なんだか昨日辺りから腰が重たいなぁなんて思ってはいたのですが、今朝、目覚めてベッドから立ち上がろうとするとピキピキって刺激が走って立ち上がることができず…
その後、なんとか動けるようにはなりましたが、とりあえず今日は養生することとし、日中は外出を控えることといたします
そして夜、福岡市民だと知らない人はいないのでは… と思われる、1873年創業の老舗うなぎ店『吉塚うなぎ屋』と出かけることにいたします
吉塚とありますが、お店があるのは中洲
といってもネオンのひかりが艶やかな場所ではなく、情緒溢れる博多川に面するところでありまして…
一見すると料亭にようにも見える佇まいであるお店から臨む博多の街はうつくしいことでありましょう
3階建てではありますが一階部分はエントランスだけとなっていまして…
受付も何もない状況に不安を覚えながらエレベーターに乗りこみます
予約をすることもなく訪ねましたので、二階のテーブル席をいただくこととなったのですが、3階には予約に対応する広間や個室があるようですね
「特うな重」をいただくことにしたのですが、それがびっくりするほどにリーズナブルでありまして…
宮崎や鹿児島で育てられた国産の鰻にこだわっているとのことでありますし、これだけの設えのお店でいただくことを考えますと、東京の半値と言っても過言ではないでしょう
蒸されることなく直焼きされた鰻はとっても芳ばしく、かといって堅く身が締まることもなく…
最初にお皿に注がれたタレが運ばれてきたことには驚かされましたが、これがこちら流とのことでありまして、ご飯と別皿で提供されるのもこの芳ばしい香りと食感を大切にするからのことでありましょう
添えられる肝吸いも出汁の香りがしっかりとしていていますし、香の物として出される浅漬けもサッパリとしていて…
これでこそ名代を名乗るに相応しい、お店であると感じます
【博多名代 吉塚うなぎ屋】
福岡県福岡市博多区中洲2-8-27
092-271-0700