工房八重の部屋

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「竹久夢二」展見て、美人画のみでなくグラフィックアートの先駆者だとわかる

2010年01月16日 | Weblog
竹久夢二は大正ロマン漂う、独自の情感をたたえた美人画の画家だという

認識しかありませんでした。

高島屋で25日まで開催されている「竹久夢二展」の400点あまりのコレクション見て、

本の挿絵、表紙の絵、ゆかた、手拭い、ポスターなどを手がけ、グラフィック

アートの先駆者として、当時の商業美術の世界や、出版界に、画期的な役目をはたした

人だと、わかりました。

また詩人でもあり、「宵待ち草」の作詞も手がけました。

館内で、2本のDVDが、竹久夢二の作品や、生涯を1時間にわたり

放映していて、夢二の事が、理解できるようになっています。

49歳で結核により、生涯を終えましたが、妻のたまき、彦乃、お葉、と

恋愛遍歴は、評伝ともなり、彼女達は、絵のモデルにもなっています。

夢二の故郷、岡山の「夢二郷土美術館」と、最後に住んだ群馬にある

「竹久夢二伊香保記念館」
からの選ばれた、優れたコレクションを見る事が出来ました。

(下線の文書をクリックすると、リンクできます)



会場入り口  「椎名山賦」の絵のポスター


代表作の「黒船屋」   憂いを秘めた叙情的な女性。