カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

2018年を振り返る(読書)

2019-01-14 | なんでもランキング


 17年は読書については振り返ってない気がする。18年はあんまり読んでないが、移動もあって何とか少しは読んだ感じだろうか。日常では本当に読まなくなってしまった。まあ、義務ではないので問題はないが…。




□総合

こんな夜更けにバナナかよ/渡辺一史著(北海道新聞社)
 映画にもなって話題である。しかしこれは読むべきだろう。ちゃんと面白いし、しっかり慧眼させられるだろう。

敗者の想像力/加藤典洋著(集英社新書)
 批評というのはこんな風にするんだな、と圧巻に感じさせられる。本を読む方法もわかる。

吉本隆明という「共同幻想」/呉智英著(筑摩書房)
 素直に目覚めたので。吉本は読まなくていいとわかる。

横井軍平ゲーム館/牧野武文構成(ちくま文庫)
 こんな人と仕事をしたい。こんな風に仕事をしたい、ってきっと思うと思う。

数学する身体/森田真生著(新潮社)
 数学ってこんなだったなんて知らなかった。面白いです。




□ミステリ作品

シンデレラの罠/セバスチアン・ジャプリゾ著(創元推理文庫)
 これに似た作品を読んだことがあるから、たぶんパクられたんだと思う。

棺の女/リサ・ガードナー著(小学館文庫)
 ちょっと怖かったが、なかなか読ませる作品だ。

闇の歯車/藤沢周平著(講談社文庫)
 ぐいぐい読んだ。江戸時代だろうけど、きわめて現代的という気がした。

十二人の手紙/井上ひさし著(中公文庫)
 なんとなく古臭いのだが、引き込まれて読んでしまうに違いない。

ミミズクとオリーブ/芦原すなお著(創元推理文庫)
 まあ、楽しい謎解き。凄い奥さんすぎるね。夫が無能というか。




□まあ小説

恥辱/J・M・クッツェー著(早川書房)
 妙な話なんだが、面白い。こういう作品がノーベル文学賞なんだ、と思った(ほかは知らないが)。

悪女について/有吉佐和子著(新潮文庫)
 ミステリ作品なんだろうけど、いい構成だと思った。

諌早菖蒲日記/野呂邦暢著(梓書院)
 いまさらながらの古典だが、地元の作家に敬意を称して。




□新書系

レイコ@チョート校/岡崎玲子著(集英社新書)
 勉強する学生さんってこんな感じなんだな。凄いです。

不機嫌なメアリーポピンズ/新井潤美著(平凡社新書)
 英国階級社会のことがよくわかる。凄い。

考える障害者/ホーキング青山著(新潮新書)
 障害者って何だろう、がよく分かる。共感すると思います。

日本語は天才である/柳瀬尚紀著(新潮文庫)
 これは文庫だけど、改めて面白かったので。日本語って面倒で楽しい。




□漫画

私の日々/水木しげる著(小学館)
 改めて水木さんって亡くなったんだな。残念です。合掌。

水木先生とぼく/村澤昌夫画(角川書店)
 それで外から見た水木さんを知る。やっぱり変だよね。

僕だけがいない街/三部けい著(角川書店)
 素直に楽しんで読んだ。なかなか凄い構成と思った。

夕暮れへ/斎藤なずな著(青林工藝舎)
 非常に大人の話である。漫画にもこういう世界があるんだな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする