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北京冬季五輪は最早IOC憲章すら無視した政治ショー、それでも羽生結弦選手ら日本選手頑張れ!!

2022-02-06 00:00:00 | 報道/ニュース
2月4日に北京にて開会式が行われた北京冬季五輪。

これ、以前、2008年に北京で開催された北京五輪よりも遙かに酷くないですか??

正に、あの時よりも遙かに、遙かに、五輪が政治ショーになってしまいました。
中国国内ではこの厳冬期にエネルギーや食糧不足、そして新型コロナウイルス等の伝染病が蔓延しており、いくら強制的にPCR検査をして人員の移動制限や選別してもその感染拡大を阻止出来ていません。

更に、北京冬季五輪は最早IOC憲章すら無視した政治利用の悪行を繰り返しています。
台湾への圧力などは、そのほんの一例に過ぎません。

2月4日17時21分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「北京五輪の現実は「団結」より「断絶」 期待裏切る」の題で次のように指摘しています。

『「共に未来へ」。北京の街中では、冬季五輪の大会スローガンが各所に掲げられている。中国の習近平国家主席が掲げる理念「人類運命共同体」を反映したものだ。だが皮肉なことに、外交的ボイコットが相次ぐ北京五輪は、国際社会の断絶という正反対の現実を映し出す舞台となった。

4日夜、聖火が13年半ぶりに中国の国家体育場(通称・鳥の巣)に戻ってくる。だが、2008年夏季五輪の開会式に日米仏など約80カ国の首脳が並んだのとは異なり、今回の冬季五輪開会式に出席するのはロシアなど強権的な政治体制の国の首脳ばかりだ。五輪があらわにしたのは世界の「団結」ではなく、民主主義体制と権威主義体制の相克だ。

08年も、中国はチベットなどの民族問題や人権問題で国際社会から批判されてはいた。だが、現在との決定的な違いは、米国をはじめとする民主主義体制の国々が、当時は中国との協調によって政治体制を転換させていく「関与政策」を信奉していたことだ。国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長(当時)も、北京での五輪開催が「中国の社会的進化によい影響をもたらすと信じている」と楽観的だった。

しかし、このナイーブな期待は完全に裏切られた。習近平指導部は12年の発足以降、強権的な姿勢を強める一方だ。民主主義陣営が中国を「取り込む」どころか、習指導部は対極にある全体主義に邁進(まいしん)している。

なぜ、国際社会は見誤ったのか。習氏の個人的な特質が想定外だったためだろうか。むしろ原因は、中国の歴史に対する理解が欠けていたせいかもしれない。


「エリートと一般民衆を明確に区別する儒教思想や中華思想が根付いた地では、相互の不信感が強く、民主主義になりにくい」。京都府立大の岡本隆司教授は歴史家としての視点からそう指摘する。「共産党には、庶民がいつ寝返るかわからないという不信感があり、それは歴代王朝と同じだ」という。


習氏は先月、バッハIOC会長に「オリンピック・ムーブメントが提唱する『より団結』こそ現代に最も必要なことだ」と語った。たしかに習指導部は、愛国主義をあおることで国内の「団結」を図ってきた。一方で米国などの主要国は関与政策を捨て、中国への対抗と封じ込めにかじを切る。2つの体制間には今後、対立が深まる気配しかない。(北京 西見由章)』

正に、今の冬季北京五輪は中国にとって、かつてのオリンピック開催の歴史的ジンクス「開催後の凋落」の如く、孤立と破綻への道まっしぐら、でしょう!!

それでも、それでも、五輪参加の選手らには堂々と競技をして頂きたいし、特に日本選手団には頑張って頂きたいです。


同日22時18分に同メディアが「羽生結弦」の特集・連載項目にて、次のように指摘しています。

『フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)は4日開幕した北京冬季五輪で94年ぶりの3連覇に挑む。絶対王者にはもう一つ、成し遂げたい偉業がある。前人未到のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の成功だ。世界で誰も跳んでいない超大技は、昨年末の全日本選手権で成功の寸前までたどりついた。機は熟した。五輪の大舞台で全世界の視線をくぎ付けにできるか-。

北京の街が〝主役〟の登場を待ちわびていた。日本勢が3日、本番会場で初練習を行うと、中国メディアは「羽生の姿がない」と報道。日本選手団の記者会見でも質問が出るなど、別格の注目度を誇った。

19歳で初出場した2014年ソチ五輪は故郷の仙台を襲った東日本大震災を乗り越え、4年前の平昌五輪は3カ月前の右足首負傷を克服する圧巻の復活劇。大会後には、国民栄誉賞も授与された。

