあるんじゃないかな。
アチコチのサイトではただ数葉の紹介ですが、案外模型化用にねちっこく撮った写真もあるので、追ってご紹介します~。


こういうシュールな風景も結構あったり今もある北海道です。

お花と鉄塊になった機関車。

旭川通運は、永山の石油ヤードで入れ替えをするための入れ替え機械が歴代に渡ってあり、元は全てDLというものです。
一部では有名になっておりますがDD11が在籍した・または保存されているという記述があります。
が、現実はありません。

その機関車は某YT保存データベースサイトでも間違ったままの解釈で紹介されていました。

この写真一枚で全て解決です。
旭川通運D32です。
元々大分交通に在籍した機関車で、DD11に良く似ていますが、ほんの一回り小さいサイズとなっております。

これは現役を退いた直後。平成3年ころの姿です。
既に機器の撤去が進んでおり、マスコンがなかったと思います。

次は平成13年くらいに見学に行ったときのものです。

そのまま朽ちて行っておりました。
社員さん曰く、社長さんか大切にしていたらしいのです。

部品が既にかなり取り外しており、この冬、もう一度このあたりを通りかかったときの姿が最後に見た姿です。

反対側。
既にぼろぼろでした。


エンジンはDCと同じDMH17系2台であったようです。


移動機とDLの合いの子のような大きさです。


大していい角度を残していません。


側面1


台車通しの牽張棒はありません。


DD11に見えないわけでもありません。


大変古い車ですが、私鉄型というだけで余り注目を浴びませんでした。

今は恐らく解体されているようです。

その次に主力となったのは

日本最後の稼働DD13・1次型だったDD13-40です。


平成16年前後まで稼働していました。


平成6年ごろまでは主力であり、その後は予備機でした。

これも残念ながらJRからDE15-1521を購入して退役となってしまいました。
以前旭川運転会に行って退役を知り、

この写真のとき。
このときは敷地外のこの角度のみで撤収。
(敷地外からこの角度は撮影することが出来ます)

改めて。

各プレート類が外された平成20年秋の姿。


大変残念な退役です。


この小型燃料タンクが特徴。


正面から。


シールドビームは別付けです。


このビームも少なくなってしまいました。

ちなみに日本最後のDD13中期型も見に行っていました。

近江鉄道DD13-104です。
これは下回りが後期型のウィングバネでしたね。
もうこの車も解体されたようです。


何度か行っていましたが、このDD13-40が最後に稼働していたのは3代目?の元苫小牧埠頭D5603が検査に入っていたときでした。


流石に剥がしては貰えませんが(苦笑

エンジンは片方づつ点検に出すそうです。


これはボンネットらしいです。

エンジンが取り外されて点検を受ける札幌交通機械に運ばれており、このときDD13-40が動いていましたが、動いているところには近寄らないようにということで、遠くの姿はあったものの、良い写真がありません。

現在はこのD5603も予備機となり、元JRのDE15-1521がメイン機になっています。

あいにく、DE15-1521は平成20年時では機関庫に入っており、いずれまた収めに行こうと思います。


台車はDD13と良く似ています。


苫小牧の塗装のままですね。
これは旭川通運色になりませんでした。


そろそろこの車も終焉でしょうか?


   ↑あと釧路ともう2個の専用線がありますが、もう二個はまず見学無理。輪西と室蘭は無理。


十勝鉄道専用線

2008-11-01 23:17:00 | 模型工作雑ネタ日誌

十勝鉄道とは言っても、営業用鉄道ではなくて日本甜菜製糖芽室工場と、西帯広ターミナルを結ぶ専用線のことであって、有籍車両はなく機械扱いの機関車があるてつどうということで。
略称は「じってつ」

先日、お取引さんのお計らいで見学が出来たので公開。
その機械をここに。


いかにも産業用ロコのこの機関車は、DD201.
現在は使用されておらず、予備機と言うが恐らく使われることはないと思うこの機関車。
昭和50年に日立製造。
エンジンについては先に廃止になった釧路開発埠頭のKD5002のエンジンを購入して補修部品として使ったもの。
本体は既に廃棄されているそう。
積み替えたと言う記述もあるが間違いのようである。
釧路のKD5002は廃止時既に腐食もしており、状態が悪かったので購入対象とはならなかった模様。


