続きです。
書き方が、進学していないと、「問題!!」みたいに受け取られては大変なので、書き足します。
私が学生時代は、ある程度の進学校でも、就職率はかなり高く、
地元のトップ校でも、4年制大学に進学するのは、2割程度でした。
ですから、学校説明会でも、
「進学しない進学校の○○高校」
と、嫌みっぽく言われたと、友人はよく話していました。
ですから、時代的に、高卒で働くことは、ある意味「普通」でした。
ただ、「入りたい会社に入る」には、能力が必要。
学校推薦枠は、あの当時地元就職希望者300人中たった二人。
今問題になっているように、大卒と違い、高卒は本命を滑ると、
就職試験が県内の全会社同一日程なので、あとがないという、崖っぷちでした。
高校入学当時、親が失業したので、私は奨学金を受けて高校を卒業しています。
あの当時は、奨学金を受けれるのは、評定平均値3.5以上で、私は奨学金を切られないために、
部活と勉強中心の生活でした。
結果的には、就職してしまいましたが、高2までは進学も視野に入れていました。
でも、今と違い、昔は、27歳前後になると、独身の女性はお局様といった時代で、
※女性は25歳前後で大卒も結婚する人が多かったです
担任も、「婚期を逃すよ」と、いい顔をしませんでした。
親にも反対され、50近くの先生が、
「僕は早稲田に行ったけど、奨学金で行ったから、返済が終わったのは、最近だよ」
と言われ、
「君の人生は、君のものだけど、年長者の言うことは聞いておきなさい。
君はまじめだし、正義感もある。
成績だって優秀だ。それなら、地元に貢献できる企業に行きなさい。
同級の大卒が悔しがる企業に行きなさい」
その言葉は忘れられません。
それから、もう毎日毎日勉強しました。
特に、3年の1学期は、これで推薦が取れるかどうかの瀬戸際だったので、
寝た記憶がありません。
終わった後、睡眠不足で、初めて保健室で寝ました。
学校から推薦をもらい、メーカーに合格。
学校推薦=合格というわけではなく、あの当時、15倍の競争率だと、
入社後人事から言われました。
ちなみに、高校時代は、学業優等賞で、総代で賞状を受け取りました。
国立大に現役で合格する生徒よりも、優秀と学校側が認めてくれました。
これは、私にとって、誇りです。
ですから、努力してメーカーに入り、仕事もまじめに取り組みました。
また、メーカー時代に知り合った友人たちとは今でも連絡を取り合い、仲良くしています。
それもあり、自分が高卒でメーカーに入ったことを恥じる気持ちは一切ありません。
ですが、高卒の場合、どうしても壁にぶち当たる現実があります。
私のころは、昇給・昇進でしたが、現在は、
「受験さえできない」
という現実です。
それは我が子にも、口を酸っぱくして言っているので、
高校卒業後=就職とは、中2現在考えていないようです。
ただ家庭の事情等で働くことを選択する生徒もいるのも身近で知っています。
大卒の工学部出身者でも取れない資格を取得し(新聞に掲載されるぐらいの快挙)、
パートナーの会社に入社した男子生徒もいます。
彼は、自分の家庭が貧しいことを恥じることなく、明るく生活をし、
このほど高校時代から付き合っている彼女と結婚しました。
恐らく心の中ではいろいろ葛藤はあったと思います。
私自身ありましたから。
聞いたことのない大学でも、大卒ということで、最初から給料がいい。
現場はやはり高卒しかいません。
※私の板メーカーは、現在現場は派遣さんのようです
自分が悔しかったので、
「我が子が望む教育をさせたい」
という気持ちが、私の中では、かなり強いのです。
高卒で頑張っている人たちはたくさんいます。
だけれど、それは、自分が望んだか、望んでいないか。
自分が高卒で頑張ろう!!
