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私立中高一貫校 個別指導塾 退職講師の助言 参考用

2024-03-18 13:28:21 | 日記

先週末で、わが子が通塾している個別指導塾の講師が

退職されることになりました。

体験入学時、この講師の物理が分かりやすかったので、

わが子はずっと毛嫌いしていた個別指導塾を

決めました。

ですから、塾長から知らされた1か月前、

親子に衝撃が走りました。

準備期間として、他の講師に習い、

「ほかの先生でもわかりやすい」

とわが子が言ったので、

続けることになりました。

 

迎えに行った時、

「今まで短い間でしたが、

※病気療養された時期があり

 実際習ったのは5回ぐらい

S先生には本当にお世話になりました。

苦手な物理を楽しいとまで、

わが子に感じさせていただいたこと、

本当に感謝しています。

これからも元気で頑張ってください」

と、ご挨拶させていただきました。

「ありがとうございます。

 〇〇さんなら出来ますから、

 志望大に向けて頑張ってください」

と、私たち親子におっしゃいました。

そして帰りしな、

駐車場まで送って下さり、

「〇〇さん、どこへ進んだのか、

 教えてもらえますか?

 やはり教え子は気になりますので」

と言われ、その時、携帯電話番号を渡されました。

 

私は帰宅後、改めてお礼のメッセージを送りました。

すると、

「退職しても、

 物理でわからないこと、

 進路でご相談されたいことがありましたら、

 メールかLINEでご相談ください」

と、返信が着ました。

私はLINEIDをお伝えしました。

 

そして、そのあと2時間ぐらいLINEをしました。

S先生、私はずっと社会人だと思っていましたが、

何と地元大学の1年生でした。

家庭教師が安定してきたので、

退職されることになったそうです。

※恐らく個別指導より時給がいいのでしょう

 

S「物理の件ですが、〇〇さんの学校の解き方は、

 図を描かないなど、異様でした。

 計算だけで解くというのが信じられなくて、

 彼女に授業風景の写真撮影をしてもらい、

 本当だと知ったとき、これでは点が取れないと思いました」

私「そうです。私も物理を選択した先輩に聞いた時、

 『図を描くって?問題のことですか?』

 と言われました。

 ほかの方からも、物理は画を描いて解くと言われ、

 それを知ったときには驚きました」

S「物理の解法は図を描くのが基本です。

 それに彼女は、頭がいいのに、

 ひどく自信がありませんね」

私「そうです。

 今の学校に進学してから、

 ひどく自信を無くしてしまいました」

S「合っているのに、迷って消すことが

 かなりあり、驚きました。

 『いいよ、このままで』とこっちが思っていても、

 『違う気がします』と言って消してしまいます』

私「数学の先生にも言われました。

  三角関数、わかっているのに、

 自信がなくて、消してしまい、

 『わかりません』と言いますと報告がありました」

S「数学もですか…」

私「そうです。小学校の時には算数は得意だったのですけど、

  今の学校では、もう全然です」

S「あの学校の定期テストは難しいし、問題数も多いので、

 あまり気にされず、受験に絞ったほうがいいです」

私「まだ塾には言っていませんが、

 志望大学変更しています』

S「差し支えなければ、教えてください」

私「〇〇大学の給付型奨学金を狙っています」

S「そうですか。僕とは違う学部なので、

 ネット情報しかわかりませんが、

 どうしてでしょうか?』

私「前回の面談では、医学部にこだわって勉強した方がいいとのことですが、

 この時期で、あの理解力では到底無理です。

 浪人したところで、一浪で手が届くとは思えません』

S「なるほど。でも、行きたいところだからこそ、

 勉強のモチベーションは上がりますよ。

 行きたくない大学に行けと言われて頑張れるかどうか…」

私「あの大学はとりあえず、今なら手が届きそうだからです。

 本心は別の大学です。

 成績が上がったら、考えて行こうと話しています」

S「それはいい作戦だと思います。

 階段を踏むように上に確実に上がっていく。

 給付型奨学金は、どこもレベルが高いです。

 偏差値40台でさえ、共通テストが8割以上など

 ありますからね」

私「そうです。ですから、うまくいくかどうかはわかりませんが、

 本人はやる気になって、苦手な図形も解いています。

 正答率もかなり上がりました」

S「彼女は元々頭はいいのです。

 やる気になって、自己肯定感が上がれば、

 恐らく伸びていくと思います。

 物理の進捗、こちらの想像よりもかなり早かったです。

 進路変更の件、上に報告しておきます」

私「ありがとうございます」

S「進路変更や勉強で困ったことがあれば、

 いつでもご相談ください」

私「その時は、必ず報告させていただきます」

と、こんな流れのLINEでした。

 

恐らく退職されたので、

今後連絡をほぼ取ることはありませんが、

助言は参考になりました。

この場を借りてお礼申し上げます。

どうもありがとうございました。

※S先生は、このブログご存じありません(笑)


