動物らくがき(2)です…
あまりロバさんぽく見えませんが、気にしないで下さい。
ロバさんといえば、小学生の時の社会科見学で、ロバパンのパン工場に行きました。
クリームパンを作っているところを見学した帰りに、パン工場の人から一人一つずつクリームパンをもらいました。それ以来、わたしは一生涯ロバパンをひいきにすることを決めて、今でもパンを買うときはロバパンしか買いません。
同級生たちは帰りのバスの中でクリームパンを食べていましたが、わたしは妹にあげたら喜ぶだろうと思って食べずにがまんしました。もちろん、わたしの大好物だったのですよ。食べたくて、食べたくて仕方がなかったです。
妹がとても喜んだので、がまんして良かったと思いました。
翌年、雪印のアイスクリーム工場に見学に行きました。
前年のクリームパンのこともあり、アイスクリームがもらえるのではないかという期待が高まりました。しかしなにももらえずがっかりしました。あまりの落胆で、それ以来わたしは雪印をひいきにしないことにしました。
さらに翌年、今度は妹がロバパンの工場に社会科見学に行ったので、妹はわたしにクリームパンをおみやげに持ってくるだろうと思っておりました。人情としては当然の期待でしょう。
ところが、妹は帰りのバスの中でさっさとクリームパンを食べてしまっていたのです。わたしにくれる気持ちなど微塵もありませんでした。
クリームパンの一件に限らず一事が万事このありさまです。
妹というのはそういうものなのでしょう。
ロバパンを見るたびにこのことを思い出します…。