こりすの工房便り

趣味の手芸や旅行、日々の出来事を紹介します。

みちのく三大半島の旅 14

2014-09-11 18:50:41 | 旅行―東北地方
恐山



下北半島の大間崎の次は、恐山です。


下北半島の海岸線を走ります。



大間町の隣の町は「風間浦村」です。

ここは面白いレースが行われているんですよ。

時々テレビでも紹介されていますね。先日もやっていたのを見ました。

その名も『烏賊様(いかさま)レース』

レース会場です。

ルールは、参加者(参加費600円)が自分で選んだ烏賊をプールに放ち、出走イカの足に棒状のムチを入れ、二十メートル先のゴールを目指すというものです。

レースが終わったあとは、選んだ烏賊をもらうことができます。
活イカ備蓄センター内で調理してもらって、食べることもできます。


大間から1時間半で恐山へ到着です。


恐山

恐山は、862年、慈覚大師円仁が開いたとされ、日本三大霊山の一つです。
(あと2つは、滋賀県の比叡山と和歌山県の高野山)

恐山は5年前に一度行ったことがあります。


恐山への途中に冷や水があります。
今回は時間がないため、バスの中から見学だけでしたが、
湧水で、1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲めば死ぬまで若返ると言われています。


恐山入り口

太鼓橋の前にある像


2010年に建立されたそうです。
小さくてわかりにくいのですが

左側が
奪衣婆(だつえば)
三途川の渡し賃である六文銭を持たずにやってきた亡者の衣服をはぎ取る老婆。

右側が
懸衣翁(けんえおう)
奪衣婆が亡者からはぎ取った衣類を衣領樹の枝にかけ,その枝の垂れ具合で亡者の生前の罪の重さを計るとされる。

ということです。


赤い太鼓橋

橋の手前が現世、渡るとあの世です。

昔は恐山の駐車場がこの太鼓橋の手前にあったので、
バスを降りて橋を歩いて渡ったそうです。

この橋は、悪人には橋が針の山に見え渡れないと言われています。
そして帰りは橋の上で後ろを振り返ってはいけないといわれています。

最近はバスの通れる橋が隣にできて、恐山の入り口に駐車場ができたので、
ツアーの人はこの赤い橋を渡らなくなりました。

総門


入山料は500円です。



大きな六地蔵があります。



総門をくぐると

仁王門が見えます。


仁王門の額


さらに進むと


参道の両側に古い建物が見えてきます。

これが恐山温泉です。

男女別々の建物ですが、
入るのにはかなり勇気が要りそうです。
以前はフリータイムが沢山あったので、ここで足だけ温泉につかりました。

狛犬



こちらは新しいようですね。


地蔵殿


この建物に向かって左側の入り口から「地獄めぐり」が始まります。


地獄めぐりの様子は、次回に!