このは紅葉のお絵かき日記

トランプ大統領・たつき監督・irodoriの味方だよ

番外 水彩二色絵の具

2017年10月04日 | 透明水彩
十年くらい前の水彩らくがきですが、二色の絵の具で描いたものです。

二色でモノクローム的に描くのも好きでした…

ちなみに、この貝殻絵と上の木の絵は同じ色の絵の具を使っています。
同じ二色の絵の具でも、混ぜ具合や塗り方次第でいろいろな表現が出来て面白いです。





一色描きもよくやってましたね。


三色絵の具となるとわたしのほとんどの絵がそうなので、特筆すべきことがなかったり…

全力フルカラー絵だと六色以上使うこともありますが、滅多にありません。

わたしは最小限の色数で描くのが好きなようです。

#2187 セルリアンブルー

2017年10月02日 | 透明水彩
わたしが使っている青系絵の具のひとつです。
明るい空のような青、いわゆる「空色」です。
「セルリアン」という言葉の意味が「空色」ということなので、そのままですね。

セルリアン青はウルトラマリン青と同じように粒状の絵の具なので、沈殿したりざらざら感があったりしますが、ウルトラマリン青ほど顕著ではない感じがします。
顔料粒子の大きさなどが違うのかもしれません。
グラデーションもウルトラマリン青よりなめらかにでるかな…。

まあ、スキャナーの限界であまりきれいにでませんでしたが…紙の上ではきれいですよ?

#2185 ウルトラマリンブルー

2017年10月01日 | 透明水彩
しばらく木炭で遊んでいて、それはそれで楽しいのですが、そろそろ水彩に復帰しないと帰ってこられないかもしれないので、ようやく重い腰を上げたのです。
いえ、わたしの体重の話ではありません。むしろ痩せすぎて、風が吹けば飛ばされそうになるくらいなので。

しばらく休んでいた水彩を始めるときは、とりあえず紙に色を塗ります。
意味も無く。
とにかく始めることが大切で、あまり深く考えない方が良いのです。

この色「ウルトラマリン青」はわたしがいちばん好きな色で、いちばん消費が激しい絵の具です。
ただし、絵の具としてはいろいろ癖が強くて塗りが難しいです。
粒子が粗く重いのですぐに沈殿してしまって塗りむらが出やすく、とくにグラデーションで失敗しやすいです。

でもそういうところも含めて、やっぱりいちばん好き。

#2152 君の名は。

2017年05月13日 | 透明水彩
昨夜、映画『君の名は。』を見てきました。

そんなに興味はなかったのですが、昨日の朝になって上映の最終日と知り、急に興味が湧きました。
「まだ上映が続いていた!」という驚きと「最終日」という文言につられたのかも。当日の朝に知ったのも何か運命的な感じ。
上映時間は夜の1回だけなのでちょっと面倒な気もしましたが、運命には逆らえぬと思い切って行ってみることにしました。

昨日はお花見に行く予定だったので、お花見の前に映画館に寄って切符を買っておきました。

映画館は満席でした。午前中に切符を買っておいて良かったです。
漫画映画なのでお客さんは若い人が多いのかなと思っていたところが、意外にも老若男女、幅広い年齢層でした。
いやむしろ、年齢高め!? 半分以上の人がわたしより年上というか、親世代くらいの人がたくさん!
あ~、よく考えてみたら、ヤングなアニメファンはとっくの前に見てしまっていて、「何か話題になっていたし、最終日だから見ておくか」という人が多かったのかも。かく言うわたしもそうでしたし。
まさか昔の『君の名は』と勘違いしたわけではないですよね?

映画はとても良かったです。涙も出ましたが、大泣きはしないくらいで。
人気が出たのもうなづけます。
どの映画でも映画館で見るのがいちばんなのは当たり前なのですが、この映画は特にそんな感じがしました。
ともかく映画館に行って良かったです。

#2096 初日の出

2017年01月01日 | 透明水彩
あけましておめでとうございます。
相変わらずの拙い絵と文章のブログですが、今年も仲良くおつきあいいただけたら幸いです。

何かきちんとしたお正月絵を描けたら良かったのですけれど、改まるとなかなか描けないので、とりあえずの間に合わせで、初日の出を描いてみました。
今年の初絵ですね。

「元日だから初日の出の絵なんだろうな」とみなさんご納得いただけると思いますが、もし、お正月とは関係ない季節にこの絵を「初日の出」として出せば、「え? 何で?」と疑問を持たれることでしょう。
仮に「日の出」の絵だとしても、初日の出かどうかまではわかりませんし、そもそも「日の入り」の絵としても成立するのですから何とでも言い様はあります。
そういう場合でも「描いた人が『初日の出』と言っているのだから、まあそうなんだろうな」と思っていただければ何の問題ありません。

