もう既にお仲間はご存じだろうが、結局スマホに流れてしまった。
もともとは4年使っていた携帯電話の電池の持ちが悪くなっていたというのがある。あんまり通話してないのに一日やっという感じになって来た。ちょっとネットで遊ぶと、昼前に不安になる。一人でいる時間が長くなるとちょっとつらいかな、と思うようになった。いわゆる替え時である。
さて、機種変更するにあたって考えるところがある。当然スマホ、という思いはあるのだが、周りの人間が格闘していることは知っている。僕もいつの間にか古い人間になっているし、そういう格闘の毎日におびえるのは嫌である。さらにやはりタッチパネルを触ってみた感覚だと、明らかにテンキーより扱いにくい。慣れの問題とは言われるが、こんなことに時間をとられるのは人生の喪失ではないか。そういう疑問が頭を巡って、機種変更の前にタブレットを先に買ってしまった。それで、携帯はガラケーにすればいいかと…。
そういうわけで我が頑固さに一時は満足していたのだが、この携帯が実はお財布携帯に対応していないことが後に判明する。そんなに使うわけじゃないが、あれば便利だし、エディの残高が一万円近くある。ネットでいろいろいじってみるが、一度お預かりサービスに預けてしまったら、電話でないと受け取りができないようだ。困った。
さらにタブレットを出張などに持ち歩いてみた感想だが、Wifi環境というのは、あんがい限られていて不便である。使用が大幅に制限されるうえにストレスがたまる一方だ。
いつのまにかタブレットをいじるようになると、最初は戸惑っていたものの、それなりにタッチパネルにも慣れてくる。息子たちに協力してもらってLNEにも加入して、家族でやり取りしたりして遊んでいるうちに、これはこれで生活の中で面白くなってしまった。
つまり、この誘惑に抗えなくなってしまったのである。人間というのは贅沢な生き物で、不足が解消できるのに、我慢してそのままの状態でいるのはさらにつらいことなのである。要するに目の前にニンジンがぶら下がっているまま、手を出せずに生きていくのは単なる拷問である。
というわけで、改めてよろしくの人と、裏切ってごめんなさいの人とに言い訳しているわけである。いやあ、新しい環境になれるのは楽しいです。