重機用シールドビームが追加されています。


セミセンタキャブで1エンジン仕様。


運転台はDC用マスコンが設置されているもので、たまに私鉄型DD13に見られるものに似ていますね。

鹿島鉄道(現新日鉄室蘭)のDD902もこのスタイルだったかと。


カーステレオなんて装備しております( ・∀・)

素敵な装備。


ごつい胴受けとスノープロー。


堂々たるスタイルです。


西帯広側にはアイスカッターも装備。


運転台はこちら側で、左右でキャブデザインが異なります。


出窓付き。


タイフォンも軽快です。


台車もシンプルなカタチです。


専用線なので、最高速度25kmに制限されております。


主力機・D5606
元苫小牧埠頭の同番で、廃止時に最も新しい車両として購入。
ところが廃止時には既にこの機関車は使用をとめており、じってつに来てからはガスケット漏れやマイナーートラブルに手を焼いたとの事。
昭和52年川崎重工製。
2エンジンであるので燃費がほかと比べて芳しくなく、DD201使用停止後は一応No2に格下げになったそうです。

非常の美しいコンディションで、「食品会社の機関車だから汚くは出来ない」という誇りが見事に表現されております。

転入時に鍍金部品も全てやり直す手の入れようで、外見は今まで見て来た数多くのDD13タイプでは圧倒的にトップの美しさです。


書体はモリサワに新ゴUと見ました。


モリサワ・・・。


惚れ惚れする美しさ。


主力機時代。西帯広側。
この時代はアイスカッターがありません。




運転台は標準的DD13と類似。


視界はこのような感じです。

25kmの運転なので、エンジンはふかすことが少ないです。
アイドリングで走るイメージです。


重連の図。
特別なお計らいを頂きまして感激です。


主力機No1の地位のころ。


現在の姿。
主力機時代とは違い、アイスカッターが追加されています。

この苫小牧埠頭の機関車全6台のうち、解体されたものは5601と5602で、パワーアップ版だったD5602~5606とDD13の増トン版であったD5601では姿が異なっていました。
D5601はDD13と瓜二つでした。
パワーアップ版はキャブデザインやボンネット長さ、冷却装置の外観に違いがあります。

僚機はD5603がやはり機械扱いで旭川通運に

この機関車もDE10入線で予備機になってしまいました。
塗装が苫小牧時代のままです。

D5604が名古屋臨海鉄道へ

名古屋貨物ターミナル入れ替え専用機になっており

D5605も

名古屋で一部外観の部品取り外しなど行われたものの、現役の姿を見せています。
いまは、あおなみ線駅から活躍が見られるようです。

※いずれも許可を得て見学撮影。

名古屋や旭川では乗務員扉を使いますが

じってつではこのくぐり戸がメインの入り口です。
ここ、この鉄道で初めてここが開くものと知りました。

運転台はこちらにあります。

現在の主力機は

宇都宮から移動してきましたDE10です。
標準型DE10に、転属時寒冷地装備(A寒地準拠)を追加改造して入線。
何故コレだったかは「ちょうど、必要なときに出モノがこれしかなかった」とのこと。

DE10はパワフルで乗り心地もほかと比べてよく、扱いやすいとの事。
「もう一台欲しいのだが・・・」と。
そうなるとD5606が・・・・。
出来れば出モノがないことを、ファン魂としてはついつい祈ってしまいます。

検査は出張検査で行っているそうで、DE10入線前は川崎重工出張だったそうです。
いまは別会社で、部品のみ外して検査しているとの事。

この会社の方々で台車を分解したりなどはしていません。


JR機とは異なる装備・アイスカッターは西帯広方面に標準。

塗装は非常に美しく保たれています。
じってつのオレンジに変えることも検討されたそうですが、現在のところこのまま。
というか譲渡時に前所有のJR東日本大宮工場で塗られたのが綺麗だったからそのまま使用している模様。



台車は初期タイプですね。


なにやらキャブに怪しい黒部分が。
そこに前所有者の銘板がこちらのみ、そのまま取り付けられています。

芽室工場側・補助灯も取り付けられており、専用線機関車であることが伺えます。


西帯広側


視界。
左は根室本線。


運転台。
通常2エンド側の運転台を使っている模様。こちらは1エンド側。

見学に際し、各方面誠にお世話になりありがとうございました。


   ↑週末の仕事疲れが引かずにモデルお休み。