半脳睡眠
2015-05-19 | 雑記
イルカは眠るときに脳の半分だけを眠らせて、片目ずつをあけて眠ることができるんだそうだ。半脳睡眠というらしい。鳥なんかもできるのがいるらしい。完全に眠ると敵に襲われる危険があるというのと、特にイルカの場合は哺乳類のため、完全に眠ると溺れる危険があるということだろうか。だから寝ながら泳げるということで、まあひとごとなんで余計な心配ではあるが、半分居眠り泳ぎで大丈夫なんかな、とは思う。ともかく、なかなか器用なことである。
実はイルカの睡眠はテレビで見たことがある。地中海だったか忘れたけれど、海底の砂場に集団でゴロンと寝ていて、順番にフラフラ浮かんで、寝たまま水面で呼吸して、そうしてまたフラフラと沈んでいくというものであった。なんだか大変だけど、確かに鰓呼吸ができないようだし、それはそれで、気持ちが良さそうというか、見ている分にはなかなかユーモラスな光景だと思った。
ところで誰でも思うことだろうけど、人間だってこの半脳睡眠ができると、なかなか便利そうじゃないか。人間には欲望が大きいから、寝ないでいたいという人はそれなりにいることだろう。実はそういう研究をしている人というのは実際にいるらしく、実際に半分だけ目を閉じて、少しだけ半分の脳を休ませることができると公言しているような人もいるらしい。本当なら凄いけど、なんだかちょっとバカっぽい話ではある。
でもまあ、いつまでも起きていられると困るような人もいるわけで、せめてそういう奴は、半分以上は寝ていてもらいたいものだ。死ねばいいとまではあえて言わないけれど、それくらい大人しくしていてくれないと、困る人にかわいそうである。コンビニなんかは開いてて助かるけれど、皆が一堂に静かに寝てしまうということがあった方が、人間にとってはお互いにいいことなんじゃなかろうか。