今回は、フエフキスイセン(笛吹水仙)。ヒガンバナ科キルタンサス属の球根植物。「キルタンサス」は、その花形から和名は「フエフキスイセン(笛吹水仙)」と呼ばれる。種によって、耐寒性、普通、耐暑性、等、多種多様で性質が大きく異なるという。今回咲いているのを見かけたのは、1月末~2月初めなので冬の花としておく。
<2024年1月26日>美咲が丘
◇うーん、笛というよりはラッパに似ている気もするね。全景から見ていこう
◇このお家は、駐車場の一角に楕円形の花壇を設置して植えている。うむ、楕円形の花壇もいいねえ!
◇ うむ、ボク(小次郎)はいいよ。花を鑑賞しなよ。
◇ 俯き(うつむき)に咲いている。この佇まいが「笛吹水仙」の “水仙” の由来のようだ。まずは、笛吹水仙を勉強しておこう。
【フエフキスイセン(笛吹水仙)】※趣味の園芸、他
◇ヒガンバナ科キルタンサス属の球根植物。キルタンサスは、その花形から和名は「フエフキスイセン(笛吹水仙)」と呼ばれる。耐寒性、普通、耐暑性、等多種多少。
◇原産地は、南アフリカ、渡来時期は明治末頃で、日本ではマッケニー種が広く普及。
◇開花時期は、4月~5月。なお、冬咲き種(12月~2月)、初夏咲き種・夏咲き種(5月~8月)もあるという。
◇花色は、 赤、オレンジ、黄、ピンク、白。
【由来】
◇キルタンサスは、ギリシア語のキルトス(kyrtos=曲がった)とアントス(anthos=花)で,本属に多い花筒の曲がった花形に由来する。
◇笛吹水仙は、花の形が笛のようで花形が水仙に似ていることに因む。
“水仙”を思い出してみよう
水仙はこちら Link先 → 小次郎と冬の草花-スイセン(水仙)-
一部を抜粋して示そう。
水仙は、“雪中花”の別称を持ち、(新日本大歳時記には)「寒気の中に凛として咲き、しかも、可憐な花の風情は、日本人の心情に適う(かなう)ものがある」と書かれている。
【スイセン(水仙)】
◇ヒガンバナ科・スイセン属。ニホンズイセンやラッパスイセンなど色や形の異なる種が多くあるが、この属の総称をスイセンと呼ぶ。
◇原産地は地中海沿岸。日本へは平安末期に中国を経由して渡来。
◇名前は中国での呼称の「水仙」を音読みしたもの。水辺で咲く姿を「仙人」にたとえたと言われる。別名に雪中花(せっちゅうか)、雅客(がかく)がある。
◇ 花期は、12月中旬~翌4月下旬。
スイセンの学名の“Narcissus(ナルシサス)”はギリシャ神話の美青年ナルキッソスに由来。ナルシスト(うぬぼれや、自己陶酔型の人)はここから来る。
【ギリシャ神話】
ナルキッソスは、その美しさに多くの女性に言い寄られるが、高慢に女性達をあしらい傷つけてばかり。見るに堪えない高慢さに復讐の女神ネメシスは彼に呪いをかける。 それは? そう「自分自身に恋をしてしまう呪い!」
そして、水面に写る自分自身に恋をしてしまう。水面の中の像は、ナルキッソスの想いに決して応えることはなく憔悴して死ぬ(水面の像にキスしようとして溺死の説も)。そして、その体は水辺でうつむきがちに咲くスイセンに変わった…。※画像はネットより。
※ スイセンがうつむきに咲くのは水面をのぞき込んでいるから、という。
うむ、話しがそれた。笛吹水仙に戻ろう。
<2024年2月7日>
<2024年2月13日>
花に気づいて20日あまり経つけど、まだ、しっかり咲いている。
【おまけ】
黄色や赤もあるという。ネットから引用してみてみよう。
お終い