年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
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岡電東山本線岡山駅前駅:『THE KITCHEN』   7月21日オープン 繁華街の殺到から離れたところにある隠れ家的洋食バル

2017-11-07 23:02:10 | 中国
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もう一軒行ってみたいお店があるからと、懐かしさに浸っていた中華料理のお店をあとにし桃太郎通りを渡った繁華街へと移動し…
リブレの裏路地へと向かいます



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多くの飲食店が並ぶエリアを通り過ぎ、人通りも途絶えたエリアの一角
こんなところにお店があるのかと心配になっていたところにぼんやりと灯るお店の看板が目に入ります


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3ヶ月ほどにオープンしたばかりだという『ザ キッチン』なるお店でありまして、6人ほどが掛けることができるカウンターと4名掛けのテーブルが3つほどの小さなお店であります
オーナー自らが調理するお料理とおいしいワインをリーズナブルにいただけるようで、おいしいお料理を楽しむも良し、カウンターに座ってオーナーとのお話を愉しむも良しと、カップルや仲間同士でお邪魔するだけでなく、ひとりでふらっと立ち寄っても楽しむことできる使い勝手も良さそうですね


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メニューは手書きされたものでありまして、その味のある字においしさを感じますしその時においしいものだけを提供してくれるのであろうとの期待も高まります
まずは「本日のオードブル」と称される前菜の盛り合わせをいただいてみますと、なんと8種ほどがぎっしりと盛付けられているではないですか
一つひとつはそれほど手が込んでいるというわけでは無いですが、ちょっとした工夫がされることでオリジナリティを出しているものでありまして…
盛り付けの美しさとともにおいしくいただけました


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「チョリソーのペンネナポリタン鉄板温玉」
先にお邪魔していた昭和のイメージが残っていたからなのか、スパゲティーとペンネの違いはあれどもケチャップで炒められた昔懐かしい味を想像していたのですが…
たしかにうっすらとケチャップを感じるような気もしますが、ペンネアラビアータと言った方がしっくりとくるお料理でありました


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続いては「ズワイガニのあつあつマカロニグラタン」
提供までに少し時間を要しますが、時間を気にしての食事でなければ何の問題もなく…
熱々であることはもちろんのこと、程よいアルデンテに仕上げられたペンネの食感と、濃厚なベシャメルソースにたっぷりと加えられたカニ身の風味をおいしくいただくことができました


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そして「和牛ハンバーグ鉄板スタイル」
牛肉だけで作られたであろうパティいうことで多少パサつく感じもありましたが、 たっぷりとかけられたソースやグリルされたトマトの果汁で、さほどそれが気になることなくいただくとことができました



気さくで話し好き
そして、イケメン
そんなオーナーのお人柄に惚れ込んだ常連さまで賑わうお店になりそうですね



【THE KITCHEN】
岡山県岡山市北区幸町2-19
086-221-0013

岡電東山本線西川緑道公園駅:『極楽飯店』   10月30日オープン 昭和を懐古するような大衆中華料理店

2017-11-07 22:17:40 | 中国
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新規にご契約をいただいたクライアントさまへの初回訪問にために岡山へ
2、3度面談をしたことはあるのだけど、改めてとなると多少緊張気味でありまして…
現状の問題点や今度の目標などをヒヤリングをし、これからの取り組み事項などを打ち合わせます



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ひとしきり打ち合わせを済ませた頃にはお互いに打ち解けてきまして…
面白そうお店がオープンしたので見に行きましょうってことで、ドレミの街って商業施設の裏手にある路地の一角にひときわ目立つ黄色い看板が目印となる『極楽飯店』へお邪魔いたします


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むかし懐かしい大衆中華を再現したというお店は、真っ赤なテーブルや壁面に貼り付けられた商品POPで演出されていて…
熟年層を主とした懐古ブームに乗っかった戦略ではあるのですが、これが若年層にとっては経験をしたことにない体験型エンターテーメントともなりネオ居酒屋ブームが広がっているのでありましょう


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オープンして1週間ほどだと言うこともあって、提供の準備ができていないという商品もあるようですが…
お店の外にまで香りが広がっていた「餃子」をいただくとにいたします
小ぶりではありますが、薄めの皮にはたっぷりと餡が詰められていまして…
カリッと焼かれた食感と溢れるジュースだけでも満足できるものであるのですが、お口の中で広がるニラの香りに古き良き時代が思い出されます


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そして「唐揚げ」
唐揚げ自体は特筆することもない普通のものなのでありますが、たっぷりと敷かれているキャベツと唐揚げにかけられた酸味があるさっぱりとしたポン酢のようなタレの相性が良く…
油物を食べていることでの罪悪感を薄くしてくれますね


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最近流行りの四川麻婆豆腐などと言うような本格的なものでなく、子供の頃から慣れ親しんでいる醤油味の「麻婆豆腐」でありまして…
挽肉からの甘みと絹ごし豆腐の滑らかな舌ざわりに「麻婆丼」にすれば良かったかと少し後悔をいたします


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「極楽そば」と「味噌ラーメン」
飾らないビジュアルはまだまだ日本が豊かとは言えなかった時代のようでありまして…
店名を冠としていることからお店の看板メニューであると察することができる「極楽そば」にはお肉と野菜の炒め物が乗せられていまして、その醤油味でスープに濃さが増す味わいは一緒にご飯をいただきたくなるものでありまして、同様のお肉が乗せられているのであろう「極楽丼」への関心も高まります
「味噌ラーメン」のスープも濃いめの味付けであり懐かしさを感じることができるものでありました



昭和の中期を連想させる店づくりと、そのイメージを崩さない商品づくり
期待を裏切らないお店でありました



【極楽飯店】
岡山県岡山市北区駅前町2-6-27
086-230-3305