工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

「京の冬の旅」特別公開、東寺小子房は天皇のための貴賓館

2010年01月25日 | Weblog
今京都は「冬の旅」が企画され、特別公開で、通常拝観出来ない非公開の文化財が

拝観出来ます。


東寺の特別公開で五重塔と小子房が拝観出来るので、以前に拝観した五重塔はパスして、

小子房のみ拝観しました。 小子房とはなんの建物なのでしょう?

(線の引いた字をクリックするとリンクしてわかります)

東寺は、1200年前、平安時代に創建された寺で、国宝金堂や、国宝五重塔が有名です。

境内は広く伽藍はスケール大きく、弘法市などで京都市民には身近な寺ですね!

小子房の名の由来は、後宇多野天皇が住み、御所にもなった場所ですが、隠居所の

名前とか! 昭和に入ってから、1934年に再建され、天皇などをお迎えする迎賓館

になっています。 

なるほど、御殿のような作りなのが、わかりました。

ふすま絵は堂本印象さんが42歳の時の作だそうで、墨絵のふすまは堂本さんが、

卓越した日本画家なのだと感じさせられました。晩年はピカソみたいな現代画に変わって

しましましたが、天皇の御座所のふすま絵は、堂本さんらしい色彩のふすま絵でした。


本坊、小子房の建物


小子房拝観入り口


看板


本坊


勅旨門のある前庭には鬼瓦が飾られていた。


天皇とその使いのみが通れる、勅旨門


庭は平安神社の庭を作庭した、7代目小川治兵衛の晩年の作庭


奥のある門は国宝蓮華門。  弘法大師空海が、高野山に去る時にこの門から出立した
時に、足元に蓮華(はす)の花が咲いたので、蓮華門と名づけられた、いわれがある!


小川治兵衛作庭の池です


南庭は枯山水の庭


「京の冬の旅」の非公開文化財の特別公開では、かならずガイドが居て、説明してくれます


天皇の御座所  ふすま絵は堂本印象作  内部は写真撮影禁止なので、看板からの
                     写真を撮りました。


小子房の前のある、講堂と国宝金堂。 巨大な伽藍です。


国宝五重塔