
わたしは子どもの頃から病弱で無口でほとんど何もできませんでした。唯一の表現手段が絵を描くことだったのかも知れません。
小学校に入ってからは通信簿(成績表)はオール「1」(5段階評価で)。赤点(=赤い字)なのでよく印象に残っています。テストも零点ばかりだったので当然の成績です。知恵遅れと見なされていたようです。
その中で唯一黒い字だったのが「図画・工作」の「5」。
親としては残念なことであったのでしょう。とくに父は、絵というものは「全く金にならないくだらない物」という考えがあって、勉強せずに絵ばかり描いているのが気に入らなかったようです。
「どうせおまえはろくな人間になれないのだから、せめて学歴だけはまともにとりなさい」と言うことになって、絵を描くことを禁止されてしまいました。
父の発言は絶対で、逆らうことはできませんでした。
根性のある人ならそこで逆に奮起して大物画家になったりするのかもしれませんが、わたしは気が弱くて打たれ弱いので描けなくなってしまいました。
ときどきはこっそり隠れて絵を描いたりしたものですが、だめでした。
それからというもの、絵を描きたいという欲求と絵を描いてはいけないという罪悪感、自分はだめな人間だという劣等感、そういったものを引きずって歩かなくてはなりませんでした。
大人になって親から離れてもだめでした。子どもの頃に受けたショックは大きいようです。理屈では理解しているつもりでも、心の奥底にあるものの影響は免れ得ません。
描きたい気持ちが強くて、時々絵を描いてみましても苦しいばかりでした。
ある時、新聞の記事で「囲碁の漫画が子どもたちに人気」というのを見て、その漫画、さらには囲碁に興味を持ちました。囲碁を始めようと思いましたが、まわりに囲碁をやっている人がありませんでした。インターネットで囲碁が出来ると言うことを知ってインターネットを始めました。
それまでインターネットというものを毛嫌いしていましたが、これが大きな転機になりました。
インターネットの囲碁を通じて何人かお友達も出来ました。そのお友達の中の一人のホームページでお手伝いをする必要ができて、勉強のつもりで自分のホームページを作ってみました(ホームページのことはぜんぜんわかりませんでしたので)。それが今あるホームページです。
試しにホームページに使う画像も自分で作ってみました。それが意外にも好評で、絵を描いて欲しいと依頼も受けるようになって、少しずつ描くようになりました。それが昨年末くらいのことです。
囲碁で知り合ったお友達が最後まで支えてくれて、気持ちが晴れてきました。絵を描くのが楽しく感じられるようになってきました。
20余年苦しんできた「失われた時間」は取り戻せないけれど、過去のことを悔いてばかりいても仕方がないと、ようやく前向きに方向転換できました。
本格的に絵を描いてみようと決心し、たくさん描くようになったのが今年の1月です。(今年から描き始めたというのはそういう意味です)
ホームページで細々と絵を発表していましたが、「ブログの方がお客さんが集まる」とすすめられてこのブログを始めたのが2月のこと。そうして現在に至ります。
でも、自分の絵にはまったく自信がありません。みなさんの励ましがなかったら今まで続けられなかったでしょう。
体力面だけでなく精神面も軟弱なので、みなさんの声援を力にして絵を描かせていただいています。
そのご恩に報いるためにも、がんばって絵を描き続けていきたいと思っています。

今日の絵はモノクロで落書きしてみましたが、こうしてみると画力のなさがはっきりわかります。
たくさん練習しなくちゃね。

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小学校に入ってからは通信簿(成績表)はオール「1」(5段階評価で)。赤点(=赤い字)なのでよく印象に残っています。テストも零点ばかりだったので当然の成績です。知恵遅れと見なされていたようです。

その中で唯一黒い字だったのが「図画・工作」の「5」。

親としては残念なことであったのでしょう。とくに父は、絵というものは「全く金にならないくだらない物」という考えがあって、勉強せずに絵ばかり描いているのが気に入らなかったようです。
「どうせおまえはろくな人間になれないのだから、せめて学歴だけはまともにとりなさい」と言うことになって、絵を描くことを禁止されてしまいました。
父の発言は絶対で、逆らうことはできませんでした。

根性のある人ならそこで逆に奮起して大物画家になったりするのかもしれませんが、わたしは気が弱くて打たれ弱いので描けなくなってしまいました。
ときどきはこっそり隠れて絵を描いたりしたものですが、だめでした。

