□(子供もいるもんで)教育関係編
いつの間にかPTAの役員をやりだして7年になるんじゃなかろうか。小学校、中学と、結局連続してかかわっている。昔ほどアレルギーはなくなったといえるが、本質的なところでは人柱としてやっている。自分のためではないからそれでいいのだが、時々は向き合わないと、やはりつらくなってしまうのかもしれない。
PTA再活用論/川端裕人著(中公新書ラクレ)
いろいろ問題点を洗っているということはあるので、俯瞰して見るにはいい本かもしれない。ちょっと不完全燃焼かもしれないけど、まあ、しかし、どうにもならないものと格闘しているんだなあ、ということだけは認識できる。
任意で加入できることにこだわっているけど、親というのは加入してないからPTAでないということにならないんだから根本的に意味がないと思う。まあ、会費を取らないという方向になってもいいとは思うけど、そこのあたりはブログでもおいおい書いてみようかな、という気分にはなった。確かに会費は任意やカンパでもいいかもね。
日本を滅ぼす教育論議/岡本薫著(講談社現代新書)
マネジメント教育論。面白いんだけどその歯切れの良さは少しだけ怪しいな、とも思うわけで。
大人があれこれやっても子供はタフなんだなあ、と僕は思っております。ある意味では確かに子供は投資なのかもしれないけど、思うようにならないことだからいいんじゃなかろうか。子供にあれこれやるより大人社会を何とかしようよ、ほんとに。
数学でつまずくのはなぜか/小島寛之著(講談社現代新書)
実はこれを読んですべて解決するわけではないとは思うが、数学が哲学のようなものだということが分かって有用である。ごつごつした肌触りで厄介だからこそ、逆に数学に取りつかれてしまう人がいるのかもしれない。
数学の苦手な子供と話していてときどき思うんだけど、数学をやる前から特別扱いしている感じがある。なあんだ、と思われるようなやり方だって随分ありそうなんだけどな。少なくとも本当に特殊なモノというより、人間の本来持っている癖のようなものなんじゃなかろうか。
NASAより宇宙に近い町工場/植松勉著(ディスカバー)
最後はすべての人にお勧め本。教育本という枠に収まらないけど、啓蒙本として手に取る人が増えると、それだけ生活が豊かになるんじゃなかろうか。
植松さん自身が結構教育に恨みがあるらしいところがなかなか笑えるんだが、「どうせ無理」を無くすという考えには激しく共感が持てる。
野球選手なんかが「夢をあきらめずに努力することが大切です」なんて言っているのを聞くと、ほとほとシラけてしまうけど、この本のようなエピソードを読むと、これは本物だということがよくわかるはずだ。話もでかいけど、ちっとも無理してない(いや、結構無理しているはずだけど)ところがすばらしいと思うのだった。
いつの間にかPTAの役員をやりだして7年になるんじゃなかろうか。小学校、中学と、結局連続してかかわっている。昔ほどアレルギーはなくなったといえるが、本質的なところでは人柱としてやっている。自分のためではないからそれでいいのだが、時々は向き合わないと、やはりつらくなってしまうのかもしれない。
PTA再活用論/川端裕人著(中公新書ラクレ)
いろいろ問題点を洗っているということはあるので、俯瞰して見るにはいい本かもしれない。ちょっと不完全燃焼かもしれないけど、まあ、しかし、どうにもならないものと格闘しているんだなあ、ということだけは認識できる。
任意で加入できることにこだわっているけど、親というのは加入してないからPTAでないということにならないんだから根本的に意味がないと思う。まあ、会費を取らないという方向になってもいいとは思うけど、そこのあたりはブログでもおいおい書いてみようかな、という気分にはなった。確かに会費は任意やカンパでもいいかもね。
日本を滅ぼす教育論議/岡本薫著(講談社現代新書)
マネジメント教育論。面白いんだけどその歯切れの良さは少しだけ怪しいな、とも思うわけで。
大人があれこれやっても子供はタフなんだなあ、と僕は思っております。ある意味では確かに子供は投資なのかもしれないけど、思うようにならないことだからいいんじゃなかろうか。子供にあれこれやるより大人社会を何とかしようよ、ほんとに。
数学でつまずくのはなぜか/小島寛之著(講談社現代新書)
実はこれを読んですべて解決するわけではないとは思うが、数学が哲学のようなものだということが分かって有用である。ごつごつした肌触りで厄介だからこそ、逆に数学に取りつかれてしまう人がいるのかもしれない。
数学の苦手な子供と話していてときどき思うんだけど、数学をやる前から特別扱いしている感じがある。なあんだ、と思われるようなやり方だって随分ありそうなんだけどな。少なくとも本当に特殊なモノというより、人間の本来持っている癖のようなものなんじゃなかろうか。
NASAより宇宙に近い町工場/植松勉著(ディスカバー)
最後はすべての人にお勧め本。教育本という枠に収まらないけど、啓蒙本として手に取る人が増えると、それだけ生活が豊かになるんじゃなかろうか。
植松さん自身が結構教育に恨みがあるらしいところがなかなか笑えるんだが、「どうせ無理」を無くすという考えには激しく共感が持てる。
野球選手なんかが「夢をあきらめずに努力することが大切です」なんて言っているのを聞くと、ほとほとシラけてしまうけど、この本のようなエピソードを読むと、これは本物だということがよくわかるはずだ。話もでかいけど、ちっとも無理してない(いや、結構無理しているはずだけど)ところがすばらしいと思うのだった。