このブログはそのくらいの緩さで進めて行くので、どうぞゆるゆるとお過ごしくださいませ。

#2040 消しゴム

2016年09月13日 | 透明水彩
今日、消しゴムを買いました。
消しゴムを買ったのは二十数年ぶりのことです。
日常生活では筆記具はボールペンしか使わないので、消しゴムの出番はありません。
絵を描くときは練り消しを使うので、いわゆる「プラスチック消しゴム」の出番はないのです。

今年の冬から漫画を描き始めたのですけれど、漫画を描くとなるとどうしても消しゴムが必要で、探したら文具箱の奥から学生時代に使っていた物を見つけました。
遮光保存されていたからかあまり変質してなくて、問題なく使えたので助かりました。
…が、この頃になってぼろぼろ崩れ始めて使いにくい感じになってきたので、新しいのを買ったのです。
しかも、ちょっと大きめの…、果たして使い切れるのか?

まあ、これからも漫画を描き続ける限り、この消しゴムが今後二十年もつとかはないでしょう…たぶん。

#2067 金太クンにご用心!

2016年01月16日 | 透明水彩
漫画を描くための資料を探すために書庫(という名の押し入れ)を漁っていたら懐かしい漫画の本が出てきたので、つい読みふけってしまい、気がついたら絵まで描いてしまっていました。

『金太クンにご用心!』(多田かおる/集英社マーガレットコミックス)の表紙絵を描いてみました…ぜんぜん似てないですけれど…
昔読んでいた漫画誌は「りぼん」で、「マーガレット」は読んでなかったのですがコミックスは何冊かあります。

…いうか、わたしは何をしているのやら…、必死で漫画を描かねばならないというのに。
まあ、絵の調子を上げるのには少しは意味があったかも…

#1886 年賀状用イラスト(1)

2014年12月16日 | 透明水彩
いくつか案が出てきたのでぼちぼち描いてゆきます。
とりあえず一枚目です。

わたしの絵を年賀状にお使いになりたい方はどうぞ。
ご要望があれば大きい画像もアップします。
まあ、需要があるとも思えませんが一応…


今日は冬の嵐の暴風雪で大荒れの天気でした。
おまけに雷も!

寒いので天然ウールな羊さんに包まれて眠りたい…

#1827a 水彩メイキングっぽい何か

2014年10月17日 | 透明水彩
普通の(らくがき度の低い)絵を描くのは久しぶりなので、物珍しい気分で途中経過を写真に撮ってみました。
例によって写真を撮るのが下手なので、写りが悪いのは相変わらずです。すみません。

今回使った紙は「クレスター水彩紙」というもので、水彩用の紙の中では低価格で使いやすいです。
紙によって性格が全く異なるので、自分で使ってみて好みのものを見つけるのも楽しみです。

まず紙に鉛筆で下描き。
下描きは特に必須ということはなくて、必要に応じて描きます。全く下描き無しで描くことも少なくありません。
今回はきちんと描くということにしたので定規を使いました。
もうすこし調子が良ければ定規など「不要・邪魔・面倒」と使わないのですが、今回は道具に頼ることにしました。
もとより、そのための道具なので頼るのは別に悪いことではありません。単に、わたしの好みの都合です。
今回の絵はほとんど直線ばかりな構成なので、定規を使えば難なく描けます。
それだけに絵を描いていると言うより図面を引いているような気分になってしまうのがあまり好きではないのですが、直線的で精確な絵を好む人もいますので、これもまた人それぞれです。


これは絵の具の溶き皿(不良在庫絵の具用)です。
前回描いた後洗わずにそのまま次の絵を描くのに使います。
残っている絵の具が隠し味的な妙味を出すという意味もありますが、洗うのが面倒、絵の具がもったいない…という意味も。
ただし、「必ずきれいに洗って、汚れ一つ無いまっさらなパレットじゃないとダメ」という人もいますし、流儀は人それぞれ。絵の描き方に決まりは何一つありません。


これが、このごろしばらく使いつづけている通称「不良在庫絵の具」です。
お店で不良在庫処分品として12本セット100円で売っていたので安いと思って買ったら、わたしの部屋で不良在庫化したという…
マダーレーキディープ(赤紫寄りの赤)、バーントシェンナ(赤茶)、アイボリーブラック(黒)の三色セットです。
ただし、黒はカチコチに固まってなかなか水に溶けないので、使用をあきらめて、代わりにウルトラマリン青を追加しています。
当然のことながら黒よりは色の幅が広がるので、はるかに使いやすいセットになりました。(消費がはかどると期待
別に嫌々使っているわけでも無くて、これはこれで面白い色ですし、好きな色合いでもあります。
ただ、この微妙な色合いを活かすセンスが足りないのが問題ですが。


