なんだかんだ、10月1日に首相に就任した石破茂首相は、型破りな言動をすぐさま行い、就任後、すぐに衆議院を解散、総選挙をするという大博打を打って出ました。
筆者としては、その選択もありかな、と感じていますよ。
何故ならば、石破茂首相は正直者だからですよ!!
10月4日10時00分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「「自民大乱」の予兆が見えた! 「悪党政治家」ではなかった石破茂 大手町の片隅から 乾正人」の題で「大手町の片隅から」「石破政権」の特集・連載項目にて、次のように伝えました。
『(前略)
やはり、石破茂は正直者だった。
人事は、会社でも役所でも最も難しい仕事の一つで、人事が下手な会社や役所は、衰亡してしまい、やがて消えてなくなる。だから、大企業でも中央官庁でもエリートが人事部に配属される。それでも誰もが納得する人事なんてあり得ないのは、言わずもがな。まして人事部のない永田町では、時の権力者の一存で大臣や党幹部が決まるため、選から漏れ、冷や飯を食わされた政治家の恨みは凄(すさ)まじいものがある。
(中略)
新首相は、暗殺された元首相・安倍晋三を「国賊」呼ばわりして処分を食らった村上誠一郎を重要閣僚に据え、最盛時には100人を数えた旧安倍派からは誰一人として大臣にも党四役にも登用しなかった。絵にかいたような「報復人事」で、ここまで徹底するとかえって清々(すがすが)しい。
もし、石破が「悪党政治家」だったなら、このような人事はしなかっただろう。「悪党政治家」とは、拙著「政治家は悪人くらいでちょうどいい!」(ワニブックス)で詳しく書いたが、「あらゆる手練手管を使って国家権力を握ろうとする強い政治家」のことである。吉田茂や岸信介、田中角栄といった政治家をイメージしていただきたい。
彼らが、いま新総裁に就任したなら人気のある高市早苗を幹事長に、小林鷹之を重要閣僚に起用して総選挙と来年夏の参院選を戦い、終わったところでお役御免にしていたはずだ。あるいは、40歳代の小林だけ抜擢(ばってき)し、ライバルの高市を孤立させる策を採ったかもしれない。
12年前の総裁選で石破に逆転勝利した安倍は、大嫌いだった石破を幹事長に抜擢して挙党態勢を演出して政権奪還に成功した。政権基盤が安定してから彼を幹事長ポストから追い出し、徐々に力を削いでいった。
そんな芸当は、彼にはできなかった。結果として「石破人事」は、自民党を完全に分断した。
旧安倍派はもちろん恨み骨髄だろうし、高市や小林の両陣営で積極的に働いた面々も政権にそっぽを向き、かつての石破のように「党内野党」として鋭い言葉の刃(やいば)を首相やその取り巻きに投げつけるだろう。
もし27日投開票の衆院選で、自民党が敗北すれば、党内抗争が激化するのは必至だ。だから、新総裁は党内融和に腐心すべきだ、という陳腐な能書きは言わない。
(中略)
他社のある先輩記者は、高市を「キワモノ政治家」と表現したが、自民党員の3割が支持した彼女は、もはやキワモノではない。
トランプばかりではなく、オーストリアでは、極右政党が第1党となり、フランスではルペンが大統領にあと一歩まで迫っているように、「自国第一主義」を掲げる政党や政治家が大きな支持を集めている。
自民党総裁選での「高市現象」は、富める者はより富み、貧しき者はより貧しくなっているグローバリズムの行き過ぎを是正しようという世界的潮流を反映したものだ。
来年、結党70年を迎える自民党に大乱の予兆がみえる。=敬称略(コラムニスト)
(以下略)』
石破茂首相は、日本の自主防衛体制確立、日米安保や地位協定改定論者、そしてアジア版NATO設立論者としても知られています。
そしてプラモデル等を含めて様々な分野にも詳しい、オタクな元銀行員、面白い政治家ですよ。
このユニークな面も是非、日本の国益の為に使って頂きたいですね。
石破茂首相は悪党政治家ではない!!正直者!!
