プロペラ機「YS-11」以来、約50年ぶりの国産機で、来年4―6月には試験飛行を実施する予定。開発費は1800億円。
MRJは米プラット・アンド・ホイットニー製の低燃費エンジンを搭載。機体の一部には軽量な複合材を使用し、最先端の空力技術を駆使して優れた経済性や低騒音を実現した。天井も高く、広くて快適な客室も特徴となっている。
初号機の座席数は90席クラスだが、北米市場で需要の高い70席クラスの機体設計にも着手している。三菱重の大宮英明会長は「欧州などで100席クラスも欲しいという要望がある」といい、機種のバリエーションとして100席クラスも検討していく考えを示した。
ANAが25機(確定受注は15機)、米スカイウエストは200機(同100機)などから受注を得ているほか、直近では8月に日本航空(JAL)が32機すべての購入を決めた。現在のMRJの受注総数は計407機(オプション184機含む)となっている。
小型ジェット機市場は今後20年間で5000機超が見込まれる中、三菱航空機はその半分のシェア、2500機の販売を目指している。同市場では、ブラジルのエンブラエル)、カナダのボンバルディアの2強がほぼ独占しているが、MRJは新技術で差別化を図り、さらなる受注獲得を目指す。
筆者も、航空宇宙産業には長年注目してきたが、ようやく国産の中型ジェット旅客機MRJの開発が進み、製造に向けた試作機が出来た、ここまで辿り着いた、と本当に嬉しく思う。
関係者の方々、支援して頂いた国や地域、部品製造されている各メーカーの方々などのこれまでのご尽力にこころから敬意を表したい。
また、MRJは2000mの滑走路での離着陸が可能で、従来の航空機に比べて2割燃費が工場していることなどの利点から、日本の政府専用機へ導入される計画もあり、防衛省・自衛隊などでも注目している。
日本の他の航空機メーカーも負けてはいない。
本田技研工業は、6人乗りの小型ジェット機「HONDAJet」を、エンジンを含めて自社開発し、売り込みを進めている。
川崎重工は、国産の哨戒機P-1と中型輸送機X-C2の技術をそれぞれ応用した中型旅客機と中型貨物輸送機の開発と販売を目指している。
富士重工業はこれまでの実績を生かした小型旅客機の製造・販売を目指している。
MRJが日本の航空宇宙産業への更なる発展の起爆剤になることを、心から期待しております。
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安倍首相の外交に凄みが増す日露外交と日米印豪の関係強化の行方とは?
10月18日にFNNが伝えたところでは、イタリア・ミラノで開かれていたASEM(アジア・ヨーロッパ会議)首脳会議が閉幕し、安倍首相は、日本時間の18日未明、帰国の途に就いた。
安倍首相は、ロシアやウクライナの首脳と会談したほか、中国を含む各国の首脳と相次いで接触し、グローバルプレーヤーとして、国際社会の平和と安定に積極的に関わる姿勢を強調した。
17日に行われた全体会合で、安倍首相は、ウクライナや中東をめぐる問題について、日本の取り組みを説明したうえで、「積極的平和主義の立場から、国際社会の平和と安定に積極的に貢献していきたい」と表明した。
このあと、取りまとめられた議長声明は、東シナ海や南シナ海での問題を念頭に、国際法に基づく紛争解決が重要だとしたほか、北朝鮮の拉致問題への懸念が初めて明記された。
また、安倍首相は、ロシアのプーチン大統領と会談し、対話の継続を確認する一方、ウクライナのポロシェンコ大統領とも会談し、新たに700万ドルの支援を行うことを表明した。
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