2連覇以降、羽生は「五輪」というワードを好んでは使わなくなった。06年トリノ五輪金メダルのエフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)にあこがれた少年は、14年と18年の五輪で金メダル獲得を思い描いていた。夢を実現させ、端正なマスクと抜群のスタイルで、競技の枠を超えた世界的スターへと上り詰めた。

「モチベーションは4回転半だけ」。平昌五輪直後に掲げたのは「3連覇」ではなく、4回転半の成功だった。「正直、平昌後の次のシーズンで降りられると思っていた」が、その難易度の高さに王者のもくろみは外れた。古傷の右足首にかかる負担とも向き合い、4年の月日が流れた。震災から10年が経過し、世界は未曽有の新型コロナウイルス禍に見舞われた。


北京五輪はくしくも、「4回転半ジャンプの成功」と「3連覇」が交わる場となった。超大技を初成功させ、ファンの期待に応えることを「僕の使命」と受け止めると同時に、「勝たなきゃいけない場所」とも言い切る。日本連盟のツイッターに3日、「さんっ!」と3連覇へ〝決意表明〟。北京のリンクに美しい放物線が描かれたとき、新たな伝説が生まれる。(田中充)』


本当に、羽生結弦選手の活躍に期待したいですね!!
ただ、羽生結弦選手ほどの超有名選手であっても、北京五輪の異常さは半端ではない現実があります。


同日17時00分にサンスポがwebにて「【ベテラン記者コラム(251)】羽生結弦はあれを持ち込めるか 問題だらけの北京五輪が開幕」の題で次のように厳しく指摘しています。

『北京冬季五輪が4日、開幕。昨夏の東京五輪は新型コロナウイルスの影響で史上初の1年延期など異例ずくめだったが、今回の北京五輪も別の意味で注目されている。

注目点の一つは食品だろう。ドイツの国立反ドーピング機構は1月、北京五輪に参加する選手に中国産の肉を食べないよう勧告した。現地では豚や鶏の成長を促進するため筋肉増強剤の使用が常態化しており、摂取するとドーピング規則に抵触する恐れがあるという。


選手は原則、選手村に居住し、村内の食堂を24時間利用できる。組織委員会は食材の安全に細心の注意を払い、各国の食文化にも配慮したメニューを用意する。東京五輪では完ぺきな遂行ぶりが高く評価された。北京の組織委も疑問を否定し胸を張っているが、さて。

東京五輪では、ある国が福島県産食材の利用に反発、自国食材による弁当を選手に配り、日本国民の不興を買った。しかし今回は各国とも、この国のような対応が避けられないかもしれない。


実は日本オリンピック委員会(JOC)も東京五輪では選手村外で選手に食事を提供していた。慣れ親しんだ日本食でリラックスしてもらうとともに、疲労回復やコンディション調整に資するためだ。2006年トリノ五輪から続く事業で、今回も実施される。JOCが食材の安全性に疑問を呈しているわけではないが、選手にとっては他の五輪以上に心強い存在になるだろう。

より重要な注目点は人権問題だ。香港の民主化運動弾圧以降、チベットやウイグル、南モンゴルが世界の注目を浴びるようになった。プロテニス選手、法帥氏の安否もある。ナチスドイツの祭典となった1936年ベルリン五輪と同様の〝黒歴史〟になるという見解が広まったのは大きい。

東京五輪以降、選手はSNSなどでのある程度自由な発言を許されている。だが、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは「北京では言論の自由が保障されていない。選手らは危険にさらされている」とし、中国の人権問題などへの抗議活動は控えるよう呼び掛けた。大会組織委は「中国の法律や規制に違反する発言は処罰の対象となる」と明言している。

通信の安全にも不安はある。組織委が健康管理のため関係者に登録を求めているスマートホン専用アプリについて、カナダ・トロント大の研究所はスマホ内の情報を盗み取られる可能性を指摘。弊紙の現地取材記者も専用のスマホを持参している。組織委と中国当局は問題ないとしているが、不安は払拭できない。

さて、中国当局はネット上でディズニーのキャラクター、クマのプーさんをブロックしている。習近平国家主席に似ていることから、主席を揶揄(やゆ)する際に画像が使用されたからだ。

フィギュアスケート男子で3連覇を目指す羽生結弦(27)=ANA=のプーさん好きはつとに知られ、演技後には黄色いぬいぐるみが雨あられと投げ込まれる。今回、一般客は入場できないが、羽生は愛用のプーさんのティッシュボックスカバーをリンクサイドに持ち込めるだろうか。それは国際映像で映し出されるだろうか。大きな注目点だと思っている。(只木信昭)』



北京冬季五輪は最早IOC憲章すら無視した政治ショー、それでも羽生結弦選手ら日本選手頑張れ!!



2月4日発行のサンスポ紙面
羽生結弦選手よ、技を極めよ!!


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