丑年の2月9日
12年に一度の肉の日であることから、おいしいお肉をいただこうと東京駅構内にある黒塀横丁へと出掛けたのでありますが…
目的としたお店の前に、ミシュランガイドにも掲載される実力店『三ぶん』の姉妹店『出店 二ぶん半』がオープンしているではないですか
昨年10月に門前仲町へ『二ぶん半』を出店したばかりではありますが…
こちらはその『二ぶん半』の“出店”的な位置づけとなるなのでありましょうか
三ぶんでは天然物のお魚が提供されるとのことですから、こちらでも… と期待を膨らませお邪魔してみることにいたします
店内はオープンになった厨房を囲うように10席ほどのカウンターが作られていまして…
そこで軽く立ち呑みをするも良し、白木の一枚板で作られたテーブルでゆっくりと過ごすも良し
さらに奥には個室の用意もあるようですね
お昼には焼き魚や煮魚の御膳のほか、なぜだかテビチそばやソーキそばといった中華そばの用意もあるのですが…
メニューの先頭にあることから「りゅうきゅう丼御膳」がイチオシであるようですし、本日いただけるのはまぐろとぶりの“りゅうきゅう”であるとのことでそれをいただくことにいたします
しっかりとタレに漬け込まれていることで熟成されているのでありましょう
ねっとりとした舌ざわりに仕上げられているのですが、その素材の区別がつかないほどにタレが染みていることや、身が硬くしまっていたことに残念さを感じます
とは言え、トッピングされたネギの香りやシャキッとした歯ざわりはアクセントになっていて良い感じでありました
そしてもうひとつ残念だったのはお茶漬けの出汁がいただけなかったことでありまして…
日比谷のお店ではお出汁がいただけるようですのでお願いすれば出してくれたのかもしれませんが、こちらではお出汁のサービスはないのかもしれませんね
プラス一品としていただける「マグロの中落ち」
背骨の周りに付く身を削り取ったものであることから形こそ不ぞろいでありますが、その赤身の濃厚な味わいを堪能することができましたし…
上品な調味料入れにもこだわりを感じることができました
【出店 二ぶん半】
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅 B1F 黒塀横丁
03-6275-6591