それなら、きっと後悔することなく、人生を歩んでいける。
自分は嫌だったけれど、仕方ないから。
そういう気持ちは抱えてほしくない。
そう親としては、現実の壁を考えると、我が子の気持ちに沿うよう、
努力していきたいと思っています。
書き方が、進学していないと、「問題!!」みたいに受け取られては大変なので、書き足します。
私が学生時代は、ある程度の進学校でも、就職率はかなり高く、
地元のトップ校でも、4年制大学に進学するのは、2割程度でした。
ですから、学校説明会でも、
「進学しない進学校の○○高校」
と、嫌みっぽく言われたと、友人はよく話していました。
ですから、時代的に、高卒で働くことは、ある意味「普通」でした。
ただ、「入りたい会社に入る」には、能力が必要。
学校推薦枠は、あの当時地元就職希望者300人中たった二人。
今問題になっているように、大卒と違い、高卒は本命を滑ると、
就職試験が県内の全会社同一日程なので、あとがないという、崖っぷちでした。
高校入学当時、親が失業したので、私は奨学金を受けて高校を卒業しています。
あの当時は、奨学金を受けれるのは、評定平均値3.5以上で、私は奨学金を切られないために、
部活と勉強中心の生活でした。
結果的には、就職してしまいましたが、高2までは進学も視野に入れていました。
でも、今と違い、昔は、27歳前後になると、独身の女性はお局様といった時代で、
※女性は25歳前後で大卒も結婚する人が多かったです
担任も、「婚期を逃すよ」と、いい顔をしませんでした。
親にも反対され、50近くの先生が、
「僕は早稲田に行ったけど、奨学金で行ったから、返済が終わったのは、最近だよ」
と言われ、
「君の人生は、君のものだけど、年長者の言うことは聞いておきなさい。
君はまじめだし、正義感もある。
成績だって優秀だ。それなら、地元に貢献できる企業に行きなさい。
同級の大卒が悔しがる企業に行きなさい」
その言葉は忘れられません。
それから、もう毎日毎日勉強しました。
特に、3年の1学期は、これで推薦が取れるかどうかの瀬戸際だったので、
寝た記憶がありません。
終わった後、睡眠不足で、初めて保健室で寝ました。
学校から推薦をもらい、メーカーに合格。
学校推薦=合格というわけではなく、あの当時、15倍の競争率だと、
入社後人事から言われました。
ちなみに、高校時代は、学業優等賞で、総代で賞状を受け取りました。
国立大に現役で合格する生徒よりも、優秀と学校側が認めてくれました。
これは、私にとって、誇りです。
ですから、努力してメーカーに入り、仕事もまじめに取り組みました。
また、メーカー時代に知り合った友人たちとは今でも連絡を取り合い、仲良くしています。
それもあり、自分が高卒でメーカーに入ったことを恥じる気持ちは一切ありません。
ですが、高卒の場合、どうしても壁にぶち当たる現実があります。
私のころは、昇給・昇進でしたが、現在は、
「受験さえできない」
という現実です。
それは我が子にも、口を酸っぱくして言っているので、
高校卒業後=就職とは、中2現在考えていないようです。
ただ家庭の事情等で働くことを選択する生徒もいるのも身近で知っています。
大卒の工学部出身者でも取れない資格を取得し(新聞に掲載されるぐらいの快挙)、
パートナーの会社に入社した男子生徒もいます。
彼は、自分の家庭が貧しいことを恥じることなく、明るく生活をし、
このほど高校時代から付き合っている彼女と結婚しました。
恐らく心の中ではいろいろ葛藤はあったと思います。
私自身ありましたから。
聞いたことのない大学でも、大卒ということで、最初から給料がいい。
現場はやはり高卒しかいません。
※私の板メーカーは、現在現場は派遣さんのようです
自分が悔しかったので、
「我が子が望む教育をさせたい」
という気持ちが、私の中では、かなり強いのです。
高卒で頑張っている人たちはたくさんいます。
だけれど、それは、自分が望んだか、望んでいないか。
自分が高卒で頑張ろう!!
それなら、きっと後悔することなく、人生を歩んでいける。
自分は嫌だったけれど、仕方ないから。
そういう気持ちは抱えてほしくない。
そう親としては、現実の壁を考えると、我が子の気持ちに沿うよう、
努力していきたいと思っています。