それからというもの、絵を描きたいという欲求と絵を描いてはいけないという罪悪感、自分はだめな人間だという劣等感、そういったものを引きずって歩かなくてはなりませんでした。

大人になって親から離れてもだめでした。子どもの頃に受けたショックは大きいようです。理屈では理解しているつもりでも、心の奥底にあるものの影響は免れ得ません。
描きたい気持ちが強くて、時々絵を描いてみましても苦しいばかりでした。

ある時、新聞の記事で「囲碁の漫画が子どもたちに人気」というのを見て、その漫画、さらには囲碁に興味を持ちました。囲碁を始めようと思いましたが、まわりに囲碁をやっている人がありませんでした。インターネットで囲碁が出来ると言うことを知ってインターネットを始めました。
それまでインターネットというものを毛嫌いしていましたが、これが大きな転機になりました。

インターネットの囲碁を通じて何人かお友達も出来ました。そのお友達の中の一人のホームページでお手伝いをする必要ができて、勉強のつもりで自分のホームページを作ってみました(ホームページのことはぜんぜんわかりませんでしたので)。それが今あるホームページです。
試しにホームページに使う画像も自分で作ってみました。それが意外にも好評で、絵を描いて欲しいと依頼も受けるようになって、少しずつ描くようになりました。それが昨年末くらいのことです。
囲碁で知り合ったお友達が最後まで支えてくれて、気持ちが晴れてきました。絵を描くのが楽しく感じられるようになってきました。
20余年苦しんできた「失われた時間」は取り戻せないけれど、過去のことを悔いてばかりいても仕方がないと、ようやく前向きに方向転換できました。
本格的に絵を描いてみようと決心し、たくさん描くようになったのが今年の1月です。(今年から描き始めたというのはそういう意味です)

ホームページで細々と絵を発表していましたが、「ブログの方がお客さんが集まる」とすすめられてこのブログを始めたのが2月のこと。そうして現在に至ります。

でも、自分の絵にはまったく自信がありません。みなさんの励ましがなかったら今まで続けられなかったでしょう。

体力面だけでなく精神面も軟弱なので、みなさんの声援を力にして絵を描かせていただいています。

そのご恩に報いるためにも、がんばって絵を描き続けていきたいと思っています。





今日の絵はモノクロで落書きしてみましたが、こうしてみると画力のなさがはっきりわかります。

たくさん練習しなくちゃね。





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上手だからですね
ホームページを
持ってらっしゃる経緯がわかりましたが
素晴しいです
囲碁から 仲間の輪が広がり
好きな絵が描ける
過去は振り返れても
戻れない
今から 充実した毎日に
していきたいですね
はなさんと巡り会えたこともそうです。
前回の絵は、はなさんのお誕生日だったからこそ描けた絵です。
みなさんのお力で絵を描かせていただいていることに感謝しています。
ありがとうございます。
読んで・・・なんか気持ちがよーく判ります。
でも、ご自分の事をもうこのように人に伝える事ができるという事は、強くなった、自分に自信が持ててきた、自立してきている・・・・のですよ。
人の暖かさ、人のやさしさ、人の弱さが誰よりも知っているこのは紅葉さんです。
貴女が良い方だから良い出会いが出来ている・・・と思います。
山猿さんの言葉もわたしの力の源になっています。
ありがとうございます。
これからも無理せず一歩一歩静かに歩いて行けたら良いと思っています。
いろいろ お話ししてくださり ありがとうございます。
まず、絵が思いっきり 下手なわたしにとり、このはさんの 才能が羨ましいです。 絵で 自分を表現できるなんて 素晴らしいです
人って それぞれの環境で いろいろなことが あるものなんですね。
わたしは このはさんより かなり年上です。 高校生と小学生の娘がいます。
遺伝なのか 驚くほど 絵が下手なんですよ
が、個性なんですよね
わたし 姉妹を比べたりせず その子のいいところを みてあげらる親になりたいな
話しが それちゃったねぇ~~
わたしも まずは 塗り絵からはじめようかしら。。。。なんて思いだしました。
得意なものを伸ばしていけば、不得意なことはさほど問題にならなくなるでしょう。
それが個性かなと思います。
塗り絵は最近はやっているみたいですね。「大人の塗り絵」などとして本屋さんに並んでいます。