ウィークデイである。年配者ばかりである。男女半々といった
ところか?若い俳優・瑛太の演技も光った。歌舞伎役者海老蔵の
目力、ベテラン役所広司と皆凄い迫力だった。
まさにこれぞ日本映画、カンヌ国際映画際出品、世界の最高賞部門
20作品に堂々選出である。
わが人生、男として海老蔵の「正義」、瑛太の「家族」、役所の
「名誉」と何か一つでもいい、命をかけて守ることができるだろうか?
これは時代劇であるけれど、日本人に今必要なものがこの映画から
伝わってくる、怒り、家族愛、そして優しさが・・・。
この映画を見る前、「人生下り坂、最高?」これで納得していたが?
瑛太の切腹シーンさぞ痛いだろうなあ!見ているだけで痛くなった。
武士はこんなに痛くても、格好良く死ぬのだ。
監督・三池崇史、前作大傑作「十三人の刺客」に続いて、偉大な作品に
真正面から挑み、堂々と乗り越えてみせた、これぞ正しい時代劇
アップデート!(映画館パンフレットより)