17年は読書については振り返ってない気がする。18年はあんまり読んでないが、移動もあって何とか少しは読んだ感じだろうか。日常では本当に読まなくなってしまった。まあ、義務ではないので問題はないが…。
□総合
こんな夜更けにバナナかよ/渡辺一史著(北海道新聞社)
映画にもなって話題である。しかしこれは読むべきだろう。ちゃんと面白いし、しっかり慧眼させられるだろう。
敗者の想像力/加藤典洋著(集英社新書)
批評というのはこんな風にするんだな、と圧巻に感じさせられる。本を読む方法もわかる。
吉本隆明という「共同幻想」/呉智英著(筑摩書房)
素直に目覚めたので。吉本は読まなくていいとわかる。
横井軍平ゲーム館/牧野武文構成(ちくま文庫)
こんな人と仕事をしたい。こんな風に仕事をしたい、ってきっと思うと思う。
数学する身体/森田真生著(新潮社)
数学ってこんなだったなんて知らなかった。面白いです。
□ミステリ作品
シンデレラの罠/セバスチアン・ジャプリゾ著(創元推理文庫)
これに似た作品を読んだことがあるから、たぶんパクられたんだと思う。
棺の女/リサ・ガードナー著(小学館文庫)
ちょっと怖かったが、なかなか読ませる作品だ。
闇の歯車/藤沢周平著(講談社文庫)
ぐいぐい読んだ。江戸時代だろうけど、きわめて現代的という気がした。
十二人の手紙/井上ひさし著(中公文庫)
なんとなく古臭いのだが、引き込まれて読んでしまうに違いない。
ミミズクとオリーブ/芦原すなお著(創元推理文庫)
まあ、楽しい謎解き。凄い奥さんすぎるね。夫が無能というか。
□まあ小説
恥辱/J・M・クッツェー著(早川書房)
妙な話なんだが、面白い。こういう作品がノーベル文学賞なんだ、と思った(ほかは知らないが)。
悪女について/有吉佐和子著(新潮文庫)
ミステリ作品なんだろうけど、いい構成だと思った。
諌早菖蒲日記/野呂邦暢著(梓書院)
いまさらながらの古典だが、地元の作家に敬意を称して。
□新書系
レイコ@チョート校/岡崎玲子著(集英社新書)
勉強する学生さんってこんな感じなんだな。凄いです。
不機嫌なメアリーポピンズ/新井潤美著(平凡社新書)
英国階級社会のことがよくわかる。凄い。
考える障害者/ホーキング青山著(新潮新書)
障害者って何だろう、がよく分かる。共感すると思います。
日本語は天才である/柳瀬尚紀著(新潮文庫)
これは文庫だけど、改めて面白かったので。日本語って面倒で楽しい。
□漫画
私の日々/水木しげる著(小学館)
改めて水木さんって亡くなったんだな。残念です。合掌。
水木先生とぼく/村澤昌夫画(角川書店)
それで外から見た水木さんを知る。やっぱり変だよね。
僕だけがいない街/三部けい著(角川書店)
素直に楽しんで読んだ。なかなか凄い構成と思った。
夕暮れへ/斎藤なずな著(青林工藝舎)
非常に大人の話である。漫画にもこういう世界があるんだな。