ヘリウム、貴方も貴女も一度や二度、お世話になっているかと存じます。
筆者も、かなりお世話になりましたねえ。
バルーン気球とか、イベント等で使われる浮き上がる風船、そして分析機器類等に使用される、空気よりも軽い気体元素です。
ヘリウムに関して、ちょっと気になる記事を見つけました。
10月14日17時00分にレタスクラブがmsnにて、「1年で5万トン⁉地球が少しずつ軽くなっているって本当?」の題で次のように伝えました。
『(前略)
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。
(中略)
1年で5万トン⁉ 地球が少しずつ軽くなっている理由
国連が発表した「世界人口白書」によると、2011年に世界の人口は70億人に到達したと推計されており、2050年代には90億人に達すると予測されている。
このように地球の人口が増え続け、ビルなどの巨大建造物が次々に建てられていくと、さぞや地球自体の重量も増えているのだろうと思ってしまうが、それは大きな間違いだ。どれほど人間やモノが増えたところで、それは地球上にもともとある物質が形を変えただけに過ぎないため、地球全体の重量は変わらないのである。
ただし、地球の重量は毎年変化し続けている。宇宙空間に漂っている無数のチリが地球の重力に引き寄せられ、1年間に4万トンも降り注いでいるのだ。
では、地球は年々重くなっているのかというと、じつはその逆である。なんと、毎年5万トンずつ地球は軽くなっているのだ。
その大きな原因となっているのが、水素とヘリウムである。これらの元素は非常に軽いことから、地球の重力で引き止め続けることができない。その結果、毎年約9万5000トンの水素と約1600トンのヘリウムが、宇宙空間に逃げてしまっている。このほかにも、地球内部の核が消費するエネルギーにより、毎年約16トンの質量が減少しており、これらを合算すると、差し引き5万トンほど、地球は毎年軽くなっていることになる。
ちなみに、5万トンというとかなりの重さのように感じられるが、地球の質量の10京(けい)分の1(京は1兆の1万倍)と、微々たるものに過ぎない。そのため、いくら毎年軽くなっているとはいえ、当分地球が消えてなくなる心配はなさそうだ。
地球上の水素も当分尽きることはないが、ヘリウムだけはその量に限度があることから、将来的にとても希少価値のある資源になるかもしれない。
著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』
』
ヘリウムは米国と中国が世界生産の大半を占めており、冷却用や配管検査用、ハイテク製品の製造等にも用いられていますが、大気中に存在する濃度が極めて低く、かつ軽いが安定したガスなので、生産は天然ガスから分離するのが一般的です。
(社)日本産業・医療ガス協会によれば、液体の状態で、日本に年間約1000万m3以上が中東・米国等から輸入されている貴重なガス、と位置付けられています。
これが地球から年々逃げている、というのは本当に勿体ない!!(嘆き)
こうなれば、将来の事を考えるならば、月表面に水と共に存在が確認されているヘリウムをなんとか回収して仕入れる事も考えなければなりませんね。
地球から逃げるからヘリウムが減る訳だ、月から仕入れよう
地球のイラスト
出典:いらすとや フリー素材
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バルーン気球とか、イベント等で使われる浮き上がる風船、そして分析機器類等に使用される、空気よりも軽い気体元素です。
ヘリウムに関して、ちょっと気になる記事を見つけました。
10月14日17時00分にレタスクラブがmsnにて、「1年で5万トン⁉地球が少しずつ軽くなっているって本当?」の題で次のように伝えました。
『(前略)
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。
(中略)
1年で5万トン⁉ 地球が少しずつ軽くなっている理由
国連が発表した「世界人口白書」によると、2011年に世界の人口は70億人に到達したと推計されており、2050年代には90億人に達すると予測されている。
このように地球の人口が増え続け、ビルなどの巨大建造物が次々に建てられていくと、さぞや地球自体の重量も増えているのだろうと思ってしまうが、それは大きな間違いだ。どれほど人間やモノが増えたところで、それは地球上にもともとある物質が形を変えただけに過ぎないため、地球全体の重量は変わらないのである。
ただし、地球の重量は毎年変化し続けている。宇宙空間に漂っている無数のチリが地球の重力に引き寄せられ、1年間に4万トンも降り注いでいるのだ。
では、地球は年々重くなっているのかというと、じつはその逆である。なんと、毎年5万トンずつ地球は軽くなっているのだ。
その大きな原因となっているのが、水素とヘリウムである。これらの元素は非常に軽いことから、地球の重力で引き止め続けることができない。その結果、毎年約9万5000トンの水素と約1600トンのヘリウムが、宇宙空間に逃げてしまっている。このほかにも、地球内部の核が消費するエネルギーにより、毎年約16トンの質量が減少しており、これらを合算すると、差し引き5万トンほど、地球は毎年軽くなっていることになる。
ちなみに、5万トンというとかなりの重さのように感じられるが、地球の質量の10京(けい)分の1(京は1兆の1万倍)と、微々たるものに過ぎない。そのため、いくら毎年軽くなっているとはいえ、当分地球が消えてなくなる心配はなさそうだ。
地球上の水素も当分尽きることはないが、ヘリウムだけはその量に限度があることから、将来的にとても希少価値のある資源になるかもしれない。
著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』
』
ヘリウムは米国と中国が世界生産の大半を占めており、冷却用や配管検査用、ハイテク製品の製造等にも用いられていますが、大気中に存在する濃度が極めて低く、かつ軽いが安定したガスなので、生産は天然ガスから分離するのが一般的です。
(社)日本産業・医療ガス協会によれば、液体の状態で、日本に年間約1000万m3以上が中東・米国等から輸入されている貴重なガス、と位置付けられています。
これが地球から年々逃げている、というのは本当に勿体ない!!(嘆き)
こうなれば、将来の事を考えるならば、月表面に水と共に存在が確認されているヘリウムをなんとか回収して仕入れる事も考えなければなりませんね。
地球から逃げるからヘリウムが減る訳だ、月から仕入れよう
地球のイラスト
出典:いらすとや フリー素材
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