10月3日、自民党の小野寺政調会長(左)や松本洋平氏(右)から総選挙の選挙公約について説明を受ける石破茂総裁・首相(中央)
出典:石破茂首相自身のX
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筆者としては、その選択もありかな、と感じていますよ。
何故ならば、石破茂首相は正直者だからですよ!!
10月4日10時00分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「「自民大乱」の予兆が見えた! 「悪党政治家」ではなかった石破茂 大手町の片隅から 乾正人」の題で「大手町の片隅から」「石破政権」の特集・連載項目にて、次のように伝えました。
『(前略)
やはり、石破茂は正直者だった。
人事は、会社でも役所でも最も難しい仕事の一つで、人事が下手な会社や役所は、衰亡してしまい、やがて消えてなくなる。だから、大企業でも中央官庁でもエリートが人事部に配属される。それでも誰もが納得する人事なんてあり得ないのは、言わずもがな。まして人事部のない永田町では、時の権力者の一存で大臣や党幹部が決まるため、選から漏れ、冷や飯を食わされた政治家の恨みは凄(すさ)まじいものがある。
(中略)
新首相は、暗殺された元首相・安倍晋三を「国賊」呼ばわりして処分を食らった村上誠一郎を重要閣僚に据え、最盛時には100人を数えた旧安倍派からは誰一人として大臣にも党四役にも登用しなかった。絵にかいたような「報復人事」で、ここまで徹底するとかえって清々(すがすが)しい。
もし、石破が「悪党政治家」だったなら、このような人事はしなかっただろう。「悪党政治家」とは、拙著「政治家は悪人くらいでちょうどいい!」(ワニブックス)で詳しく書いたが、「あらゆる手練手管を使って国家権力を握ろうとする強い政治家」のことである。吉田茂や岸信介、田中角栄といった政治家をイメージしていただきたい。
彼らが、いま新総裁に就任したなら人気のある高市早苗を幹事長に、小林鷹之を重要閣僚に起用して総選挙と来年夏の参院選を戦い、終わったところでお役御免にしていたはずだ。あるいは、40歳代の小林だけ抜擢(ばってき)し、ライバルの高市を孤立させる策を採ったかもしれない。
12年前の総裁選で石破に逆転勝利した安倍は、大嫌いだった石破を幹事長に抜擢して挙党態勢を演出して政権奪還に成功した。政権基盤が安定してから彼を幹事長ポストから追い出し、徐々に力を削いでいった。
そんな芸当は、彼にはできなかった。結果として「石破人事」は、自民党を完全に分断した。
旧安倍派はもちろん恨み骨髄だろうし、高市や小林の両陣営で積極的に働いた面々も政権にそっぽを向き、かつての石破のように「党内野党」として鋭い言葉の刃(やいば)を首相やその取り巻きに投げつけるだろう。
もし27日投開票の衆院選で、自民党が敗北すれば、党内抗争が激化するのは必至だ。だから、新総裁は党内融和に腐心すべきだ、という陳腐な能書きは言わない。
(中略)
他社のある先輩記者は、高市を「キワモノ政治家」と表現したが、自民党員の3割が支持した彼女は、もはやキワモノではない。
トランプばかりではなく、オーストリアでは、極右政党が第1党となり、フランスではルペンが大統領にあと一歩まで迫っているように、「自国第一主義」を掲げる政党や政治家が大きな支持を集めている。
自民党総裁選での「高市現象」は、富める者はより富み、貧しき者はより貧しくなっているグローバリズムの行き過ぎを是正しようという世界的潮流を反映したものだ。
来年、結党70年を迎える自民党に大乱の予兆がみえる。=敬称略(コラムニスト)
(以下略)』
石破茂首相は、日本の自主防衛体制確立、日米安保や地位協定改定論者、そしてアジア版NATO設立論者としても知られています。
そしてプラモデル等を含めて様々な分野にも詳しい、オタクな元銀行員、面白い政治家ですよ。
このユニークな面も是非、日本の国益の為に使って頂きたいですね。
石破茂首相は悪党政治家ではない!!正直者!!
10月3日、自民党の小野寺政調会長(左)や松本洋平氏(右)から総選挙の選挙公約について説明を受ける石破茂総裁・首相(中央)
出典:石破茂首相自身のX
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