私立中高一貫校 中学受験に向く子・向かない子 経験談 参考用

2024-03-18 07:44:32 | 日記

わが子は私立中高一貫校の高2

つまり、もうあと数日で受験生の

高3となります。

わが子が中学受験したころは、

まだ一部の小学生が

チャレンジするみたいな位置づけでした。

※東京なら全体で2割程度がしても、

 私の住む県は3%程度でした

でも、「2月の勝者」などの受験漫画や

共通テストの問題が

中学受験の特殊算の発展形が出されるなど、

中学受験しておいた方が有利

みたいな流れになってきたこともあり、

数年前と比較すれば、

ずいぶん増えたイメージがあります。

 

中学受験に向く子は、

一般的に言われているのは、

学校のテストで100点は当たり前ということ。

それは経験上感じます。

実際わが子もそんな小学生でした。

6年間で、プリントや宿題、テストを含めて、

間違ったことは片手程度です。

※100点や花丸が当たり前の子どもでした

確か社会のテストが95点だったことが記憶にあるぐらいで、

あとは思い出せないぐらいです。

「勉強しなさい」とは、小学校時代

一度も口にしたことはありませんでした。

そんな子どもでも、

中堅レベルの私立中高一貫校では、

全然授業についていけれません。

私はこれにかなり悩み、

一時は精神的におかしくなるぐらいでした。

 

そもそも中学受験は、

一生使うことはない算数の特殊算を

受験のためだけに使うような世界です。

中学生なら当たり前に使える

方程式を使わず、

つるかめ算で解いていきます。

わが子など、つるかめ算のほうが早いからと言って、

方程式の文章問題を、

つるかめ算で解いて、学校で注意されていました。

それぐらい体に染みつくぐらい勉強するのです。

 

わが家は、通信教育で中学受験をした家庭でしたが、

元々算数が得意だったので、

小5の担任から、

「算数を活かした進路で学ばせてあげてください」

と言われたり、

塾で模試だけは受験していたので、

模試の申し込みをした時、

塾長先生から、

「ああ、算数の得意な〇〇ちゃんのお母さんですね」

と言われていました。

実際開示をした時、

算数は受験校ではトップでした。

塾には、再三誘われていました。

今考えれば、実績が欲しかったのでしょう。

 

理科も大好きで、よく図鑑や

映像を眺めていましたし、

「この子は、理数系で困ることはないだろう」

と思っていました。

 

ところが、成績がよかったのは、

中1の2学期まででした。

そこから、どんどん落ちていき、

中3の時、担任の先生に励まされ、

何とか平均より上まで浮上したものの、

高1から、またドーンと下がりました。

 

今思えば、わが子は通信教育をしていましたが、

中学受験用なので、かなり苦労して勉強していました。

親もネットや参考書を買って、

わが子に教えていましたが、

やはり親子なので、親子喧嘩になります。

毎週末のように親子喧嘩をし、

「中学受験を塾無しはかなり大変だった」

というのが実感です。

その時、よくわが子が言っていたのが、

「習っていないから、わからない」

でした。

わが子は復習型の子どもだったのです。

 

実際中堅どころと言っても、

入学してしまえば、上位の子どもは、

中学1年や2年で、

英語検定2級や理科検定2級を取得する

子どももいます。

※両方高2レベル相当

経験者として実感したのは、ここです。

「先取をどんどんしていく」

そういう子どもは向いていると思います。

 

一貫校は、かなり授業速度が速いので、

ある程度予復習をし、

自分からどんどん勉強する生徒でなければ、

上位どころか、平均にも届きません。

わが子が異常かと思っていましたが、

中学受験をした8割が

「授業についていけれていない」

というデータがあります。

 

東大をはじめとする旧帝大・医学部出身者が、

中高一貫校や中学受験出身者が多いので、

「中学受験が有利」みたいな流れはあります。

でも、昨夏に元県立高校の先生に言われたのは、

わが子のように、「上位でこそ頑張れる子ども」は、

中学受験には向いていません。

実際、30年以上教師をして、

最下位クラスが上位になった生徒は、

片手程度らしいです。

※1万人以上教えて5人程度

それぐらい稀、不可能に近いと言われました。

こういう生徒は、かなり自己肯定感が高く、

「自分なら出来る」と信じ、やり抜く。

希少だからこそ、褒めたたえられるのでしょう。

実際偏差値40そこそこで、

1年で東大合格なんて、誰にでもできるとは思えません…

授業についていくことが出来なければ、

塾代などの費用もかさみます。

学校の学費でアップアップの家庭は、

かなり厳しいと言わざるを得ません。

 

あくまでも私の見解ですが

①小学校のテストで満点が当たり前

②先取りの勉強が苦ではない

③成績が落ちても自己肯定感が高い

④塾など通わすことが出来る、親の資金力がある

 

これが中学受験に向く子どもだと思います。