今日は日比谷でお昼
お邪魔したのは新宿御苑に本店を構える『礼華』が、南青山の『礼華 青鸞居』に次ぐ支店として東京ミッドタウン日比谷の開業に合わせてオープンさせた『礼華 四君子草』でありまして…
今月11日には乃木坂に『新華』を出店するなど元気がある高級中華料理店であります
ひとりでふらっと立ち寄るには敷居が高い雰囲気ではありますが、アラカルトには2,000円ほどでいただくことができる「フカヒレと白菜の煮込みスープ麺」など麺飯料理の用意もありましたので…
いただいたのはテラス席側にある大きな窓からの日差しに開放感を感じるテーブル席でありまして、金で縁取られたお皿にナプキンが準備されることから"ヌーベルシノワ"であることを窺い知ることができます
サービスされたお茶は福建省の「黄金桂」であるそうで…
ほのかに感じるキンモクセイに似た香りと茶葉の甘みを味わいながら選んだのは、3品用意されたメイン料理から2品を選ぶことができる「礼華御膳」であります
最初に提供していただいた前菜は5種の盛り合わせでありまして、野ばらの香りがするという紹興酒"玫瑰露酒"で煮込まれたバナメイのやさしい口当たりと小さな中華鍋のような器に盛られたよだれ鶏の刺激的な辛さなど、味わいや食感のアクセントを楽しませていただきました
御膳にはスープとサラダ、そして小菜として焼売が添えられるのですが、ありがちなキャベツの千切りであるとか水菜といったものではなく、中華料理店としては珍しくミックスリーフを使ったサラダをいただくことができましたし、焼売もむっちりとしたお肉の食感を楽しむことができ満足な一品でありました
選んだメイン料理は"ズワイ蟹と卵の柔らか炒め 甘酢餡かけ"と"本場四川風 麻婆豆腐"でありまして…
蟹と卵の柔らか炒めはいわゆるかに玉であったのですが、卵のふわふわとした舌ざわりがここち良くいただけましたし、ズワイ蟹も想像以上に入った贅沢感あるものでありました
また、麻婆豆腐もしっかりとしたお豆腐の歯ざわりに加え、味が染みていることでの深い味わいを楽しむことができましたし、バランスが取れた炸醬の甘みと辣油の辛みでおいしくいただくことができました
〆にいただいた杏仁豆腐はほんのりと黄色みがあって、とろけるような滑らかな舌ざわりでありまして…
甘すぎることもなく、食後のひと時を過ごすに最適な逸品でありました
【中国料理 礼華 四君子草】
東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷 3F
03-6273-3327