こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と冬の草花 2 - サザンカ(山茶花) 美咲が丘 -

2025-01-07 22:43:14 | 冬の草花

今回は、サザンカ〔山茶花)だ。秋から冬に咲く日本原産の美しい花木。別名にヒメツバキ(姫椿)、イワハナビ(岩花火)がある。童謡『たきび』の歌詞に登場する。えーと、♪ さざんか さざんか さいたみち♪ たきびだ たきびだ おちばたき~♪現在、一般家庭でのゴミ焼却は禁止だが「たき火その他日常生活の焼却で軽微なものは除く」となっている。うむ、「落葉焚き」は軽微に該当? なお、チャドクガ(茶毒蛾)の発生が庭木としてのツバキやサザンカの最大の欠点とも言われる。

<2017年12月29日>美咲が丘 みなにこ通り

全景から見ていこう

 

 

 

◇ うむ、見事なサザンカだ。最初は、ツバキ? とも思ったが、銘板が設置してある。銘板にズームインしてみる。

◇ 確かに、「サザンカ」と書いてある。これ、糸島市が植樹したもの。ズームアウトして場所を確認する。

◇ 「焼き肉 ヌルボン ガーデン」の看板。そう、この通りは、「みなにこ通り」だが、レストランが多く「レストラン通り」とも呼ばれている。ここ、正確には南風台8丁目だよ。ボクは、美咲が丘に住んでいるけど………。

 

◇ うーん、キミはすました顔をしているねえ。

反対側から

◇ 手前にの岩の間にあるのは「ハマユウ(浜木綿)」で、夏に紹介している。また、ニッコウキスゲもあったところだよ。

ハマユウはこちら リンク先 → 小次郎とハマユウ(浜木綿)-南風台-

ニッコウキスゲはこちら リンク先 → 小次郎とユリ(百合)-ニッコウキスゲ(日光黄菅)-

もう少し、近よって花を見てみよう。

ツバキにもにているね。ちょっと勉強しておこう

【サザンカ(山茶花)】

◇ ツバキ科・ツバキ属の常緑広葉樹。別名ヒメツバキ(姫椿)、イワハナビ(岩花火)。童謡『たきび』の歌詞に登場する。チャドクガの発生が庭木としてのツバキやサザンカの最大の欠点とも言われる

◇ 原産地:日本

◇ 開花期:10月中~2月

◇ 由来は、中国でツバキ科の植物の「山茶(さんさ)」が語源。この漢字の読み方が「サンサカ」と訛り、その後、音位転換してサザンカとなったといわれる。

【ツバキとサザンカの区別】

違いは「花の時期」と「散り方」で区別する。 なお、花の時期については、早咲き/遅咲きの品種があるし個体差もあるので、散り方が一番分かり易い。

◇開花時期:サザンカは、秋~冬に咲く。一方、ツバキは、初春に咲く。

◇散り方:サザンカは、花びらがパラパラとちる。一方、ツバキは、花の頭ごとボトッと落ちる。

【チャドクガ(茶毒蛾)】

パパは、ずいぶん前に被害にあった(2003/6/20)という。それを紹介する。因みに、場所は当時住んでいた関東だ。

日曜日に夕方から赤い発疹がでてかゆい。かゆみ止めの効果なし…、にっちもさっちもいかなくて月曜日に皮膚科へいく。先生との会話は以下の通り。

先生:ちゃどくがですね。

パパ:ちゃ・ご・く・が?、それなんですか?

先生:蛾です。今の時期はその毛虫。山茶花か椿の傍へ行って毛虫に触れたのでしょう。

パパ:山茶花はありますが毛虫には触れていませんが………

※ 思い起こすと玄関の山茶花の横に止めているバイクカバーに毛虫がいて、カバーをバサバサと振って毛虫を飛ばした。それがチャドクガの幼虫(毛虫)だったようだ。

先生:毒針毛は0.1mmの毛で、毛虫に触れなくても飛散した毒針毛が肌に付着しても刺さります。その時、掻くのは最悪で、ガムテープで毒針を取るか、水で洗い流さなければいけません!

パパ:………

先生:塗り薬を出すけどあまり効かないよ。熱いシャワーをかけると毛根が開いて毒毛がとれる。本当は刺さった直後がイイんだけど…。かゆみが我慢できなければ注射や内服薬もあるけどおすすめはできないんだな!。

パパ:注射は結構です。我慢します。塗り薬はもらえますか?

 先生:今夜(やけどしない程度の熱い)シャワーをしてから塗ると効果があるのでその時が良い。でも、良くなるまで2週間はかかるよ。この時期多いんだよね。(略)

【チャドクガ(茶毒蛾)】

◇ ドクガ科。本州以南に分布。名前のとおりお茶の木に発生する毒蛾であることに由来。

◇ チャ、ツバキ、サザンカ等のツバキ科の植物の裏で生息し、幼虫は集団で生活し体長が25mm程になる。

 ※ ツバキやサザンカの葉に毛虫が群がっていたらまずこの毛虫という。

◇ 刺すのは目立つ長い毛ではなく、体にある50万~600万本もある微細な毒針毛(どくしんもう)。

 ◇ 毒針毛は、脱皮殻、サナギ、成虫、さらに卵にまである。なお、『羽根の先に2個の小さい黒点』のある黄色っぽいガは絶対に直接触らずにビンなどで捕らえます。

◇ 症状

・激しいかゆみが2~3週間続く。

・刺さった時は分からず後からヒリヒリした痛みと強いかゆみが起こる。

◇ 対処

セロテープで毒針毛を取り、その後長く流水で洗い流すのが良い。手でこすったり掻いたりするのは最悪。抗ヒスタミンのステロイド軟膏を塗り、ひどければ抗ヒスタミン剤を内服する。何度も刺されるとアレルギー症状を起こし、全身に症状が及ぶこともある。

別な年。

<2018年12月26日>

◇ 12月26日時点で、だいぶ散り始めている。うーん、前年は1月中旬だったような気がする。

 

◇ 花びらが“じゅうたん”のように散っている。うむ、花の散り方でも「サザンカ」と分かる。

 

◇ それにしてもかなり散っている。前年は12月29日時点で、殆ど散ってなかったぞ! うむ、同じ個体でも咲く時期がずれるようだ。暖冬も影響するのかな?

◇ 花の開き具合も………。もう、ボチボチ、お終い?

<2019年1月2日(正月)> 

◇正月の2日なので、花はイマイチ。ま、記念撮影だな。まずは、ママと。

今度は、パパと記念撮影

◇うむ、バッチリだな!

お終い

【写真一覧】

◇サザンカ(山茶花) 糸島市美咲が丘 2017年12月29日、2018年12月26日撮影
◇サザンカ(山茶花) 北九州市若松区高塔山 2017年12月21日撮影

小次郎と冬の草花 2 - サザンカ(山茶花) 美咲が丘 -


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