今回は、テッポウユリ(鉄砲百合)だ。これ、勝手に生えたもの。 ユリの中では、開花が一番遅い。ふり返ると、黄金オニユリ → オニユリ → テッポウユリの順だった。
<2021年8月5日> 自宅の庭
◇ ン? どこにある? うむ、ちょっと引いてみよう。
◇ ん? 分かんない? 場所を明示しよう。
◇ 2輪咲いている。根元を見ると、生垣(レッドロビン)間に生えているんだよ。
◇ 雑草対策に石をおいているんだけど、そこに生えている。すごいね。
◇ ボクの写真は、もういいから、花をじっくり観賞しては?
◇ 葉が細いので、ひょっとしたら「細葉鉄砲百合(高砂百合とも呼ばれる)」かもしれない。
<2021年8月6日>
見頃だね。
◇ 花粉が沢山! ユリの花粉が衣服に付いたら洗ってもなかなか落ちないんだってね。
【テッポウユリ】
◇ ユリ科・ユリ属。
ラッパに似た形の筒状の花を横向きに咲かせる。タカサゴユリ(高砂百合)に似るが葉が太め、等の違いがあるが、判別が難しい。タカサゴユリは「台湾百合」・「細葉鉄砲百合」とも呼ばれる。“高砂”は、台湾の古い呼称である。
◇ 原産地:日本の南西諸島(沖縄)、および九州南部。
◇ 花と開花期:6月~8月。
◇ 由来:ラッパ銃に似た花を咲かせることから。
※ ラッパ銃は 短銃身で大口径の前装式散弾銃である。銃口がラッパのように広がった形状をしているのでこのように呼ばれる。(画像はネットより)
うーん。ラッパ銃とラッパを見てみると、ラッパの方が良いような気もするけどね。だって、水仙は “ラッパズイセン”というしねえ。
因みに、“鉄砲”を冠する下記の動植物は、理由がしっかりしている。(画像はネットより)
◇ テッポウウオ(鉄砲魚)
水鉄砲のように水を口から射出して虫を撃ち落として食べる
◇ テッポウウリ(鉄砲瓜)
熟れた実をヘタから外すと種子が中身と共に鉄砲玉のように10mも射出する。
庭のテッポウユリに戻ろう
他に、2カ所に生えていた。うーん、どこかから、種子が風に乗って飛んで来たのかなあ?
<2021年8月9日>
◇ ん? どこ?
◇ 右の「柿の木」、左の「沈丁花」、奥の「レッドロビン」の間に、ポツンと一本。
◇ 向きも道路の方を向いちゃってるよ。
もう1カ所!
◇ これは、ハマボウ。今年はもう終わっちゃったけど………。 どこ?
◇ 矢印の所だよ。
◇ これは、道路を向いていない。
お終い。