前回の残りの乾いた絵の具に水を注ぐと、すぐに3色混合の色水ができます。
この手軽さがとてもらくがき向きなのです。
いや、単にものぐさなだけとも…


最初の下描きした紙に、前回の残り絵の具で作った色水を、空以外の部分にどばっと大胆に塗ります。たっぷりの色水で、かなりの水浸しになります。
溶き皿は空に、しかも「きれい」になっているので、そこで速やかにバントシェンナの極薄い色水を作って空の部分に塗ります。
二つの領域がぶつかる境界上では色が混ざり、にじみ込みますが、それが元からの狙いです。
(上の写真は、全部塗った後、余分な水分を紙の外に流して筆やティッシュペーパーで吸い取った後の様子です)

普通は溶き皿を複数用意して、使う色水をあらかじめそれぞれ別に作っておいてから塗り始めるものと思います。
とくにこの絵の場合は空の方を先に塗る方がうまく行きやすいと思います。
皿一枚で済ませるための都合を優先させるという、わたしの変なやり方はおすすめできません。

それはともかく、水彩は「どばっと大胆に」がわりと重要な気がします。
怖がってちまちまやっていると、たいてい芳しくないことになります。(わかっていてもやってしまいがち…

今回は筆で塗りましたが、お皿から紙の上に直接色水を流し込むこともあります。
完成予定の絵から逆算して行程を組み立てるので、描き方はいつも違うのです。
普段は何も考えずに、行き当たりばったりで描くことも多いですが。

最初の一塗りはもう少し濃い方が良かった気もしますが、やり直しは出来ないので諦めが肝要です。予定通りの結果ではなくても、先に塗った色を活かすようにして塗り進めると意外と大丈夫だったりします。

紙が水を吸って波打ってますが、いつもこんな感じです。
この波打ち具合が偶発的な色むらなどを生んで面白いので歓迎です。
これも人それぞれで、紙の波打ちは絶対に許せない人もいたりします。…というか、わたしの周辺で見聞きしたところでは許せない人の方が多そうな印象です。
(わたしの描き方が変だと指摘を受けたことは数知れず…


一塗り目が乾いたら、二塗り目に入ります。
塗る順番などはその時の気分次第、自由に好きなところから。
ただし、絵の具の溶き皿が一つなので共通する色の部分をまとめて塗るようにしています。
まあ、そう思いつつも、塗り忘れてしまったところがいくつもあったのですけれども…


二塗り目が進んでくるとだいたい全体の感じが決まってきます。
…というか、そうなるような予定で描いてます。
前述の通り、紙のべこべこな波打ちが自然と色のむらを生み(色水が低いところにたまるので)、特に道路の部分など広い面も変化に富んで面白いと思います。
技術のある人は意図して「にじみ」などを作るのでしょうけれど、技術のないわたしは偶然性を楽しむことにしています。


三塗り目で濃い色を入れながら全体の調子を合わせて完成です。

水彩の塗りはあっさり目で止めておくのが良いかもしれません。
いじりすぎて失敗した経験が数えきれません。(そしてこれからも失敗し続けるであろう)
実は昨日の水彩絵も途中まですごく良かったのに、いじりすぎて失敗していたという…。


そして今回使った溶き皿は、そのまま次のらくがきに使います。

…といったところで、「メイキング的な何か」のお話は終わりです。
何かのお役に立てば幸いですが、笑われるのがせいぜい?

#1827 昨日の風景

2014年10月17日 | 透明水彩
昨日の絵は、描き始めた後で気が変わって最初の予定とは違う色合いに描いてしまったので、今日はその気が変わる前の予定通りの絵を描いてみました。

たまにはまじめに描いてみようかと…まあ、だいたいこんな感じです。
緑色系(黄色~緑色~青緑色)が使えない条件なので、そこをどうするかが面白いところです。

偏った絵の具セットでも色合いにかなりの違いが出せるものです。
まだぜんぜん使いこなせていないですが…


ついでに描いている途中の写真も撮ってみたので次の記事に載せてみます。

追記
「#1827a 水彩メイキングっぽい何か」は公開停止にしました。
まあ、需要はなさそうですし…

さらに追記(10/19)
ご要望により公開しました。
ついでに、文も少し整理して書き直しました。
まだ整理の余地がありそうですが、疲れたのであきらめました。
内容が無い割に文が長くてすみません。