今回は、シャクヤク(芍薬)だ。「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」と言われるように、ボタンと並んで高貴な美しさを漂わせ豪華でエレガントな花を咲かせる。が、この二つを花で区別することは難しいらしい。違いには『牡丹は「木」で2~3mまで育ち、芍薬は「草」で60㎝程度まで』などがある。因みに、開花時期は、ボタンの方がシャクヤクより1ヶ月程度早いらしい。
<2019年5月15日>
ボタンはこちら Link先 → 小次郎と春の草花3-ボタン(牡丹)-
全景から見ていこう
◇樹高(草丈)は60㎝程度なので、このお家では、他の庭木の下に咲いている。
◇ ボタンがあったお家の庭「芍薬が咲きましたよ!」とのことで、早速、写真撮影。庭木の下に咲いているので目立たないが、立派な花だ!
花に着目しよう。
◇ ピンクの八重咲きのようだ。
◇奥の方に、もっと開いているのもある。 そっちにズームイン。
◇ おー、見事。 シャクヤクについて勉強しておこう。
【シャクヤク(芍薬)】
◇ ボタン科ボタン属。 シャクヤクは、同属のボタンとの交配も含め多くの品種が生み出されている。
◇ 原産地:中国東北部~シベリア。平安時代以前に薬用として渡来。その後、観賞用の園芸種が生み出された。
◇ 開花期:5月~6月 ボタンより一ヶ月程度遅い。花の色は、赤、ピンク、黄、オレンジ、白、複色。
※ 一重、八重、半八重の他、(雄しべが花弁のように変化した)金しべ咲き、翁咲き、冠咲き、手まり咲き、バラ咲き、半バラ咲き、等がある。
【名前の由来】
漢名の音読み。「芍」は、「鮮やか」、「ハッキリ目立つ」「抜きんでて美しい」の意味。「薬」は、文字通り薬草として用いたことから。
【別名】 シャクヤクの別名は「エビスグサ(夷草)」「カオヨグサ(貌佳草)」等。
切り花用に頂いたので、自宅で、花瓶に活けた。
◇ 小次郎とのコラボを、じっくり、撮影。
◇ 小次郎が負け時と、目を輝かせている! うむ、張り合わなくていいんだよ、小次郎くん?
◇小次郎は、ジーッと見つめている。花の大きさが分かる!
◇観葉植物とのコラボの写真を撮ってみた。 ボタンとシャクヤクの違いを再度確認しておく
【ボタンとシャクヤクの違い】
◇ 牡丹は「木」、芍薬は「草」
◇ 牡丹は(木なので)2~3mまで育ち、芍薬は(草なので)60㎝程度まで。
◇ ボタンは「木」なので、冬に葉が落ちても幹が残る。春には幹から枝を伸ばしていく。
◇ シャクヤクは「草」なので、冬には地上部は全て枯れる。春には地中から新たに赤い芽が複数出てくる。 ※
市販の「牡丹」は成長の早い「シャクヤクの根」を台木として「牡丹の枝」を接木したものが殆ど。故に春に地下の根からシャクヤクが芽を出すこともある。
ママの実家にもあったよ。
<2022年5月18日> 若松・高塔山
<2019年5月13日> 若松・高塔山
◇実は「これ、シャクヤクだよ!」と言われて、「そうなの?」と思った次第。花の形は『一重、八重、半八重の他、(雄しべが花弁のように変化した)金しべ咲き、翁咲き、冠咲き、手まり咲き、バラ咲き、半バラ咲き、等』があるというので、専門家でないと区別は難しいよね。最終的にはDNA判定するのかな?
お終い
【写真一覧】
◇シャクヤク(芍薬)福岡県糸島市 2019年5月15日
◇ボタン(牡丹) 福岡県糸島市 2019年4月17日~20日、2018年4月19日
◇ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉) 福岡県糸島市 2019年5月17日
◇シャガ(著莪) 北九州市若松区高塔山 2019年5月13日、4月11日
◇ナニワイバラ(難波茨) 福岡県糸島市 2019年4月26日、2018年4月19日、2014年4月26日
◇ツルニチニチソウ(蔓日々草) 福岡県糸島市 2019年4月17日、2017年3月21日
小次郎と春の草花3ーシャクヤク(芍薬)ー
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